スウェーデンの
エクストリーム・メタル・バンド
前回に引き続き、アルバム紹介ですが……
今回はライブ作品2作をご紹介です。
2010年に発売された「ALIVE」
2014年に発売された「THE OPHIDIAN TREK」の2作です。
実を言うと……僕は
ライブ・アルバムがキライなのです。
小学生のお子様がピーマンやニンジンが嫌いなように、僕はライブ・アルバムが嫌いなのです。
そんな僕がなぜ、メシュガーのライブ作品を購入したのか?
一番の理由は……
![]() |
Ophidian Trek[CD+Blu-ray]
1,154円
Amazon |
CD2枚+ブルーレイの3枚組なのに
価格が2078円と破格だったからです。
上記アマゾンのリンクは価格1154円となっていますが、これは海外の出品者によるもので、アマゾン価格だと5213円になります。
でもなぜか、僕が購入した時は、アマゾン販売・発送の新品(輸入盤)が2078円になっていたんです。
更に「ALIVE」は、中古で2000円で購入することができました。
![]() |
アライヴ [DVD]
5,965円
Amazon |
こちらも、通常価格が6000円近い商品なのに、かなり安価で購入できたのです。
ちなみに、この「ALIVE」は、DVD+CDの2枚組と、CDのみの2種類が販売されてますのでご注意を。
![]() |
アライヴ
2,158円
Amazon |
さて、ライブ作品が嫌いな僕がメシュガーのライブ盤を2作とも買ったのには、価格の他にも別の理由があります。
それは、メシュガーの楽曲(オリジナル・アルバム)は、何気にフェード・アウトで終わる曲が多いってことです。※フェード・アウトとは、曲の最後が音が小さくなって消えていく終わり方ですね。
これ、ライブだとどういう演奏(終わり方)をするんだろう?
そんな疑問をもったからです。
更に、「メシュガーのCDは1000回以上聴いている」と豪語するメシュガーファンの方が、彼らのライブ演奏はスタジオ盤と遜色ないくらい正確な演奏をするって、何かのサイトにレビューしてるのを読んだことです。
聴いてみました。
聴いてぶっ飛びました。
なんじゃこりゃ~です。
ファンの方が言ってる通りでした。
全ての演奏が、スタジオ盤と遜色ないくらいのクオリティです。
特にドラムスの機械的なまでに正確な演奏は鳥肌ものです。
特に、2014年の「THE OPHIDIAN TREK」に関しては、観客の歓声がなければ新録のスタジオ盤と言われても信じちゃいそうな演奏です。
「ALIVE」は、若干、ボーカルの声が硬い印象です。
スタジオ盤ではフェード・アウトで終わっていた楽曲も、まるで違和感無くキッチリと最後まで演奏しています。
あまりにも違和感が無いので、これがオリジナル盤だったっけと思っちゃうくらいです。
ここまでスタジオ盤に近い完璧な演奏を聴かされると、逆にライブ感が無くなって面白味が無い……なんて思うかもしれないですが、メシュガーのライブ盤はスタジオ盤より音の厚みや迫力が数段上なので、逆にスタジオ盤を聴いた時に「あれ?何かショボくない?」って違和感を感じるようになっちゃいます。
ただ、唯一、残念だったのは……
初期の古い曲が演奏されていないことですね。
それでも、ライブ盤が嫌いな僕が何度も繰り返して聴いちゃうくらいカッコいい作品です。
多分、これは選曲が良いせいもあると思います。
※ただし、「THE OPHIDIAN TREK」の最後の曲、「THE LAST VIGIL」はほぼ聴いてません。理由は……静かなインスト曲だから。
「ALIVE」は選曲がイマイチ…なんてレビューも見かけますが、僕的には何も悪くないって感じです。ほぼ全曲、破壊力抜群のメタル・ナンバーで占められてますもの。
逆に「THE OPHIDIAN TREK」はCD2枚組というボリュームのため、後半のキャッチ33からの選曲でちょっとダレてしまうかも……。
ちなみに、映像に関しては……ALIVEは未視聴です。
THE OPHIDIAN TREKは流石にブルーレイだけあって映像が綺麗です。そして照明がスゴイっ!
演奏にシンクロするようにバンバン照明が点滅します。
ただし……演奏してるのは、むさ苦しいロン毛のオッサンとスキンヘッドのオッサンです。むさ苦しいオッサンが、バンバン点滅しまくる照明に合わせて観客を煽ってます。
ただ……複雑怪奇なリズムを前に、観客は「どのリズムに合わせて頭を振ればいいか」困惑しているように見えますね。
流石、メタル界屈指のヘッドバンギングしにくいバンドだけのことはありますね……。