2020年は、年明け早々から中国の武漢を発祥とするコロナウィルス感染拡大騒動で、世界中が大きく混乱していますね。 国際的な社会情勢として、人々の考え方や生活スタイルまでを変えなければならないほどの影響がもたらされている状況ですが、個人的には、今年の海外旅行予定が全て中止という事態になってしまいました。 それは、プランの変更といった単純なレベルのものではなく、すでに予約購入していた航空券や宿泊予約のキャンセルもあったので、そのやりくりに大変だったのですよ。
あぁ"…。 今年の海外旅行は、予定だけが遠くの空に飛び去ってしまったみたいだなぁ…。
先月の、或る日の事でした。 突然に、私のPCアドレスに日本の某旅行社からのメールが入って、何とその内容が 『おかえりなさいませ…』 といったものだったのですが、先にも述べたように、私は今年の海外旅行を全て取り止めて、何処へも行っていないのです。
その旅行社は、確かに私がオンラインで航空券の手配を依頼し、チケットを購入した会社だったのですが、それにしても、行ってもいない旅行プランに対して、『ご旅行はいかがでしたでしょうか。』 といったメールは無いでしょう。 メール文の後書きに、『貴重なご意見を頂ければ幸いです。』という既述が有ったので、返信メールで 『その旅行には行っておりませんが、何故にこのようなメールが届くのでしょう?』 と記述して、指示通りにマイページから送信したのですが、それから1ヵ月以上経った今でも、それ以降の音信は無しのままですよ。 完全に、無視されたみたいですね…。
当初予定の、今年の夏の旅行プランは、上の通りです。
エアの手配は、乗り継ぎのスムーズな繋がりを重視して、全てのラインにユナイテッド航空を利用する計画で、日本の某旅行社を通してネット予約購入したものでした。
その日程は…
① 日本 ~ ニューヨーク ・・・【 NYウェスト57ストリートbyヒルトンクラブ滞在5日間 】
② ニューヨーク ~ ラスベガス ・・・【 ヒルトン フラミンゴ滞在7日間 】
③ ラスベガス ~(サンフランシスコ経由)ハワイ ・・・【 マリオットコオリナビーチクラブ滞在15日間 】
④ ハワイ(ホノルル空港) ~ 日本(成田空港) ・・・【 帰宅 】
といった日程で、これまで以上に壮大な計画を立てていたのですよ。
今年の4月に入って、いよいよ海外旅行は無理だと確信した私は、航空券を予約購入した某旅行社にメールでキャンセルの問い合わせをしたのですが、それに対しては、このような返信が送られてきました。 それは、支払った料金は100%全額が、ふいになるという内容です。
もちろん、元々キャンセル不可の格安航空券を購入していましたから、自己都合の場合は諦めるしかないとは思っていました。 それでも、今回の様な世界的な渡航禁止的事態には、何某かの対応措置を講じてくれるのではないかと、いくばくかの期待をしていたのです。
おまけに、キャンセル保険にも加入していたにも関わらず、今回の申し出によるキャンセルについては、この時点においてのユナイテッドの対応が返金措置ではないために、旅行社の保険適用にも該当しないらしいのです。 とにかく、この旅行社からは何のアドバイスも、説明すらもありません。 キャンセルサポート料金の6000円は、無駄な出費となってしまいました。
思えば、計画立案段階からワクワク気分で楽しんでいた、夏のバケーション旅行。
計画では、まず最初の渡航地が、ニューヨーク だったのですよ。 成田からニューヨークまでのフライトは、直行便のチケットを購入済みでした。
過去には、二度の渡航滞在をしているニューヨークのマンハッタン。
1回目の滞在では、ミッドタウン6番街に在る、レジデンス・マリオットを利用しています。
マリオットコオリナのオーナー権をリワード交換し、基本的にはスタンダードルームの利用となるはずが、思いもよらぬアップグレードで、32階フロアに特別設定されているスイートルームに案内されたのですからビックリでした。
部屋の面積は余裕の広さで、落ち着いた雰囲気のキッチンとリビングも設定された、コンドミニアムタイプのルームです。
ホテル代相場の高いニューヨークの中心地で、高層階のスイートルームときたならば、おそらくは1泊が10万円以上にもなるでしょう。 その待遇はVIPレベルですよ。
窓から眺める外景色は、摩天楼の天空人になった気分なのでありました。
2度目のニューヨーク滞在は、ヒルトンのポイント利用によるものです。 場所は、レジデンス・マリオットと同じ通りの6番街。 ニューヨーク・ヒルトン・ミッドタウンホテルの高層階フロアに新築されたばかりの、オーナー専用であるレジデンス・ヒルトンクラブを利用したのです。
この時の部屋は、ポイント数の少ないスタジオタイプルームを選びました。
それでもホテル棟のスタンダードルームに比べたら、かなり豪華なVIPルームですよ。
海外旅行では、宿泊する部屋のグレードが充実していれば、滞在中の行動にも余裕が生まれます。
人も建築物も背の高い街の中で、上から目線で舐められないようにするためには、観光気分でフラフラせずに、常に落ち着いた言動を心がけるのが肝心でしょうなぁ。
大金持ちのくせに下品で言動が落ち着かない人は、けっこうアメリカにも居たりするようですからねぇ。
上ばっかり見上げて歩いていると、かなり首が疲れますから、就寝時のベッドは、ぐっすり眠れる高級タイプが望まれます。 そういった意味では、マリオットやヒルトンのスイートルームなら最高ですよ。
タイムズスクェアの賑わいは、現在は消失しているという噂ですねぇ。
予定では、今年の夏もチェルシーマーケットに行って、Lサイズのロブスターを、思いっきり食べるつもりだったのですよ…。
ブロードウェイのミュージカルステージでは、オペラ座の怪人に感動しまくりで、今でも思い出すたびに胸が篤くなる思いがします。
いかにもアメリカ!といった雰囲気のシカゴも、大人のジョーク満載で素敵でした。
今年の予定では、ディズニー制作となった昨年のCG映画封切りにも影響されて、今一度ライオンキングを観ようかと思っていたところなのですよ。
マンハッタンの夜景は、今年の場合は、遠くに在りて想うもの…って感じになってます。
ナイアガラの滝へも、もう一度行きたかったなぁ…。
今年のニューヨーク滞在は、ミッドタウンに在るヒルトンのタイムシェアである、ウェスト57ストリートbyヒルトンクラブに滞在する予定だったのですが、それがおジャンになってしまいました。
ニューヨークの五日間を過ごした後は、直行便でラスベガスへ向かう予定でした。
今年の滞在としては、昨年に引き続いてヒルトン・フラミンゴに予約をとっていたのです。
ヒルトン・フラミンゴは、フラミンゴホテルの裏正面に専用エントランスを設けている、全室がコンドミニアムタイプのタイムシェア棟です。
したがって、その滞在感は、すっかり我が家気分の別荘ですよ。
広いベッドルームから、オープンスペース続きでジャグジーバスが設定されています。
日中の屋外が暑すぎるラスベガスですから、自室内でジャグジーに入れるというのは有難いですねぇ。 滞在感は豪華そのもの。
ラスベガスには、世界各地の名所がありましたよ。
噂によると、今年はシルクドゥソレイユの組織そのものが解散に近い状況らしいですね。
コロナ後に、是非とも復活してほしいものです。
一方で病理対策には、危険を冒した賭博勝負は禁物ですから、根本的にしっかりと、確実路線の解決を望むところです。
ラスベガス名物のバッフェスタイルレストランも、今年はセットメニューによる対応に変えて営業するしかないみたいですが、何かと制限されるのは止むを得ないといったところでしょうか。
ベラッジオの噴水ショーも、見る人は激減しているでしょうなぁ…。
ナバホ族の居留区であるコロラド州の特区にも、コロナウィルス感染が広がっていると聞きます。
アンテロープキャニオンは、昨年に弾丸ツアーで訪れていた事が、今になって思うと、本当に貴重な体験だったと感じていますよ。
この風景に巡り合うチャンスは、私たちに再び訪れるのでありましょうか…。
この広大な環境において尚、三密を避けろなんて、今年は何とも皮肉な状況ですなぁ。
ラスベガスの7日間を過ごしたならば、お次はサンフランシスコ経由でハワイに向かう予定でした。
その滞在先は、マイホームヴィラのマリオット・コオリナビーチクラブですよ。
この景色を思い起こす度に、もはや心がコオリナへ飛んで行ってしまいます。
ハワイに行ったら2週間は外出禁止だと言われても、例えばそれが、マリオット・コオリナリゾートエリア内で過ごす事が許されるというのであれば、私等の場合は、毎度の事で『何もしないハワイ』だから、それだけで十分に快適な2週間を満喫できるのですけどねぇ…。
そりゃあ、ガーリックシュリンプやBBQカルビだって食べに行きたいですよ。
しかしながら、管内のコンビニでもそれなりに食材やデリフードは買えるし、ホームヴィラのキッチンで食事を作る事は、今の私たちにとっては楽しみの一つでもあるのですから、自炊生活のスタイルに、何の問題もありません。
残念ながら、今年はとうとう、コオリナのサンセットには逢えず仕舞いで終わりそうです。
とにかく、今年の夏のバケーション旅行は、全てキャンセルしました。 私がとった、最終的な結論措置を申し上げましょう。 エアチケットを手配してもらった日本の旅行代理店では何の対応策も講じてもらえず、単に払い戻しは不可であるという事だけだったので、直接ユナイテッドのホームページから問い合わせをしたのです。
すると、私のメールアドレスに、上の様な対応措置の例示が返信されてきました。
つまり、フライト予約のキャンセルに関しては、エアチケット代の返金は無いものの、同額のエアチケット購入代として、24か月のクレジット保有が出来るという事ですよ。
この事により、例えば予約したルートと同一のラインではなくても、とにかく支払った金額分を次からの旅行のエアチケット代として、再来年の8月までの期間に再利用が可能となった訳です。
情けないのは、この後に日本の旅行社から 『おかえりなさい。旅行はいかがでしたか?』といったメールが、私の元に送信されて来たという事実です。 つまりは、その旅行社は、顧客の購入したエアチケットと渡航予定について、該当航空会社には何の確認もしていないという事ですよ。 呆れた話ですねぇ。
はてさて、これから先の24か月の間に、果たして人間社会はコロナウィルス感染問題をクリアする事が出来るのでありましょうか。 ウィルスそのものが消滅する事は考え難いですが、治療薬が開発されたり、効果的な予防接種が可能となれば、それ以降の海外旅行も順次再開される事になると思われます。
要するに、その道が遠いか近いかによって、人々の暮らしやレジャーへの影響も、大きく変化するのです。 しかしながら、その対応については、世界各国は統一性がとられていません。 事態が、日本一国の問題ではないだけに、個人の身勝手な行動が、更なる問題を生む可能性も否定できませんね。
今のところ私たちは、間違っても奇をてらって、海外観光一番乗りだとばかりに目立つつもりは有りません。 とにかく正確な情報が欲しいと願うばかりですよ。
つい先日には、夏のバケーション旅行キャンセルに続いて、12月のハワイ渡航予定もキャンセルしました。 その旅行については、エアチケットは未購入でした。 滞在予約したのはヒルトンのグランドワイキキアンだったのですが、今年は特別措置によって、キャンセル料不要のままに、今年の保有ポイントが自動的に次年度への繰り越しとなったので、かなり助かった思いがあります。
ただ、ちょっと気になるのが来年以降の海外旅行でありまして、2020年に予定していたニューヨークとラスベガスとハワイ2回分の滞在権利と、エアチケットのクレジット分を合計した上に、2021年のマリオットコオリナとヒルトングランドワイキキアンの権利を加算して、尚且つ現在保有するヒルトンのボーナスポイントも合わせると、ひょっとして来年は、日本で生活する日が無くなるんじゃないか・・・って?”
それもまた、ヤバいっしょ!” 有り余るタイムシェア権利で、今後の海外旅行は、いったいどうなるんだ? コロナウィルスの行方以上に、自分の先々にも予想がつきません。 オー・マイ・ガー!”
コロナ後の対策も、かなり大変になりそうな気がしているこの頃です…。