愛猫の健康と幸せを育む
猫育×アニマルレイキ
猫育&アニマルレイキの先生、湯浅裕子です
先週4月7日は、特別なお猫さま
Grayの3回目の命日でした。
私は人生で2度のペットロスを経験し、
もう2度とペットは飼わないと固く
心に決めていました。
が、
ご縁があって譲り受けた保護猫。
推定生後2か月のGrayでした。
それから20年6か月を共に過ごし、
子猫から看取りまでを経験することで
色々な学びをくれました。
飼い主に忠実な犬に比べ、自由奔放な猫は
飼い主から自立していて、一定の距離を
置くものと思っていました。
ところが、警戒心が強い本能はあっても
心を許せば、しっかりと信頼してくれます。
その信頼を得られたときの至上の喜びは、
さらに猫愛を加速させます。
Grayは家中のドアを開けられました。
ジャンプして、ドアの取っ手に両手をかけ、
後ろ脚を揺らすことで、ドアというドアを
自在に開けていました。
犬のように、投げたものを取りに行き、
咥えて持ってくる遊びを好みました。
普段は声を出さないのに、嫌な時、
何か要求があるときには、ニャーと鳴いて
コミュニケーションする猫でした。
弟猫の茶々丸を引き取ると、
最初は気に入らなかったようでした。
茶々丸を誘って外に出て、
自分だけすぐに戻って来る策士でも
ありました。
思っていた以上に猫は賢い動物です。
生後2か月から20才8カ月までの猫生で
常に「今、ここ」を生きている様を
見せてくれました。
老齢期の体調不良時でも
置かれた状況で、じっと生きている様は
気高く、最後まで弱音を吐くことなく
生き抜きました。
自分ならきっと
「痛い、苦しい、」などと騒いだり、
周囲に八つ当たりしたに違いないと
思います。
しかしGrayは、
先のことを不安に思ったり心配せず、
過去を後悔することもせず、
ただただ「今、ここ」を生きていました。
自分もそうありたいと思ったものです。
Grayが慢性腎不全になったことで、
アニマルレイキに出会い、
猫の手作りごはんを作り、
歯磨きなどを行うようになり、
今の活動に結び付いています。
アニマルレイキで
慢性疾患の進行を遅らせることが
できること、
手作り猫ごはんで、踏ん張る力が
ついたこと、
歯磨きで口内状態を改善でき、
最後までごはんを食べられていた
ことで、
同じお悩みを持つ飼い主さんに
役立つのではないか、と思うように
なりました。
今の私があるのは、
Grayを始めとする先代猫たちの
おかげです。
Grayと過ごした20年6か月は、
新しい世界を知ることができた
幸せな時間でした。
もし、Grayを引き取らず、
その経験していなかったらと仮定すると、
その年月は、魅力のないつまらないものに
思えます。
私たちが思っている以上に
猫は私たち飼い主に幸せや気づきや
色々なギフトを贈ってくれていることに
気づかされました。
私は普段、過去を振り返らない方ですが、
Grayの命日は、どっぷりGrayの思い出に
浸っています。
うちの子になってくれてありがとう。
幸せな時間をありがとう。
と感謝を伝える日だからです
最後までお読みいただきありがとうございました。