おつかれちゃん。

ここ数日、なんとなく血糖値が安定傾向になってきてちょっと嬉しい。
梅雨明けなのでやはり気候や気圧が影響してたんでしょうかね?



猫の血圧測定ってまだまだ消極的な動物病院も多くて、それでもここ数年でなんとか少しづつ実施してくれるようになってきた感じがします。

ハンパなく抵抗する子もいますけど、正確に測れないとかゴチャゴチャ言わずにとりあえず測ってみてから考えればエエと思っています。

自宅で測れる動物用の血圧計なんかもあります。
いくつか種類があり、価格も15,000円前後から50,000円前後と様々。

オロゴンに使っている血圧計は購入した時よりも20%くらい値上げしてます。
お試しが出来るように動物病院でレンタルできれば有難いですよね。

 


詳しくは過去記事『動物用血圧計 PES-1700』↑を見て下さい。

最近は別の機械もアマゾンで買えるみたいで、なんとなくそっちの方が良さげに見えますが・・

Pepure 獣医用電子血圧計
ウェアラブルペット血圧計


これらの動物用の血圧計ですが、一般家庭用の血圧計で主流になってる“オシロメトリック法”っていう方式の機器で、計測はちょっとシビアです。

動くとエラーが出たりちゃんと測れなかったりする事も多々あるんですが、高血圧ならあれば役立つアイテムなので、ある程度暴れない子ならオススメです。

高血圧って見えないところでジワジワとダメージ与えるので早めに対処したい。
で、高血圧になったら原因によってちょっと対処が変わってきます。



原因は腎臓病や心疾患、副腎腫瘍や糖尿病など様々ですが、「甲状腺機能亢進症の場合」「甲状腺機能亢進症では無い場合」では投薬で少し注意が必要。

《甲状腺機能亢進症の場合》

T4が下がると血圧も下がる事が多いので、まずはチロブロックやメルカゾールなどの投薬で数値を下げます。

 

いきなりテルミサルタンやアムロジンで対処する必要はないですし、テルミサルタンだと副作用でクレアチニンが上昇する場合もあるので注意が必要です。

《甲状腺機能亢進症では無い場合》

この場合は基本的にテルミサルタンやアムロジンなどの降圧剤で対処しないとダメで、ある程度長期間の投薬になります。

高血圧と言っても原因は様々で併発疾患の有無で対処も変わるので、血圧の数値だけじゃなく色々検査して身体の状態を見極めて対処したいところです。



いずれの場合も投薬による下がりすぎに注意する必要がありますが、腎臓病が併発している場合はこれまたちょっと注意が必要です。

血圧を下げる事で血流も弱くなると腎パネル(腎臓病の数値)が上昇したり、腎虚血(腎臓の血液供給量の低下)による腎臓病の悪化が起こる場合があります。

さらに腎臓病の場合は純粋な腎機能低下による高血圧症が一般的ですが、腎動脈狭窄による血流低下から腎臓の“誤認識”による過剰レニン分泌の高血圧症もあります。

その場合、血圧を下げるお薬よりも、血流を良くするお薬の方が有効な場合もあるので獣医さんとよく相談してくださいませ。

腎臓病でラプロスが効く子と効かない子がいるのはここら辺も関係してるのかもしれませんね・・・知らんけど。


いずれにせよ、数値と状態のバランスが重要なので、投薬の量や種類、目標数値の検討は慎重に行ってくださいねー



ちなみに我が家のオロゴンの場合、糖尿病と甲状腺機能亢進症と初期腎臓病があるので当然高血圧症も発症しております。


3月の血液検査でT4が基準値を超えて“5.5”になりましたが、BUNは基準値少し超えの“36.6”で、クレアチニンは基準値内の“1.89”、血圧は自宅で180オーバー。

 

獣医さんとしては「T4を下げると血流が減り腎臓病が進行するのでT4は下げずにアムロジンで血圧だけ下げにいく」という考えでした。

 

しかしその後、血圧は下がったものの他の数値は変わらずでモヤモヤ。
やはり僕的には根本的に考え方が違うので方向性の変更を提案しました。

血圧を下げるためのアムロジンは増量せず、甲状腺機能亢進症対策を優先してチロブロック増量でT4を下げる提案をしました。

様子見の結果、案の定BUNは“47.4”に上昇しましたが、T4は基準値内の“3.4”でクレアチニンも基準値内の“1.65”、血圧は自宅で140~150前後。

T4が高いと血糖値のコントロールが難しくなるので、糖尿病の場合はやはりT4は低い方がいいと思います。



これでええねん。

欲を言えばもうちょっとBUNは下げたいところですけど、夜中と朝方にガッツリご飯食べた後の数値なので、まぁ、エエかな?って。

獣医さんの言うようにT4を高めで維持することで血流が増えてBUNの数値は下がりますが、それは腎臓病が良くなっているのではない疑似的な数値。

 

あくまでもまずは“今現在”の腎臓の状態を知り、過剰な負荷を与えず対処するのが大事だと個人的には考えています。


もちろん、血圧やT4を優先しすぎて腎血流低下による腎臓病の悪化は避けないとダメなので、バランスをとってダメージを最小限にしていかないとね。

いろいろ病気を抱えてて高血圧まである場合、定期的なモニタリングと状況に合わせた投薬によるバランス調整が世話人に課せられた使命かと。

頑張ってる世話人のみなさん、なんとかなるさ大丈夫。

全てのニャンコ達に穏やかで優しい時間が流れますように☆


では、ごきげんよう~