2013(ウル虎の夏) | 虎松ツヨシの阪神タイガース私設博物館 猛虎の兜

虎松ツヨシの阪神タイガース私設博物館 猛虎の兜

阪神タイガース伝統のレプリカキャップコレクションを展示
その歴史を探究する。


(ミズノ社製)

交流戦での復刻ユニフォームや期間限定デザインのユニフォームなど、いわゆるサードユニフォームでファンを楽しませてきた阪神タイガースの新たな試みが「ウル虎の夏」と題し2013年から始まった。これは球団独自の企画で期間中、選手はもちろんのことファンも同じ専用のユニフォームを着て夏のゲームを盛り上げようという超太っ腹企画で、球場来場者にはレプリカジャージが無料配布される。通常のチケット代金でレプリカジャージが貰えてしまうというだけあって、毎年この期間中のチケットは早い段階で売れ切れてしまう。



専用ユニフォームのデザインは、阪神タイガース改名以来キャップに刻まれてきた頭文字を組み合わせたHとTのマークを伝統の縦縞ユニフォームの左胸に採用した大胆なデザインとなっていた。阪神タイガースが交流戦を除く公式戦ホーム用ユニフォームでTigers以外のレターを使用したのは戦時中以来となる。

さて帽子のデザインはおなじみの黄黒帽と言いたいところだが、詳しく見ると新デザインでウル虎仕様となっている。配色こそ通気孔の穴かがり、天ボタンが黒の2007年〜2011年モデルの黄黒帽なのだがツバの裏地からツバの先端に向けて変化があった。



2007年〜のモデルではツバの裏地はグレーを使用していたのに対し2013年ウル虎キャップの裏地は黒で、ツバの先端までその生地を使用している。そのため正面から見ると黒のバイザーラインのような効果をもたらしていた。



(ツバの先端は黒色となっている)



レプリカキャップは従来品の代用ではなく、ウル虎の夏用に新たに作製している。そのため販売個数は極めて少なかった。仕様はミズノ独自のメッシュ地で後頭部のアジャスターはスナップタイプを採用している。

(スナップ式アジャスター)


画像出典元:阪神タイガース/デイリースポーツ/日刊スポーツ/スポーツニッポン/サンケイスポーツ/スポーツ報知/中日スポーツ/ベースボール・マガジン社