デス・エンジェル「ヒューマニサイド」 | ぐれむりんの気ままなブログ

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勝手気ままな★備忘録★レビュー

アメリカのサンフランシスコ出身、ベイエリア・スラッシュ・メタルを代表するバンドのひとつ、

DEATH ANGELの9枚目のアルバム

HUMANICIDEを購入したのです。

英語じゃ分かり難いのでカタカナで書きますと

デス・エンジェルの新作「ヒューマニサイド」です。

カタカナで書くとオシャレ感が一気に減少してコテコテのメタル・バンド臭満載になっちゃうバンドです。

僕は最初、デス・エンジェルって名前を聞いてアメリカの暴走族※ハーレーに乗った皮ジャンマッチョ軍団的なモノを想像しちゃいました。

 

おい、ちょっと待って、どうなってんの?!

驚いたことに、CDが発売されて2ヶ月近く経っているのに、アマゾンには一件もレビューが投稿されていません……。

Humanicide Humanicide
1,159円
Amazon

輸入盤には、英語の書き込みがあり、概ね高評価のようです。

 

僕は、アマゾンではなく、タワーレコードオンラインで輸入盤を購入しました。

そりゃあそうでしょっ!

邦盤は日本語解説と歌詞が封入されるだけで1000円近く価格が上がっちゃうんだもの……どんだけボッタくってんだってお話です。

しかも発売当初、輸入盤には収録曲情報が表示されてなかったのです。※アマゾン&タワレコ同様でした。

邦盤には収録曲が表示されてました。

そこには、ボーナス・トラック収録って書かれてました。

 

実はこれ、輸入盤にも収録されてるボーナス・トラックです。

 

偶然かもしれないけどコレ、邦盤ボーナストラック詐欺に思えてしかたないですね……。高価な邦盤を売る為に、あえて輸入盤に楽曲表示をしなかったのか? そんな気がしちゃいます。

 

ボーナス・トラック扱いの楽曲の詳細は不明ですが、確かに、他の収録曲とは毛色が違うタイプの楽曲なので、バンド側があえてボーナス・トラック扱いにして収録したのかもしれません。

 

ただ、作品の内容自体は詐欺じゃありません。

2000年代に復活して以降のデス・エンジェルが好きなら普通に高評価な作品だと思います。

いや、正直、あまりにもデス・エンジェルすぎて新作を聴いている気になれないくらい、そのまんまデス・エンジェルです。

死天使国原英夫って呼んでも違和感が無いかもしれません。

は?イミフ?って思った女子高生は、ご両親に「そのまんま東」って何なんって聴いてみてください。

 

Youtubeの楽曲を聴いてもらうと分かる通り、デス・エンジェルって名前から想像するようなデス声なメタルではないデス・エンジェルです。

僕的には、メタルの中では聴きやすい部類のヴォーカルだって思ってます。エクソダスのようにバイキンマン歌唱だと好みが分かれちゃうけど、デス・エンジェルのような正統派歌唱は聴きやすくていいですね。

 

サウンドは典型的なベイエリア・クランチのスラッシュ・メタルです。

ザクザクと高速で刻むギター・リフが特徴のメタルですね。

公式にギター演奏の動画が公開されてますね。

これぞベイエリア・クランチのギター・リフです。

※ベイエリア・クランチと呼ばれるのは、アメリカの海沿いのエリアから登場したメタル・バンドがザクザク刻むギターリフ(クランチ)を多用してたからそう呼ばれているそうです。日本で言う渋谷系とかと同じ発想ですかね。

 

こんなカッコいいサウンドなのに……

アマゾンのレビューがゼロなのは何故なのでしょう?

若者のギター離れ?

若者のメタル離れ?

若者のCD離れ?

いや、単に……デス・エンジェルが人気がないの?

それとも、彼らはメタル・バンドではなくハーレーに乗った皮ジャンマッチョな暴走族って思われてるのかも……?

 

ご注意ください。

デス・エンジェルはマッチョな暴走族じゃなく、おっさんメタル・バンドです。