MP3の音質ってどう? | ぐれむりんの気ままなブログ

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今回はちょっとマニアックなお話です。

 

皆さんはCDからスマホやiPodに音楽を入れる時のエンコードの設定って、どうしてますか?

 

は?イキナリ専門用語?ウザッ!って思った方もいると思いますが、もうちょっとだけお付き合いください。

 

……いや、実際はかなり長い話になると思うので、かなり長い話にお付き合いください。

 

実はですね、最近、MP3でエンコードすることを覚えたのです。

MP3と言っても、「マジでPする3秒前」の略ではありません。

※Pの内容については各自ご想像下さい。

いやぁ~、広末さん、お若いですね~。

 

は? ナニ言ってんのオッサン?

意味分かんないし?

下ネタかよっ!?

って女子高生の皆さんの冷たい視線を感じたのですが、気のせいですか? も、もしかして、平成生まれの女子高生は「MK5」を知らない?

 

マジかっ!

MajiでKono曲知らない秒前ですかっ!?

 

ええと、つまり、MP3です。

圧縮音源のMP3ですね。

 

今回、MP3のエンコード設定については下記のサイト、

ENJOYPCLIFE.NETさんの記事で勉強させていただきました。

https://enjoypclife.net/2013/07/28/itunes-cd-ripping-mp3-windows-7-8/

 

もちろん、MP3は知ってます。

音楽データの圧縮形式のことですよね。

ただ、僕は携帯音楽プレイヤーはずっとiPodを使っているのです。

ず~っとApple製品を使っているため、今までMP3形式のデータって扱ったことがなかったんですね。

 

ナンでAppleだとMP3使わないの?

はい、実はApple製品の場合、デフォルトの圧縮設定がMP3ではなくAACになっているのです。

 

……さあ、どうしましょう?

どんどんマニアックな話になってきました。

このまま話を続けてもいいでしょうか?

もちろん「ダメよダメダメ~」って言われても話は続けるつもりで……

……え?

このギャグも、今の女子高生は知らない???

 

ええと、つまり、どういうことかと言いますと……

音楽データの圧縮には色々な種類があるってことです。

 

なんか難しい話が始まったなあ……

そんなふうに思った方も多いと思いますが、実はそんなに難しい話じゃないんです。

圧縮設定で有名なのは、以下の4つでしょうか。

 

MP3=世界基準

AAC=アップル製品基準

WMA=マイクロソフト(ウィンドウズ)製品基準

ATRAC=ソニー(ウォークマン)製品基準

 

こんな感じです。

 

つまりですね、圧縮形式に色々な種類があるのは、アップルやマイクロソフトやソニーが、自分たちが作った商品用に専用の圧縮形式を作っちゃったからなんです。※信じるか信じないかはあなた次第です。

 

ついでに、圧縮しない音楽ファイルで有名なのは

 

WAV=CDの音に使われる形式

FLAC=ハイレゾに使われる形式

 

これくらいです。

 

僕が今までMP3形式のデータを使ったことがないと言ったのは、ず~っとiPod(アップル製品)を使ってたから、音楽データを圧縮する時はアップル製品基準の「AAC形式」を使っていたからなのです。

※問題点は、AACはアップル製品にしか使えないことですね。

 

だったら、MP3なんて使わなくていいじゃん?

 

はい、僕もそう思ってました。

「今までも、そしてこれからも」って、どこかの企業広告のキャッチコピーみたいな言葉ですが、僕は、「今までも、そしてこれからも」ずっとiPodを使うと思います。これは、僕がアップル信者だからとかではなく、ただ単に、使い慣れているからです。それだけの理由です。

 

じゃあ、どうして?

突然、MP3を使う気になったのか?

 

実は、ただの気まぐれです。

 

今日の晩ご飯はカレーにしようと思って近所のイオンに買い物に行く途中、びっくりドンキーの看板を見かけて急にハンバーグが食べたくなったから今夜はハンバーグよって、そんな感じの気まぐれです。

いや、シェフの気まぐれサラダと同じかもしれません。

 

AACとMP3って、どっちの音が高音質なんだろう?

そんなことをふと考えて、んじゃ、今まで使ったことがないMP3を使ってみようかな~って思ったのが切っ掛けでした。

 

実は僕は、今まで圧縮形式はずっとアップルロスレスを使っていたのです。

 

え、ナニよそれっ!

アップルの圧縮形式はAACだって言ったじゃないっ!

あなた、あたしのこと騙してたのね、コノ浮気モノッ!

 

ま、待ってくれ、違うんだ、彼女はただの会社の後輩で……、な、何でもないんだっ!

 

そんな泥沼の圧縮昼ドラのような展開になりそうな新キャラクターの登場です。アップルロスレスです。

 

彼女の登場で人間関係が更に複雑に……

じゃなかった、圧縮形式の種類が複雑になった気がしますが、名前を見てもらえば分かるように、これもまた、アップル製品専用の圧縮形式なんですね。

 

僕の使ってる圧縮形式を並べてみると

 

WAV

アップルロスレス

AAC

 

この3種類です。

 

WAVは、無圧縮の元のデータ

アップルロスレスは、可逆圧縮と呼ばれる高音質な圧縮データ

AACは、可逆圧縮と呼ばれる圧縮データ

 

可逆圧縮と非可逆圧縮の違いは、圧縮を解凍した時に、圧縮前のWAVと同じ状態に戻せるか、戻せないかの違いです。

 

圧縮って言葉に騙されちゃダメですよ。

AACやMP3のような「非可逆圧縮」は、データを圧縮しているのではなく、不要なモノを切り捨てているのです。

俺たちは腐ったミカンじゃないっ!ってヤツです。

学校に不要な問題児は退学させてしまいしょうってな感じで、人間の耳に聴こえない音はデータから削除しちゃいましょうって方法です。

そしたら、ほら、データが軽くなったじゃない。

それが、非可逆圧縮です。

可逆(元に戻すこと)は非(できない)な圧縮なのです。

 

彼女と別れて……気がつきました。

大切な物は、無くして初めて気がつくんだなってことに。

そして、無くしたものは、二度と元には戻らないんだってことに。

 

若さゆえの過ちです……。

AACやMP3は、若さゆえの過ちであって……。

 

……おっと、話が逸れました。

 

 

僕が普段使ってるアップルロスレスは、データを棄てない圧縮形式なのでCDと同等の高音質なデータなのですが、データを棄てない分、とにかく容量が大きいのです。

 

そのために、最近、256GBのiPodタッチ買ったじゃんっ!

 

そうなのです。

そうなのですが、元々、携帯型音楽プレイヤーというのは、AACやMP3のような圧縮データを扱うことが前提で作られた機器なのです。

……って、誰かが言ってました。

 

WAVやアップルロスレスのような大容量の音楽データの再生は機器に負担がかかる……って、誰かが言ってました。

お前は糸村かっ! って、誰かが言ってました。

僕に3分だけ時間をください。

 

LiveTunesで音飛びするのが気になっていたのです。

LiveTunesは、スマホ用のライブ音響シミュレーション・アプリです。

価格120円だったと思います。

 

おいおい、たった120円のアプリでライブ音響が再現できるはず……

な、なんだこれっ!

マジでライブを聴いてるみたいな臨場感じゃないかっ!

しかも、観客の歓声まで再現されているっ!

 

って、そんなアプリです。

 

CDから取り込んだデータなら、普通に再生できます。

ストリーミングの再生はできないと思います。

 

実はこのLiveTunesで大量の楽曲を聴くと、再生が不安定になることがあるのです。

LiveTunesはその仕様上(?)、データの読み込み→再生って動作を繰り返すアプリなのです。※たしかそうだったはずです。

連続再生する曲が多くなると、その分、アプリの容量が増えていく仕様だったはずです。※アプリを終了すると元に戻ります。

 

アップルロスレスだと、負担が大きいのかな?

そんなことを勝手に考えてました。

 

そこで思い立ったのが

せっかく256GBの大容量iPodタッチを買ったのだから、お気に入りのバンドは、アップルロスレスとAAC(MP3)の両方を入れりゃいいじゃん。

……でした。

 

それじゃ、AACで……ん?

って言うか、AACとMP3って、どっちが良いの?

そもそも、どちらの方が高音質なの?

 

ってことで、このブログのタイトルに戻る→

そんな感じなのです。

 

色々と調べてみました。

MP3って圧縮形式はかなり昔からある形式のようです。

さすがは世界基準の圧縮形式です。

 

AACはアップルがMP3の代わりに自社で作った圧縮形式で、MP3より新しい形式なので、容量も音質もMP3より優れてるそうです。

ただしっ!

ビットレートが高くなると、MP3の方が高音質だって記述が……。

 

は? ビットレート?

仮想通貨の一種?

分かるように説明しろよオッサンッ!

 

そんな女子高生のお怒りの声が聞こえてきそうなので、説明させていただきます。

ビットレートというのは、1秒間に入っているデータの量です。

よく「128kbps」とか「256kbps」とか書かれてるアレです。

 

……いや、だから、その「アレ」がよく分からんのですよ。

その「アレ」の違いってナンなのよ?

 

ええと……

それはですね……

 

例えば、アップルミュージックが採用してるのは「256kbps」です。

「256kbps」の音質なら、CDの音と区別がつかないくらい高音質な音で音楽を聴けるそうです。

 

確か、坂本龍一さんが「256kbpsでやっと音楽として聴ける音」と言ったとか言わないとか、そんな話がありました。

プロの音楽家は、「256kbps」以下の音は、音楽とは認めていないってことですね。

 

AACとMP3の最高ビットレートは「320kbps」ですね。

つまり、「320kbps」で音楽を取りこめば、圧縮音源の最高音質ってことでいいのですね?

 

……そこで、僕が困ったのは

ビットレートが高くなるとMP3の方が高音質って情報です。

 

う~む、AACとMP3のどちらで取り込めばいいのか?

 

考えました……。

湯船に浸かりながら考えました。

「デオコってボディ・ソープ使うと、女子高生みたいな匂いになるって本当なのかな?」

そんなことをボンヤリ……

……じゃなかった、AACとMP3のどちらがいいの?

 

女子高生の匂いに包まれながら、考えてみました……。

※ただのジョークなので「おまわりさんコイツですっ!」って通報するのはご遠慮ください。

両方使ってみりゃいいじゃんっ!

女子高生匂の中から、そんな啓示が降ってきました。

 

さて、問題は……MP3の変換方法です。

何やら、AACには無い設定がチラホラ含まれているのです。

 

変換自体は、iTunesの設定を変えれば簡単にできます。

僕がiTunesに取り込んでる「アップルロスレス」データを「MP3」に変換するだけです。

 

手始めに、使い慣れた「AAC」に変換してみました。

そこで気がついたのです。

ダメだこりゃっ!

 

AACって、アップルロスレスと拡張子が同じなんですね。

 

同じ名前のデータが2つ、できちゃいます。

こんな感じです。

「デオコは女子高生の匂い.m4a」

「デオコは女子高生の匂い1.m4a」

「おまわりさん、コイツです」ってフォルダの中に、同じ名前の楽曲データが2つ入っちゃうことになるのです。

 

何がダメなのか?

職業病ですっ!

僕の美学ですっ!

男のコダワリが、これを許さないのですっ!

 

ひとつのフォルダの中に、拡張子の同じ同名ファイルが存在するなんて、そんなの許せないっ!

 

デザイン業に携わっている方にはご理解いただけるかもしれません。

 

こりゃあもう、MP3一択しかないな。

変換してみました。

MP3のエンコード設定については下記のサイト、

ENJOYPCLIFE.NETさんの記事を参考にしました。

https://enjoypclife.net/2013/07/28/itunes-cd-ripping-mp3-windows-7-8/

 

iTunesのプレイリストに「MP3」って名前を付けました。

 

変換したのは

「メシュガー」「カンニバル・コープス」「The Birthday」「マキシマム・ザ・ホルモン」の4つです。

 

 

 

 

容量的には、アップルロスレスの時は「3GB」くらいの容量だったのが、「1GB」くらいまで容量が減ってます。

それ以上に、iPodタッチへの転送スピードが速いことに驚きました。

あっと言う間に「同期」が終了しました。

 

アップルロスレスの時は、意外に転送に時間がかかってたことを改めて実感しました。

 

聴いた感想は……

うう~む、違いが分からない

ハッキリ言って、オッサンの僕の耳では、MP3(320kbps)とアップルロスレスの音は、どちらも同じに聴こえます。

 

今まで散々「圧縮音源(AACやMP3)の音なんて聴けるかよ」ってバカにしていたのに、実際に聴いてみると……

ち、違いが分からない。

 

ダバダ~、ダ~バ、ダバダ~、ダバダ~

違いの分かる男、ネスカフェ・ゴールド・ブレンド

 

20代の頃は、僕も違いの分かる男だったはずなのに……

 

……え?

このギャグも、今の女子高生には分からない?

 

※ちなみに、上記にリンクを貼ったネスカフェの「バリスタシンプル」ってコーヒーメーカーは、会社で使ってるのを見て、マジで自宅に欲しいって思った至極の逸品です。

 

今回、MP3の圧縮音源を聴いてみて改めて思いました。

PCのiTunesに取り込むデータは、今まで通りアップルロスレス一択だけど、iPodタッチに入れるデータは、MP3でイイね。

※AACは名前が重複するので却下。

 

【注意】

今回のMP3の音質テストは、すでにモスキート音も聴こえなくなったオジサンが行っているものなので、10代&20代のパンクロッカーの皆さんにが行った場合、「ぜんっぜん違うじゃね~かふぁっきゅ~っ!」ってなっちゃう場合があるのでご注意くださいね。