2024年の4月下旬。
私たちは、フロリダ州オーランドへのバケーション旅行に出発しました。
それは、1月下旬に楽しんだプーケット旅行に続く、今年2回目の海外旅行です。
滞在先は、昨年と同様のオーランド・ヒルトン・タスカニーヴィレッジ。
今回の旅行には、フロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールドを遊びまくるという大前提がありますから、いつものようにノープランでのんびり過ごすというスタイルとは異なります。
最後最後の最後まで、かなり濃蜜にハードな体験となったのです。
オーランド・ヒルトン・タスカニーヴィレッジは、基本的にはタイムシェア・コンドミニアムであって、ホテルではありません。
その利用は昨年に続いて2回目ですが、フロリダWDWとの位置関係と、施設の豪華さから、最初の利用で大満足していたコンドミニアムでした。
ヒルトンにおける私たちのタイムシェア所有権は、ポイントに換算すると13440ポイントになります。
今回は、そのうちの5280ポイントを使ってタスカニーヴィレッジのスタジオルームに21泊の予約をしました。
実はそれには、ヒルトンが昨年の11月に期間限定で実施したブラックフライデー特別割り引きを利用したという経緯がありまして、通常であればこの時期の3週間滞在には7680ポイントが必要となるところを、約30%offで予約する事が出来たのです。
これによって残りのポイント数は8160ポイントとなり、その残高でハワイのヒルトンに、夏の8泊を予約しました。
つまりは、ヒルトンのタイムシェア権利だけを使って、2024年はオーランドに21泊とハワイに8泊で、合計約1ヵ月間の海外滞在が可能となったという事です。
ヒルトンのタスカニーヴレッジは、海には遠い場所であるものの、リゾートコンドミニアムの環境としてはハワイアンヴィレッジの上をいってるんじゃないかと思うくらいに豪華です。
その名称の『Tuscany』は、日本語読みをすると『トスカーナ』であり、イタリアの高級リゾート地をテーマとした環境が創造されているのです。
そのような豪華な施設でも、ポイント利用ではハワイよりも低い設定となっているのが不思議なところで、如何にハワイの物件価値が高いかという事が如実に分かる事例だと思います。
今回の、私流に考えたタイムシェアのお得な利用術を、特別公開いたしましょう。
.①ヒルトンのブラックフライデー割り引きサービスを逃さず利用する。
.②滞在期間優先で考えるなら、1BRではなくて、二人部屋のスタジオルームを予約する。
.③その旅行時期によって一泊あたりの必要ポイント数が異なるので、滞在する地域のオフシーズンを狙って、ポイントの安い時期と季節環境の両方を考慮しながら、適切な判断で旅行を計画する。
日本のゴールデンウィーク期間は、アメリカでは旅行オフシーズンです。
特にフロリダであれば、灼熱の夏と ハリケーンの秋と 酷寒の冬という季節環境がありますから、5月~6月にかけては気候も穏やかで、最も過ごし易い時期であると言えるでしょう。
これが6月下旬に入ると、アメリカのサマーバケーションが始まりますから、フロリダWDWなどは激混み期間となるので、私たちはその前を狙ったという訳ですよ。
フロリダ州のオーランドには、数々の有名大規模レジャーパークが存在します。
その中でも、何と言ってもナンバー1に圧倒的な存在感を示すのが、フロリダ・ウォルト・ディズニー・ワールドでしょう。
少々困ってしまう表現として、『フロリダのディズニーランド』という認識をお持ちのケースもみられますが、フロリダWDWに『ランド』という場所はありません。
最も有名なテーマパークだけでも、マジックキングダム、アニマルキングダム、ディズニーハリウッドスタジオ、エプコット の四つがあり、その他の数あるレジャーパークやショッピングタウンやゴルフパークなどもディズニーの直営ですから、それら全てのレジャー施設にオフィシャルのテーマホテルを含めると、ディズニーだけでもオーランドに莫大な敷地を占有している事になります。
オーランドの税収も、ディズニーのお陰様で超莫大な額になっているらしいですけどね。
今回のオーランド滞在は、3週間の全日がタイムシェア権利の利用ですし、タスカニーヴィレッジの宿泊はリゾートフィーも無いので、宿泊経費としては予約手数料の64ドルだけです。
往復のエア代は、デルタ航空利用で一人約13万円。
旅行予算の大半を占めるのは、パークチケット代となりました。
私たちは、3週間の滞在中に9日間を4大テーマパーク入園に充てるつもりで計画し、その他にもディズニースプリングスや、シルクドゥソレイユや、オーランドプレミアムアウトレットなどへ行こうと思っていたので、今回の旅行では、かなり綿密なスケジュールプランを立てなければなりませんでした。
ディズニーのパークチケットは、その時期や訪れるパークによって料金が異なります。
1日チケットは140ドル~170ドルほどになりますが、5日間以上のマルチディパスを買うと、料金が格安になるシステムとなっています。
例えば、ガイドブックの参考料金表では、8ディパスで762ドルと表示されていますが、それに1日をプラスして9ディパスにしても料金は16ドルしか増えないので、1日換算ではパークチケット代が約86ドルとなり、ロングステイの有利さをフル活用する事が出来るという訳です。
4大テーマパークに各2回づつ行くと8デイパスが必要となる訳ですが、16ドルの追加料金でもう一日増えるなら、それは安いものですよ。
ちなみに、ガイドブックの料金表はあくまでも参考価格であって、実際には変動します。
最も安く買えるのはミッキーネットで、支払いを指定銀行振り込みにする事ですが、ミッキーネット利用ならばクレジットカードによる支払いでも窓口よりは割り引き価格で購入する事が出来ます。
また、オーランド市内にあるチケットセンターでもパークチケットを買う事が出来るのですが、それはディズニーのオフィシャルではないので、看板の表示価格は安く出ていても、実際には割り高となる事が多いようです。
海外バケーションは、円安を抱えた今の日本人にとっては辛いレジャーとなりますが、そういった状況だからこそ いろんな工夫が必要になると思います。
私たちは、ディズニーのパークチケットはスタンダードのベーシックチケットだけにして、ホッパーなどのオプションは買いませんでした。
もしもそれを買ったとしても、現実的に一日で複数のパークを渡り歩くのは無駄が多いし、体力的にもそれは出来ないと判断したのです。
東京ディズニーランドとディズニーシーくらいの近い位置関係で、限られた範囲に二つのパークがあるといった環境ならばいざ知らず、フロリダWDWの4大テーマパークは、オーランド市内の広範囲に亘って分散されて存在するのです。
パーク巡りも、昨年の反省から三日以上の連続入園は止めにしました。
二日間をパークで遊んだら、一日は休養日にしてヒルトンでのんびり過ごすか、周辺でショッピングなどを楽しむという事にしたのです。
そういった滞在スタイルのバケーションを楽しむためには、やはり基本となるのがロングステイです。
私どもの場合は、物件価格が安くて日本経済が円高だった時代にタイムシェアを買っていた事が幸運で、最高に有利な付加価値となっております。
従って、今の円安で維持管理費を支払っても、年間に1か月の豪華な滞在が出来るのであれば断然に安い海外旅行だと言えるのです。
その予算では、今なら一般ホテルでも1週間の宿泊がせいぜいでしょう。
もちろんそれは、使い方の工夫次第ですけどね。
旅行プランが整ったなら、あとは実際に出発するだけ。
それでは、ご一緒に出掛けましょう!
ふみ&桃レンジャーの、フロリダ州オーランドでディズニーパーク満喫旅行記 の始まりです!