連休を避けたGoToがお得だった | ふみプレイス

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政府の推奨するGoToトラベル事業に東京都の参加も明らかとなり、観光地の人出も増えつつあるような昨今です。 国民のレジャーを税金でヘルプする事には反対しませんが、観光旅行に行く時間のある人は良いものの、思うように出かけられない人も居られるだろうと思えば、ワクチン接種の無料化といった広い税金の使い道に比べると、いささか不平等で不公平な面も感じるところです。

ある意味では、GoToトラベル事業とは、旅行に出掛ける庶民のためではなく、旅行業者や観光ホテルなどの事業者側を助ける意味合いの方が強いのかもしれません。 やはり、これまでの政府の方針を踏襲して、企業の儲けを優先し、国民の生活格差には無関心の政策が続くのでしょうかねぇ…。

かく言う私も、本音ではGoToトラベルの割り引き価格には魅力を感じているのですが、いろいろ検索してみたら、9月の4連休はホテルの宿泊代金がいきなり相場が高騰して、割り引き事業のお得感が感じられないプランばかりです。 そこで、旅行期間をちょっとずらして、温泉一泊のプチ旅行にしてみました。 つまり、お金に余裕は無いけれど、時間ならそれなりに設定できたという訳ですよ。

 

温泉一泊プチ旅行に選んだ場所は、自宅から車で1時間足らずの、青森県は浅虫温泉峡でした。

 

出発時のお天気はあいにくの曇り空でしたが、この後には晴れ間も出てくる予報です。

 

到着したのは、浅虫温泉峡でも最も海沿いに建つ、浅虫さくら観光ホテルでした。

 

ホテルの場所は、幹線道路を挟んだ向かいの山側に、県営浅虫水族館の見える位置です。

 

ホテルのグレードは、一般的な観光ガイドブックでは、B級の上といったレベルでしょうか。

浅虫温泉街には、けっこう敷居の高いホテルもありますからねぇ…。

 

私達の場合なら、たまの余暇に自宅を離れて、近場の温泉一泊といったお気軽プランですから、無駄な贅沢は申しません。

 

海沿いに建つ温泉ホテルのロビーからは、それこそ目の前に海が見えました。

 

その海は、まさしく陸奥湾内の入り江中心地なのですよ。

 

とりあえず、フロントでチェックイン手続きをしますね。 この日は金曜日だったのですが、思いの外、来訪客が多かったですよ。 やっぱり GoTo効果かねぇ…?

 

管内の利用案内では、コロナウィルス対策として、和室には予め布団が敷かれているという事と、三味線のライブ演奏が再開されたという事が伝えられました。

 

そして、案内通りに布団の敷かれた和室にチェックイン。

 

それでも、部屋の眺望はオーシャンビューですよ。(笑)”

 

浅虫海岸から陸奥湾内の真ん中に見る無人島は、地元では湯の島と呼ばれています。 特に何と伝えられるような名所でもありませんが、お天気の良い日には、穏やかな湾内の海の上に浮かんでいるようにも見え、それなりに美しい景観を創り上げているのですよ。

 

その海に向かって左手側の岸壁には観光釣り堀がありまして、釣りには有料入場となるのですが、鯛やヒラメやソイやアイナメなど、けっこう美味しい魚が釣れたりします。

 

午後4時過ぎにチェックインして、部屋で浴衣に着替えたならば、まずは大浴場へ向かいますよ。

 

青森県は、派手に整備した大観光地は少ないけれど、小規模ながらも良質の温泉郷が多い場所ですからねぇ。

 

浅虫温泉さくら観光ホテルの大浴場です。 まだ早い時間なので、入浴客は私一人というチャンスでした。

 

田舎だから空いているのか? それともやっぱり、コロナウィルスの影響で人が少ないのか?

いずれにしても、大浴場を貸し切り満喫ですよ。

 

露天風呂の設定は無いものの、見晴らしの良いオープンウィンドウの湯壺設定がありました。

 

 

お風呂上がりに夕食です。

 

夕食会場は大広間。 テーブルの感覚は、広めにとってあるようですねぇ。

 

今回の食事はスタンダードなメニュープラン。 最もリーズナブルな料金のコースですよ。

 

それでも、けっこう一揃えの雰囲気がありますねぇ。

 

どれどれ、メニューの内容を確かめてみようか…。

 

小鉢にお造りに、アラカルトの一点料理、メインはポークのしゃぶしゃぶで、釜飯の炊き込みご飯も付いています。

 

オプションで、地酒とホタテの貝焼きを追加注文しました。

 

お献立表はご覧の通り。 お刺身が美味しかったですよ。 青森県ですからね~。

 

ポークのしゃぶしゃぶも、けっこうな美味しさで、十分に満足。

 

特にまた、ホタテ釜飯は最高です。

 

今回は、桃レンジャーもハワイアンではありません。 日本の女将さん風で楽しんでますよ。

 

郷土の食材を生かした創作料理としては、ワカメを練り込んだ素麺にふ海苔を放した御汁が、海の香り豊かで美味しかったですよ。

 

ちょっとした甘味の添え物は、ご覧の通り。

 

夕食を楽しんでから部屋に戻る途中のフロアでは、軽快な三味線の音が鳴り響き、豪快なねぶたのお面が見送ってくれていました。

 

そして、次の日の朝です。 昨晩は、何回もお風呂に入っては部屋でビールを一気飲みして、汗をかいては水分補給の繰り返しを楽しんだのですが、二日目も寝起きと共に温泉三昧ですよ。

 

風呂上がりに訪れた朝食会場。 外景色では凪の海にくっきりと、湯の島が浮かんでおりました。

 

んで、朝食メニューは、ざっとこんなものですよ。 ブッフェスタイルではありませんね。

 

青森県の食ときたなら、美味しいのは新鮮なイカの刺身と鮭の切り身の塩焼き。

 

そして、ホタテの貝焼きでしょうなぁ。 朝からこれは、ご馳走でしょう。

 

むふふ・ふふ。 息子たちに写メ送って、うんと羨ましがらせてやるんだもんね~!ウシシチョキ

 

それでは、今回の温泉一泊プチ旅行に費やした経費のお会計をご紹介いたしましょう。

 

 はい! 一泊二食の『とくとく津軽プラン』に、冷酒1本とホタテ貝焼きのオプション料理を追加して、二人一室で平常が 21200円となるところを、GoToトラベル割り引きが 7420円だから、総計 13780円のお支払です。 つまり、お一人様の負担は 6890円って事ですよ。 これって、もしも4連休の最中だったら、同じ内容でも料金は倍ですからね。 そりゃあ、経営側としては普通に有り得る営業ラインでしょうけれど、連休を避けた利用者としてのお得感は三倍返しだぞ!!!” 

 

 

ホテルをチェックアウトして、ブラッと立ち寄った海岸には、美味しそうな昆布がゆらゆらと波にもまれておりました。

 

浅虫海岸の北寄りには、大きな奇岩が見えます。

 

それは、地元では通称『裸岩』と呼ばれている大岩で、ちょっと哀しい伝説もある場所なのですが、こうやって観ると、けっこう風光明媚な景観ですよ。 でも、中央から遠い場所であるという事と、特に有名な温泉地でもないという事によって、人少なくゆったりとくつろげる環境となっているのです。

 

 

思いつくままに機会を捉えたプチ旅行。

今の生活自体には、コロナウィルスの心配なども感じずに、普通に過ごしている田舎暮らしですが、どうやらGoToトラベルは、そんな平凡な暮らしの中にでも、それなりのリラックス効果をもたらしてくれたみたいですよ。 この後もまた、ちょこっと考えてみてもいいかな?…って。(笑)

 

今年は活躍の場が無くなった佞武多君も、来年を睨んで元気を充電してるみたいですよ。ウインク上差し