習い事の選択に関して | 船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

英語教育に携わり23年。その甲斐あって、ネイティブ並みに洋書を読む小学生、英検1級合格の中学生、英語で難関大突破と、嬉しいご報告を続々頂きます。
――かたや「日本人の英語力、依然としてアジア最下位」の現実。
英語教育を天職だと光栄に思い、まだまだ奔走します!

習い事には順番と優先順位があります。

 

ピアノ、スイミング、そろばん、英会話、

 

最近では、プログラミング、実験教室、料理体験、

 

公園遊びでも、三輪車からストライダー、

 

シーズンスポーツなら、スキーにスノボ、

 

出来れば、ピアノだけじゃなくてバイオリンもやらせたいし、

 

リトミックなんかも良さそうだし。

 

最近では、ラグビーなんてのもあるらしい。

 

ボーイスカウトに入れると自立の精神が身に付くし、

 

でも、友達と遊ぶ時間も欲しいし、

 

英才教室も気になるし・・・。

 

繰り返しますが、習い事には順番と選択と環境があります。

 

いくつか法則がありますね。

 

まず、Aが出来ていないうちに、Bを与えても意味がありません。

 

次に、で、全部やろうとしても効率が悪いので、いかに絞り込むのかが大切です。

 

最後に、本人のやる気を待っていたら何も始まりません。

 

順番と選択、そして環境です。

 

順番に関しては、本人の理解力を育てるコトが第1です。

 

論理思考が出来ない子に,表面的なプログラミングをさせても効率が悪い、

 

というか、論理が逆です。

 

論理思考が出来るから,プログラミングが出来るんです。

 

論理思考をするためには、物事を論理的に考えられるだけの思考力が必要。

 

その思考力のベースとなるのが,世の中に物事に対する理解力です。

 

そして、理解力のベースとなるのが言語能力です。

 

つまり、習いごとを始める前に、様々な概念を理解出来るだけの言語能力を育てる。

 

いろいろ理解出来るようになったら、ピアノなり、英才教室なりを与えてみる。

 

あっという間に理解して,どんどん能力を高められます。

 

次に選択です。

 

知育、徳育、体育、食育、などと呼ばれますが、

 

私の考えでは、

 

まず、ことばの教育、同時に身体能力を育て、音感を身につける。

 

コレが、ベースです。

 

ただ、それだけだと物事の量が分からない。

 

因みに、科学の基本は量を測ることです。

 

これは、数学をやりなさい、ということではありません。

 

いくら筆算の練習や文章題を解いても、

 

量の感覚は身に付きません。

 

嵩ともいいます。

 

この嵩の感覚を身につけるのには、実体験が必要で、

 

ボーイスカウト、料理、化学実験などがあります。

 

やりたいことはたくさんある。

 

でも、全部は出来ませんので、選ばなければならない。

 

ことば、身体能力、音感と嵩を身につける取り組みを絞り込んで取り組むと効率がよい。

 

最後に、環境ですが。

 

「知らないモノは存在しない」

 

これが、基本です。

 

「知らない」ということは、その「概念が存在しない」事です。

 

これほど ‘nice’ なことはないでしょう。

 

因みに、英語の ’nice’ の語源はラテン語の ‘知らない’ です。

 

私は、知識を知恵より優先させる考え方の持ち主ですが、

 

その根拠は、「知らない」ことは「無」に等しいので、

 

まず、知ることを重要視していることに拠ります。

 

つまり、、、

 

我が子の未来のためには「コレが必要だ」と考えたら、

 

その概念を積極的に体験させることが必要なのです。

 

 

 

 

まとめると、、、

 

言語力を高めて、世の中のことを様々理解出来るようになったら、

 

取捨選択した習い事を

 

積極的に与えていくこと、です。