【第1回】マニック・ストリート・プリーチャーズを聴いてみた | ぐれむりんの気ままなブログ

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Manic Street Preachersは、

1990年にデビューしたイギリス(ウェールズ)のロック・バンドです。

Manic Street Preachersと書いて、マニック・ストリート・プリーチャーズと読みます。通称はマニックスです。

 

本国イギリスでは「国民的ロック・バンド」と呼ばれるくらい高い人気を誇るバンドで、2024年の現在も精力的に活動を続けています。

 

メンバーは、

ジャームス・ディーン・ブラッドフィールド(ボーカル&ギター)、ニッキー・ワイヤー(ベース&ボーカル)、ショーン・ムーア(ドラムス)の3人、そして、初期マニックスのパブリック・イメージを決定付けたイケメン・カリスマのリッチー・エドワーズ(リズム・ギター)という幼馴染4人組です。

※リッチーは、バンドが成功を手にする直前の1995年に突然失踪し、現在も行方不明(法的には死亡宣告)のままです。

 

【ご注意下さい】

このブログは、あくまでマニックス・ファンによる思い出話し(記憶や思い出補正含む)が中心の「誰得?」な妄言ブログです。なので、実際のバンドの経歴等は公式サイトやウィキペディアで各自ご確認ください……スミマセン。

 

このバンド、実は……

僕が(自称)CDコレクターになる切っ掛けになったバンド、だと、自分では思っています。

今現在、僕のCDラックには彼らの作品が、アルバム&シングル合わせて60枚並んでいます。※先日数えてみました。

 

僕がマニックスを聴き始めたのは、1994年に発売された彼らの3rdアルバム「ホーリー・バイブル」だったのですが、当時の僕は洋楽を聴き始めて3~4年の「洋楽初心者」でした。

 

衝撃的な作品でした。

 

当時は今のようにスマホもSNSもYoutubeも無い時代……、って言うかインターネットが無い時代です。今のようにお手軽に音楽を聴ける環境が無かった時代です。

そんな時代に聴いた「ホーリー・バイブル」は、僕にとっては正に今まで聴いたことの無い音楽に聴こえました。

 

例えば、ビートルズのように一聴しただけで「曲が良い」と思えるバンドや、ニルヴァーナガンズ&ローゼズのように「分かりやすいカッコ良さ」のあるバンドとは違います。

 

何が良いのか分からない。

それなのにカッコ良い。

 

静かなる狂気。

 

陰鬱なのにポップ

無機質なのにキャッチー

淡々としているのにメロディアス

 

まるで氷で出来たカミソリのような音楽。

それが「ホーリー・バイブル」を聴いて最初に感じた感想です。

 

その後、すぐにデビュー作の「ジェネレーション・テロリスト」と2ndアルバム「ゴールド・アゲインスト・ザ・ソウル」も購入して夢中で聴いたのですが、伝説の「4REAL」事件や「デビューアルバム解散宣言」などはそこで知ることとなりました。

 

そして、僕が(自称)CDコレクターになる切っ掛けとなった、「大量のアルバム未収録楽曲」の存在です。

 

マニックスはこれまでにアルバム14枚とメンバーのソロ作3枚の計17枚の作品を発表しているのですが、僕のiTunesライブラリーの中には合計350曲以上の楽曲が入っています。

 

単純計算しても、アルバム30枚分に匹敵するような曲数です。それくらい、アルバム未収録楽曲が多いバンドです。

 

その理由はズバリ、シングル・カップリング曲の存在です。

 

マニックスがデビューした90年代はCD全盛の時代です。

 

当時、洋楽初心者の僕が驚いたのは、邦楽と洋楽の「シングル曲」の扱いの違いでした。

 

日本では「新作アルバムの先行曲」としてシングルが発売されるのに対し、海外では「アルバムの人気曲を後出しでシングル化」というのが一般的でした。

 

どうやらこれは、日本と海外の音楽市場の違いのようです。

 

マニックスがスゴイ、と言うか、働き者だと言われていたのは、アルバムからカットされたシングルには必ず「アルバム未収録楽曲」を付けていたことです。

 

その結果……

先日発売された「ライフブラッド」の20周年記念盤には、「オリジナル盤収録曲12曲」に対し「未収録曲12曲」という、まるっとアルバム1枚分に匹敵する未収録曲が存在する結果となりました。しかも、未収録曲がアルバム曲に匹敵するクオリティ……と言うか、明らかにアルバム曲を凌ぐ名曲が満載です。

 

僕が所有するマニックスCD60枚のうちの多くは、アルバム未収録曲を聴きたくて購入したシングル盤だったりします。

 

まあ、今は、シングル盤を購入しなくてもホトンドの楽曲を聴ける時代になりました。※配信ではなく……です。

 

実はマニックスは、2009年に「日本独自企画」として、紙ジャケ仕様で1st~8thアルバムに「アルバム未収録曲ほぼ全部詰め2枚組」としてアルバムがリイシューされています。※ただし期間限定発売のため現在は入手困難なものが多いです。

さらに、現在はアルバム「20周年記念盤」企画で、1st~7thアルバムが「アルバム未収録曲ほぼ全部詰め」状態でリマスター再発されています。※こちらも過去作品は品薄状態になってます。

 

ちなみに、3rd、4th、8thの「記念碑的作品」3枚は「10周年記念盤」がレア曲満載でリマスター再発されました。

 

さらに……

オリジナル盤も2009年からは「通常盤」と「デラックス盤」の仕様で発売されています。ただし(?)2009年発売の「ジャーナル・フォー・プレイグ・ラヴァーズ」と、2010年発売の「ポストカーズ・フロム・ア・ヤング・マン」のデラックス盤(デモ音源収録の2枚組)は輸入盤仕様で、日本国内盤に収録されたボーナス・トラックが未収録だった……はずです。※僕が国内盤とデラックス盤の2枚を別々に購入しているから……なのですが、スミマセン、昔すぎてハッキリ憶えてません。

 

ついでに言うと、10周年記念盤の8thアルバム「センド・アウェイ・ザ・タイガーズ」には、オリジナル盤に収録されていた楽曲「アンダードッグス」が未収録だったり、デビュー・アルバム「ジェネレーション・テロリスト」の再発盤(リイシュー盤、20周年リマスター盤含め)には92年日本盤のボーナス・トラック「死の展望」が未収録だったり、※「アンダードッグス」と「死の展望」はオリジナル盤、紙ジャケ2枚組盤以外には未収録です。版権の問題でもあるのでしょうか?リアル・タイムで購入したアルバムでしか聴けない楽曲もあったりします。

 

そりゃあ……CDが60枚もあるわけです。

って言うか、僕がコレクションしているCDの中では、チバユウスケさん関連の作品に次ぐコレクション枚数です。

 

……と、言っても、どちらもコレクター魂に火が点いて「収集した」というわけではなく、ずっとファンで聴き続けていて、気が付いたら膨大な数のCDが集まっていたって感じなのですが。

 

う~ん、それにしても。

改めて気が付いたのですが、今まで30年も聴き続けてきた大好きなバンドの作品紹介※勝手に命名「○○を聴いてみた」シリーズをなぜ今までしなかったのか?

 

それは多分、マニック・ストリート・プリーチャーズに衝撃を受けて聴き狂っていたのが「インターネットの無い時代」だったからだと思います。

 

あの頃は、ブログではなくリアルで「これ、むちゃくちゃ良いから聴いてみてっ!」って友人に紹介しては「……何かパッとしないバンドだね」なんて辛辣な意見を返されていた、記憶が……。

 

ってことで、次回からは「マニック・ストリート・プリーチャーズを聴いてみた」と題して、全アルバム紹介をしよう(かな?)と思っているので、興味のある方は、是非、マニックスを聴いてみて下さいね。

 

 

 

 

ちなみに、現在2024年5月現在、アメブロのYoutube埋め込み機能が原因不明のエラーで使用できなくなっているらしく、楽曲の紹介(視聴)ができません。

 

機能が復旧したら、改めて動画を埋め込みたいと思います。