英語の授業は英語で・・・ | 船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

船津洋 『子どもが英語を話しだす』 ~英語教育のために、今日も東奔西走!~

英語教育に携わり23年。その甲斐あって、ネイティブ並みに洋書を読む小学生、英検1級合格の中学生、英語で難関大突破と、嬉しいご報告を続々頂きます。
――かたや「日本人の英語力、依然としてアジア最下位」の現実。
英語教育を天職だと光栄に思い、まだまだ奔走します!

今春から、

英語の授業は英語で行うことを基本とされた日には、

先生も生徒も訳が分からなくなるんじゃないの?

そもそも日本の学校英語教育で教えられる英語は

普段使い出来るモノではありません。

だから、中高と6年かけても実用的英語なんか身につかない。

「昭和の英語教育論争」だったかなんだったかで、

「学校英語は実用的英語力を育てるモノではなく、

英語という未知の言語を通して知的格闘力を育てる云々・・・」

なんて意味不明の議論が交わされたわけで、

つまりは、学校英語を学んでも実用英語は身に付かない、

というのが英語教育界では暗黙の了解だったはず。

それをいきなり、(←まぁ、いきなりではないにせよ)

実用的な英語を身に付けるために、の名の下、

英語の授業は英語で、と言われても、、、。

そもそも、英語の先生方は文法を教える先生が大半で、

実用的に英語を使える先生は少数派でしょう。

実用的に英語を使えない先生が英語を使って授業をする。

これって、ハードルが高すぎます。

中学レベルの英語を学んだ子達が、

英語で行われる英語の授業、

しかも、文法英語の先生の口から発せられる英語の発音、

(↑アルファベットの正しい発音すら学ぶ機会がないこの国の英語教育制度の中で育った先生達ですから、英語の発音が出来るわけがないんです。)

さらには、英文の表現が全て正しいとは限らない中で、

(↑英語アタマではなく日本語アタマで作った文章を訳した英語しか話せないであろう先生方ですからね。)

どれ程レベルの高い英語力を身に付けることが出来るのか・・・

英語の授業を英語で実施する準備なんか、

整っていないのに・・・。

で、TOEFLが大学受験に必須化されるわけでしょう。

それで、うまく行くんでしょう、、、たぶん。

頭の良い人たちの考えることは、

難解すぎて僕なんぞには理解できませんY(>_<、)Y

あ、でも頭の良い人たちがアメリカでの失敗を敢えて真似した

「ゆとり」君は撤回されたようだから、

この「英語の授業は英語で」とか「TOEFL」も撤回されたりして、

形骸化したりして、、、。

努力目標になる、とか・・・。

う~ん、、、まぁ、いいかぁ。(;´Д`)ノ

あ!

ちなみにうちの幼児英語レッスンは全部(ほぼ)英語でやっていますよ♪