コオリナのパラダイスコーヴの海で遊んでから、そろそろ帰ろうという事になりました。
快晴のお天気に恵まれた日の穏やかな凪の海は、干潮の時間とも相まって、幼児でも安全に楽しく過ごす事が出来たのです。
前回に訪れた時には、行きも帰りも同じルートの自動車道を通っていたのですが、今回は久しぶりに、帰りは海岸線伝いに第1ラグーンまで行ってみる事にします。
それは、丁度この時が干潮で、波も穏やかだったからの判断でした。
孫たちにしてみれば、帰りも海で泳いだままに行けるという楽しみもあったようです。
コオリナの海は、自然の環境が色濃く残ったままでありながら、人のレジャーとしても十分に楽しめる場所なのですよ。
もうそろそろ、海遊びは終了です。
これからマリオットへ帰るのです。
それでも孫2号は、浮き輪ボートに乗ってプーカプカ。
このまま浮き輪ボートに乗って、パパに引っ張ってもらおうという作戦です。
もしもシュノーケリングが出来るなら、海中では綺麗な魚が泳ぎ回る世界を見る事が出来るのです。
見た目にお茶目なハコフグも、チョロチョロと泳いでいました。
今回は、ウミガメの姿は見当たりませんでしたが、別にウミガメ探しをしていた訳でもなく、単純にシュノーケリングを楽しんでいただけですからね。
ウミガメなら、きっと近くの海底に居るでしょう。
そういう海域なのですよ。
干潮で浅瀬となった岩海岸ですが、孫1号はシュノーケリングをしたままに、帰途に就いているのでした。
これから向かう方向は、南に位置する第1ラグーンです。
水深は、深い所でも大人なら腰の高さくらいのものですが、海底の岩がゴツゴツしているので、素足で歩くのは危険でしょう。
いっその事、泳いで行った方が楽なのですが、荷物を持っている場合にはマリンシューズを履いて歩くしかありません。
荷物は大人が持つとして、孫1号は泳ぎながらで、孫2号は浮き輪ボートに乗った状態の帰り道が、楽しさ倍増のアトラクションとなっていたのでありました。
ま、ね。 そう言う私はと申しますと、実のところは海岸線の石垣の上を歩いていましたから、高台から海行く我が家族を見守りながら、写真撮影していたのですよ。
海岸線沿いの石垣が途絶えた所で、再び砂浜のビーチに出ます。
この場所もまた、ちょっとした入り江の自然海岸となっていて、その入り江の向こう側にはフォーシーズンズホテルが見える位置です。
このまま南へビーチを歩いて行くと、第1ラグーンのフォーシーズンズホテル裏側へ出るルートなのですが、ここでちょっとしたハプニングに遭遇しました。
なんと!” 私たちの行く手に、モンクシールが寝ているではありませんか!
今日はウミガメには出会わなかったけれど、モンクシールにバッタリ出会った帰り道。
あららら・ら"...。
ひょっとして、これってルートが塞がれているという事でしょうか?
ヤバいですね...。
3歳の孫2号は、思案中の私たちを見て、ちょっと怖くなったようです。
パパに抱っこで安全確保。
こういう時には、やっぱりパパが頼りでしょうねぇ。
なんたって彼は、日本をも救うレスキュー隊員ですから。
孫1号への指導事項は、出来る限りモンクシールを遠ざけながら、静かに黙って通り過ぎる事!
問題は、ビーチの先が狭くなっているという状況です。
もう少し砂浜が広かったら、それほど大した事でもないのですけどねぇ...。
このモンクシールが、もしも子連れの母親だったなら、こういった場合は引き返した方が賢明です。
でも、大抵のモンクシールの出産期は6月くらいに終わっていて、夏場は寝てばっかりといった習性がほとんどなので、私たちは安全を確保しながら、静かに通り過ぎる事にしました。
思った通りで、モンクシールは文句も言わずに寝てますよ。
ウミガメと同様に、基本的には呑気な動物なのですねぇ。
寝てばっかりのハワイアン・モンクシール。
繰り返し打ち寄せる波だけが、忙しなく時間を費やしていました。
いやはや、本日は水生動物には遭遇しないと思っていたのに、私たちが行く先にモンクシールが寝ているなんて、全く予想もしていませんでした。
こういった出来事は、孫たちにとっては『これがハワイだ!』と印象付ける、強烈なインパクトとなった事でしょう。
そうなのです。ハワイと言えばショッピングにレジャーアクティビティといったイメージを持つのではなく、日本には無い自然への体験こそが、何よりの心のお土産となるのだと思います。
岩海岸伝いに歩いて来た帰り道。
それはそれで、いろんなドラマがあるから面白いですね。