撮影:2012/10/13
ミヤマタニソバ 深山谷蕎麦 タデ科
コース
自宅7:50=(国道408・125・R41)=>田交差点=(R150)=>湯袋峠手前(筑波連山縦走路)駐車場8:50―(0:50)―>サワガニ看板9:40―(0:35)―>湯袋峠・裏筑波野営場分岐10:15―(0:05)―>10:25筑波高原キャンプ場10:55―(1:55)―>12:50女体山山頂13:15―(0:15)―>自然研究路入口(右回り)13:30―(0:20)―>薬王院コース分岐・大石重ね13:50―(0:50)―>男体山山頂14:40―(0:15)―>御幸ヶ原・旧ユースホステル(深峰歩道登山口)分岐14:55―(0:30)―>深峰歩道登山口15:25―(0:18)―>筑波高原キャンプ場入口15:43―(0:27)―>筑波高原キャンプ場16:10―(0:10)―>湯袋峠・裏筑波野営場分岐16:20―(0:15)―>サワガニ看板16:35―(0:20)―>16:55湯袋峠手前(筑波連山縦走路)駐車場 23,889歩
*途中 撮影の時間があって、歩行時間はちょっと長いかな?
筑波連山縦走路はJR水戸線岩瀬駅から雨引山・加波山を経由し足尾山まで、ほぼ登山道、だが足尾山から林道歩きで湯袋峠手前(筑波連山縦走路)駐車場までやってくる、私は冬の富士山がクッキリ見えたり、筑波山に雪が降った翌日(快晴になる)の縦走している。
この連山縦走路は湯袋峠と真壁を結ぶR150と交差する、交差点の近くに数台の駐車場がある、時々草刈されありがたい、ここが満杯の時は上曽峠から降りてくる林道の空地に停めることになるがたいした距離では無い。春の花の時期は良く歩かれ、秋はまず駐車場は空いている、時々若い女性が筑波山を目指し、高い山に登る前練習にやってくる、筑波高原キャンプ場までは美しい沢沿い歩きが楽しめ、筑波山神社側とはまったく違った楽しみができる。
時々顔を出す道標
写真の道標脇の木製の橋を渡る、たどったことは無いがつつじヶ丘の周辺が源で桜川に流れ、霞ヶ浦に向かい、再度、水路が筑波山を潜って「つくし湖」に戻ってくる。
渡るとすぐに草むらのお花畑が待っている、前回2012/8/27 にはキツリフネ、今日は変わってツリフネソウが咲き、カントウヨメナ、ミゾソバが競って咲いている。
足元にはノブキが面白い果実をつけている、足元は背の低い野菊、おそらくシラヤマギクだろう、背丈の大きいもので2㍍なるが、足元のものは小さい。林に入り沢沿いにタマアジサイが花期を過ぎても存在を見せつける。
右に分れる道、なんとなく初心者は右に行き入ってしまう、その為枯木が積んである、足元にハナタデがひっそい、背の高いアジサイ(トネアザミ)がスキット立ち上がっている。
しばらく、石畳の登山道が続く、ここは年中ジメジメしている、数回沢を横切る、沢に登山道になってノブキより草丈の大きなタマブキが姿を現す、ノブキは登山道に数多く生え、筑波山山頂付近まで続くが、タマブキは数は少ない。
葉身は五角状心臓形で、裏面に綿毛を密生し、フキの葉に似る。上部の葉腋にむかごができるのでノブキとは明らかに違いますしノブキの葉はフキに似る、また、モミジガサに花が似るがむかごをつけるのはタマブキです。
そろそろ本日の目玉、サラシナショウマが登山道脇に現れるころ、小さなサラシナショウマが足元に、大きなものだと全体を写せません。
多年草。地下茎は太く横にはう。茎は高さ0.4~1.5㍍で自分の背丈ほどになる。根出葉は大形で3回3出複葉、小葉は卵形で鋭い鋸歯があり、先端は急にとがる。この葉の形がイヌショウマやオオバショウマと違います、イヌショウマは穂先がピンクを帯び綺麗です、イヌショウマには花柄が無い。花期は8~10月、筑波山は10月10日過ぎから咲くようです。凄いのは長さ約30㌢の細長い総状花序です。白色で径約1㌢の花を開く。
薄暗い林に日が指し込むと朝露を付けたチジミザサが綺麗です。
トリアシショウマはすっかり花期を終え、キバナアキギリは花を落としたばかり、今度は沢を木製の橋で渡る。
幾つも小さい滝が現れる、オクモミジハグマ、タマブキ、ノブキが続く、案内坂がハコネサンショウウオ、ヒノキと続き、関東ふれあいの道の道標、コケに覆われ座れないベンチが、でもこれがかえって自然に融け合って友人を筑波山に案内する場合はこのコースを利用する。
小さな沢もちっと渓谷、ここを登ればサワガニの看板、このベンチは使われ、休むことができる、春がニリンソウの群落になり、ベンチの裏はエンレイソウの生える。今日はノブキが主役だ。
サワガニの看板から藪のトンネル、サラシナショウマが多いが草丈は短い、筑波高原キャンプ場に登れば高いものがあるが!
そんな足元にアザミの様な花、ツクバヒゴダイを見付ける、自然研究路で見かけます。
葉の様子がトネアザミ、ノアザミ、ノハラアザミとは違います、なっといってもその姿が違うし、目立たない。
ツクバと名のつく植物ですが、ツクバネ、ツクバネソウ、ツクバネウツギ、ツクバトリカブト、ツクバキンモンソウは今年見ているが、筑波=ツクバでは無いそうですが、このツクバヒゴダイは’筑波’です。
最初の古道の木段を上がり切るとスギ説明坂が有り、薄暗いスギ林、足元には台風17号の吹き飛ばした杉の葉が重なるように落ちている、火気厳禁の場所だ、そな中に大きなモミジガサを見付ける、左の沢底だ!
このスギ林にはチジミサザ、ガンクビソウが多い、チジミサザは元気だ!
黄色の花はスギ林を抜けた所で見付けました!
再び古道の階段で杉林を抜ける、抜けると沢を石を越えると、このコースのハイライト古道の石段を登る。
カシワバハグマとオクモミジハグマ がこの石段横に生えて、サラシナショウマも見られます、キツイ階段だが春・夏・秋の草花が迎えてくれ、ノブキが多いけどすっかり主役は替わっている。
カシワバハグマ 柏葉白熊 キク科
カシワの葉に似て、他のハグマと区別がつく、近くに生えるオクモミジハグマと良く似るが、オクモミジハグマはモミジハグマ属で、こちらはコウヤボウキと同じコウヤボウキ属とか、そういわれると宝篋山 で見たコウヤボウキの方が似ているような気がしないでもない!
この階段のノブキはまだ少し花が咲いている、古道を登り切るとぬかっている道を横切る、タマアジサイが茂る。左にきのこ山は見え、短いトラバース道、オクモミジハグマ、サラシナショウマ等生えて、尾根状に出る。
木段を行くと、大木のアカマツ、なだらかに行くと、スギ林、広い木段を登れば湯袋峠・裏筑波野営場の道標があり、右折する。
数分で裏筑波野営場「筑波高原キャンプ場」に着き、野菊類、ミゾソバ、アキノウナギツカミ、ツリフネソウ、サラシナショウマ、ヤマトリカブト、ナギナタコウジュ、ヤクシソウ、アキノキリンソウ、トネアザミ等が咲き、のんびりしたい所です。
ヤクシソウ 薬師草 キク科
キャンプ場の駐車場の奥の斜面に群生、人の手で植えられたように広がっている、ヤクシソウは赤く紅葉する、キャンプ場の下の駐車場には紅葉したヤクシソウが見られます。
草丈50ほどで、しばしば1㍍ほどになり、上部で花茎を分け、茎頂に径3㌢前後の白から淡紫色の典型的なキク型の花をつける。我が家の庭のノコンギクもようやく咲きだした。
葉は、幅3㌢、長さ10㌢前後の卵状長楕円形で、通常、葉縁にまばらに鋸歯がる。
ユウガギク 柚香菊 キク科
草丈50㌢ほどで、しばしば1㍍を越え、上部で花茎を分け、茎頂に径3㌢前後の白から淡紫色の花をつけます。 葉は、幅3㌢ほど、長さ8㌢前後の卵状長楕円形で、通常、葉縁に鋭く浅い切れ込みか、または羽状の中裂が入ります。
草丈50cm前後、しばしば1㍍近くになり、上部で花茎を分け、茎頂で花茎を分けて径1.5~2cm前後のやや小さい白色のキク型の花を散房状につけます。確かにキャンプ場で他の野菊と比べこの一角が小ぶりで可愛い感じがする。
葉は、長さ10㌢ほどの長楕円形で葉先は鋭三角形です。葉には粗い鋸歯があり。
シラヤマギク 白山菊 キク科
茎や葉にはざらざらした毛が生えている。暗い登山道にも生え、あまり群生しない、キャンプ場下部の駐車場の近くに草丈の高いシラヤマギクが生えていた。
下部の葉には狭い翼のある長い柄があり、葉身は長さ9~24㌢の心形で先は鋭くとがり、ふちには粗い鋸歯がある。上部の葉ほど小さく、柄も短い。頭花は径1.8~2.4㌢で、舌状花は白色で、数は少ない。花期は8~10月と筑波山で長い。
サラシナショウマ 晒菜升麻 キンポウゲ科
小学生が夏休みに入った頃から大きな蕾、開花が運動会が始まる10月初、キャンプ場は今見頃、御幸ヶ原では見頃は過ぎている。
ナギナタコウジュ 長刀香需 シソ科
女体山から男体山の間の日当たりに多い、花の咲く形が長刀のようです。
キャンプ場に車を停め、ささと直登する登山者が多いが、湯袋峠方面から登る人にとって、女体山への中間地点、休憩にはベストポジション、展望も素晴らしい。
キャンプ場を離れると、筑波山 女体山山頂まで1.5㌔の道標(女体山頂でなく女体山山頂と有って嬉しい)。
数回大きく曲がって、左に林に入る、足元に花期はいつか?のが多数、薄暗く極小さいハグマで撮影を試みるが非情に辛い。
どうにか、シャッターを使わず写せ、自然の姿を捕える、葉は小さい心臓形、腎臓形、卵形で、五角形のものもあり、まれに5浅裂するものもある。長柄があり、茎の下部に集まり、やや輪状につく。花期は10月とんこと花の咲いたものを探すが無い!高さ10~30㌢の花茎を伸ばし、十数個の頭花を総状または複総状につける。総包葉は筒状で長さ10~15m㍉、中に3個の小花がある。開花の状態を見たいものです。
林を抜けると4差路、右は女体山、左はキャンプ場方面、ここは直進する。
しばらくヤブ道を進むと沢に下る、春はニリンソウの群落で大勢の愛好家がやってくる、山頂に行かずここを訪問する常連も多い。
雑木林のよじ登る、登山道はしっかりしている、巨岩の谷に到着!
多年草。筑波山では自然研究路にも見られます。加波山はコースから離れた場所に!
この巨岩群は表コースの北斗岩に勝る迫力!さらに登れば再び岩群、ここには祠が有って祀られている、岩の裏に回ると既に赤味を帯びた木々が見れる。
巨岩から次は登り、ちょっと平坦になるが、石畳、古道が続く、この辺りお花畑になっている。
多年草。春の植物として図鑑に掲載、ヤブレガサと言うのもある。
足元に多数生え、タニソバに似るが,葉の形が三角形であることや,花がまばらにつくなどの相違点があります。タニソバやアキノウナギツカミは葉は卵形で先は鋭くとがり、基部は円形または平らです。御幸ヶ原から時計周りに自然歩道に入る縁に群生。
良く似ているヒメジソの葉は鋸葉が荒く、4-6個に対し、イヌコウジュは鋸葉が浅く6-12個です。
今日は土曜日、13-14日と秋晴れ、上の方で子供達の笑い声が聞こえる、つつじヶ丘からの登山道に飛び出る。北斗岩、屏風岩と続き、大仏岩を見あげ、いよいよ最後の登る、渋滞、水戸市から年中さん+おんぶされた男の子+ご両親、年長になると筑波山登山、来週は運動会、市では大きな幼稚園らしい。
自力で登る、年中さん
最後の岩場に生える大の字に咲く、毎年この時期を通過する楽しみです、年長さんは「大」の字を知らない。
女体山山頂は人気、残念だが、天気予報が伝える秋晴れだが、富士山や東京スカイツリーが見えない、加波山方面、霞ヶ浦が広がり、歩いて登った人達を喜ばす大パノラマは裏切らない。
若い二人の男性は、筑波山神社から登って、下りはつつじヶ丘方面の弁慶茶屋跡から筑波山神社に下るという、弁慶茶屋跡から筑波山神社間は休憩ベンチは無いが、彼らのコース選択は筑波山を歩くにはベストですね。
新トイレ建設で移植されたサラシナショウマが見頃 2012/8/4はつぼみでした。
筑波山自然観察会 つくば市観光物産課 自然観察路(2012/8/4)の時に講師からお話の合った新トイレ建設で移植された植物が元気でした、新名所の男女川源流と巨木杉へ向かい人は見かけ無いのが残念です。巨木杉&ブナ
自然研究路を時計周りと反対(右回り)、茨城県常陸大子育ちの男性(筑波高原キャンプ場から登り、下山は筑波山神社 今は都心生活)と歩きだす。
自然研究路に入る人は少ないが「新名所の男女川源流と巨木杉」を訪ねる人より多いようです、目的は自然観察では無く、大石重ねであるようです。この研究路は昭和天皇が楽しみに来られるとのことで建設された道との事。
ハナビゼリ スット直立、面白い果実をつけている、花火でようですね!
自然研究路を楽しみ、楽しみ過ぎて、同行の男性はスイスイ先を急いでしまう、従って自然観察を楽しむ余裕はないようです。
逆周りのご夫婦にツクバネ、コウヤボウキを興味深く、、。
男体山は女体山ほどの人気は無いのは残念です、二峰登っての筑波山。
ツルニンジン 蔓 キキョウ科
御幸ヶ原は人人、、で混んでいるが、裏のコースでユースホステルに下ると、二人の女性が下るのみ、まるで別の山に登ったようです。
数台の車が停まっている、野菊などに飾られた林道を筑波高原キャンプ場入口まで下って、筑波高原キャンプ場へ向かう、砂利道だが、女の川など沢が流れ、のんびり歩ける。
筑波高原キャンプ場を過ぎ、登って来た湯袋峠へ下る。
カシワバハグマ 柏葉白熊 キク科
沢の流れ、草花を見ながらのんびり下る、登りも下りも、御幸ヶ原もあの混雑は無く、誰にも会いませんが、花の姿はこちらが混んでいる!
HP:わたしの天気予報