4週間のハワイ滞在最終日は金曜日でした。
その時点での滞在先はヒルトン・ハワイアンヴィレッジ。
金曜日の夜となれば、お決まりのイベントが開催されますね。
それは、私どものバケーションハワイのフィナーレでもありました。
夕暮れ時のヒルトンビーチ。
西の水平線に日が沈む。
ワイキキ沖の水平線には、雲が棚引く日が多いです。
その雲のマットを通過して、太陽が海へと落ちて行きます。
棚引く雲は空の彼方。
水平線は地球の彼方。
そして太陽は、宇宙の彼方に存在するのでありました。
サンセットクルーズの客船が、ワイキキ沖に停泊しています。
つまりは、人間の営みがそこに在るという事ですよ。
沖合まで出なくても、海岸線から眺めるサンセットも美しい。
燃え上がる太陽は、地球に有難き恩恵を与え続けてくれる存在です。
その太陽が沈んでも、明日があるから素晴らしい。
ワイキキのサンセットは、ワイキキ同様に混沌としていました。
本日のヒルトンビーチは、夕暮れになっても人の集まりが増えるばかり。
大勢の人たちが、同じ方向を見ながら待機しています。
パラダイスプール前のコンクリートフェンスにには、ずらりと並んで腰掛ける人のラインが出来ていました。
この時刻になると、露店販売のエアグロウが売れ行き好調となり始めます。
前のブログ記事でもご説明しましたが、ABCストアで買えば1セットに8個のエアグロウが入って10ドルほどなのに、この露店では1個が6ドル以上で売られているのです。
ま、そりゃぁ8個も不要だというのならら、1個6ドルで買うのもその人の自由でしょう。
でも、このエアグロウを初めて見る子供が欲しがってねだるので、親がどうしようもなく買うというパターンも多いようです。
そんな時に、こそっと近付いて行って、『ヒルトン内のABCストアで安く買えるよ!』と、こっそり耳打ちしてあげると、大抵の親御さんはその情報に大喜びしていますよ。
そんなこんなで日が暮れて、ダウンライトがぼんやりと輝く時刻となりました。
ヒルトンのメインタワーサイドでは、オープンテラスを貸し切りしてプライベートパーティを楽しむ人たちの姿も見受けられます。
更には中央ガーデンで、ハワイアン・ディナショーも開催されておりました。
バイキングブッフェ方式の食事を楽しみながら、優雅なフラダンスに酔いしれます。
近年のワイキキでは、ロックやラップミュージックばかりが聞こえるハワイとなっておりますが、こういう場合に楽しむのは、やはりハワイアンミュージックが良いですねぇ。
ディナーショーの方は終焉の迫る時刻となりました。
ヒルトンの宿泊タワーでは、出て来る人と入り込む人の交差が激しく混雑してきます。
おやおや、これはまた同じコスチュームのガール集団が、かなり酔っぱらっているかのような大賑わい。
何だかよくは分かりませんが、こういう場合のオヤジは危うきに近寄らずがよろしいようで、大騒ぎするのは花火の方で楽しもうと思います。
一旦は、自室に入って着替えを済ませ、部屋のベランダから中央ガーデンを見てみると、ハワイアンディナーショーがフィナーレで盛り上がっておりました。
バイキングブッフェの食事は無いものの、ステージの方は無料で見られるというマイホームの環境がお得です。
そして、再び出て来たヒルトンラグーンビーチ。
レインボータワーを向かい側に眺める位置に、拠点の場所を確保しました。
こういう場合は、ヒルトン宿泊者が優先的に座る場所を確保できるのは当然でしょうね。
この状態を日本の花火大会で表すならば、地元民の指定桟敷席みたいなものですよ。
そして、ハワイのヒルトンお馴染みの、フライディナイトのファイヤーワークが始まります。
花火の時間は5分程度と短いものの、打ち上げが始まった花火の切れ目はありません。
まさに、行きつく島も無ければ息つく暇も無いってな感じです。
ドンドン・パチパチ・ドンパチ・ドンパチ!”
打ち上げの仕掛けの拠点も目の前です。
私たちにとっては、ハワイ滞在最終日の夜の花火大会。
それは、既にハワイでは有名なイベントで、ヒルトン宿泊者以外の人たちでも自由に見られるという太っ腹の大サービス。
ヒルトンの粋なサービス精神に感謝です。
ヒルトンの花火を、ヒルトンラグーンビーチのサイドに座って眺めます。
動画は、その時の私たち目線ですよ。
どうぞ、一緒に現場に居る気になってお楽しみください。
日本の花火大会に比べると、情緒的な深みは薄いような感じですが、とにかく派手に打ち上げられます。
そもそもに、毎週のイベントですから準備だって予算だって相当でしょう。
カスタマーサービスと観光地ハワイへの貢献度は、金儲け主義のマリオットに勝っていると思いますよ。
エキサイティングで、素晴らしい思い出です。