ズブルチの偶像 古代神と見るウクライナ史4 | 宇宙の叡智を降ろすブログ

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ズブルチの偶像

ルーシ建国③の続きです。

 

 

ズブルチの偶像を調べると当時のエネルギーが掴めるようになるとのことですが、ズブルチの偶像とはなんなのでしょうか?

 

ズブルチの偶像

 

 

 

 

ズブルチの偶像の発見

 

1848年8月は特に暑かった。

二人の羊飼いの少年は、ウクライナ西部のズブルチ川で泳ぐことにした。川へ飛び込んだ二人は、すぐさま川から飛び出して、近くのリチキブツィ村(約5キロ)に逃げ込み、そこで国境警備隊の兵士に、川で見かけた「溺れた男」の話をした。

 

 

リチキブツィ村とその周辺。出典:The Old Country | Zelinski Family

 

 

兵士は、少年達に「消え失せろ」と言った...。

彼らは子供じみた妄想に付き合っていられなかったのだ。川は管轄外なのだから、兵士の対応は理解できるものだった。

 

 


ズブルチ川。出典:Збручский идол. История одной случайной находки. - МДРЕГИОН.РУ

 

 

なぜなら、ズブルチ川は、19世紀当時は、ロシア帝国とオーストリアの国境になっていたからだ。

兵士たちは溺死した男には無関心であったが、ただ税関の職員だけが興味を持ち、国境の川で「ぶら下がっている」水死体がどんなものか調べに行った。

 

 

すると、それは人ではなく、土手に横たわる石像であることがわかった。以前は水に覆われていたが、暑さのためにズブルフ川が浅くなり、像の頭部が見え、それが溺死した人のように見えていたのだ。

税関の職員は、この珍事を知人のポーランド貴族の執事ベンコフスキーに話をした。執事はこの発見に興味を持ち、川からこの不思議な像を取り出すことにした。

 

 

執事は現場に到着して、偶像の大きさと重さを推定し、村から3頭の牛を呼び寄せた。

執事の指揮の下、偶像は引き上げられ村へ輸送されました。それを大勢の農民が集まり、見守っていました。

 

 

こうしてその場にいた全員が、像をじっくりと見ることになったのです。彼らは、それがどんなものかを長い間話し合い、ついにこの発見が禁忌の異教の偶像であることを認め、「念のため」隠しておくことにした。

 

 

倉庫として信頼できる場所は、リチキブツィ村の非常に怠惰なウリヤドニク・ブルシュケヴィチの庭と考えられた。

ブルシュケヴィチの庭の羊小屋の下に、この像は冬まで放置され、その後売却された。最終的にクラクフ歴史博物館(ポーランド)に寄贈され、現在に至っているЗбручский идол. История одной случайной находки. - МДРЕГИОН.РУ

 

歴史博物館に展示されているズブルチの偶像。

出典:Światowid, the idol from Zbruch - Muzeum Archeologiczne w Krakowie

 

 

 

 

ズブルチの偶像の解説

 

ズブルチの偶像は、灰色の石灰岩でできた4面の柱であり、高さは2.67m。そして各4面に彫られた三階層の浮彫を持つ。この記念物が1848年に発掘されている間に最下層が壊れて消失していた可能性がある。

  • 最下層の3面は、跪いてヒゲを生やした人物が両手で上の階層を支えていることを表している。第4面は空白である。
  • 中間層は両腕を広げたより小さな人物を4面全てに表している。4面中1面だけ人物とともに小さな子供の姿が見える。
  • 最上層の4面はこの偶像の最大の人型の像であり、高い丸みのある帽子の下に4つの顔が結合されている。各面は個別の象徴を表している。リングあるいはブレスレッド、角杯あるいは豊穣の角、剣と馬、そして侵食された太陽のシンボルである。

 

彫刻の特徴から10世紀から11世紀頃のものとされる。

 

 

 

これらの複雑な彫刻から、多くの推測がなされている。

  • 4面を持つ神を生む神、西スラブの最高神スヴェントヴィト
  • 古代ロシアの神ロッド
  • 4面は四季を、3層は神界、人間界、冥界を現す
  • 世界の柱、または世界樹
  • 宇宙秩序の具現化と、小宇宙としての人体

ズブルチの偶像 - Wikipedia)(ズブルチの偶像-ウィキペディア。)(ズブルチの偶像Svyatovitov-スラブ人の柱| Reformat.ru

 

 

ダジボーグ:これは当時の信仰。ご神体の様なものだな。

 

 

フミ:この柱の意味についての説は様々あるようですが。

 

 

ダジボーグ:概念が既に失われているのに、解説しても仕方なかろう。

ともかくこれが当時の信仰の対象だったのだ。

世界観は大切ではない。

これは儀式の使われたのであり、

この柱を使って、世界を説明したりはしなかった。

 

 

フミ:感じてみます・・・

 

 

フミ:すごいびっくりマーク敬虔で真面目な感じです照れ

あっれー、なんかもっとドンドコヒャッハーチュー
・・・なエネルギーだと思ったんですが、、

なんか、野蛮な感じではないです。

 

 

フミ:そして神さまと言うよりは、祖霊崇拝ですね。神さまと祖霊が一体となって信仰していた感じでしょうか。

すごく落ち着いたエネルギーで。。。

 

 

 

 

 

ズブルチの聖域

1984年、偶像が本来立っていたと思われる場所わかりました。ソ連科学アカデミーの考古学研究所のカルパティア遠征によって発見されました。

 


ズブルチ宗教センターは、キエフ大公国の人々がキリスト教へ改宗する最中の10世紀の終わりから11世紀の初めに、ズブルチ川のほとりの鬱蒼とした森、メドボリー自然保護区の最高峰ボギット山(414メートル)に現れました。

 

 

キエフ大公国がキリスト教を導入したため、それに反対する伝統的な神々を信じていた人々と司祭がここに集まってきたと思われます。ここで見つかった出土品は、南ロシアのさまざまな地域のもので、このセンターが非常に重要な場所であったことを示しています。(カルパティアスラブ人のキリスト教化の年表について

 

 

出典:Языческое городище - святилище в Медоборах. Гора Богит

 

ズブルチ宗教センターは複雑な構造をしており、ズブルチの右岸にある3つの聖域の町と、左岸にある聖域で構成されていました。500〜600人が住む城壁を備えた集落でした。集落の長さは約300m、幅は50〜100mです。

 

 

ここには偶像の場所、犠牲の穴、儀式用の家屋、司祭用の小さな居住スペースに、巡礼者のための一時的な隠れ家がある寺院が見つかりました。それらは城壁(さまざまな時期に埋められ、再加工された)と溝に囲まれていました。

 

 

またこの地からは、スキタイ時代の陶器が最初の層で見つかりました。この聖域が紀元前6〜紀元前5世紀には存在したことを示します。

 

出典:Капище "Збручский идол" (Хмельницкий). Самопознание.ру

 

出典:Языческое городище - святилище в Медоборах. Гора Богит

 

偶像は、堀に囲まれた直径9mの場所にあり、その中央には四角い偶像が置かれていたと思われる穴がありました。堀には8つの椀型の穴があり、動物や鳥の骨などの生け贄の名残が残っていました。60歳ぐらいの男性の遺体もありました。おそらく地元の魔術師または貴族だったのではと考古学者は結論づけました。

 

 

ズブルチ宗教施設は、13世紀頃にはなくなりました。モンゴル人の侵入によるものだと思われます。聖域の偶像は、侵略者から隠される為に川に投げ込まれたのかも知れません。(ボフィット-ウィキペディア)(ZbruchCultCenter-ウィキペディア。)(ズブルチの偶像Svyatovitov-スラブ人の柱| Reformat.ru)(Капище "Збручский идол" (Хмельницкий). Самопознание.ру

 

 

 

儀式の想像図1。出典:Збручский идол. История одной случайной находки. - МДРЕГИОН.РУ

 

 

儀式の想像図2。出典:Збручский идол. История одной случайной находки. - МДРЕГИОН.РУ

 

 

儀式の想像図3。出典:Збручский идол. История одной случайной находки. - МДРЕГИОН.РУ

 

 

 

 

祖霊信仰のエネルギー

ダジボーグ:エネルギーを感じなさい。

 

 

フミ:本当に穏やかですニヤリ

あと綺麗に配列されているような感覚。

 

 

初富:それが祖霊信仰のエネルギーなのです。

先祖を敬い、神と同一して信仰する。人間の根源的なエネルギーですね。

神さまは自然のエネルギーの象徴ですが、むしろ古代においては祖霊崇拝の比重が高かったのではないでしょうか。

 

 

フミ:先祖を大切にとは良く言いますが、こんなに穏やかなものだったのですねニコニコ

セッションなどでも面倒な問題は先祖が関係してたりして、私はどちらかと言うとやっかいなものだという感じがあったのですが、これは静かで清浄なエネルギーです。

 

 

初富:それは今感じているのが、当時のしっかりとした(ズブルチの偶像の)エネルギーだからです。

今の日本の先祖のエネルギーは乱れておりますよ。

 

 

フミ:我が家の祖霊のエネルギーを感じて見ると。。。

うーん、

 

 

やっぱりゴチャゴチャしている😨

 

 

 

初富:祖霊信仰は穏やかなエネルギーです。

一方、文字が発達してできた複雑な形而上の宗教は熱狂的なエネルギーをもち、祖霊信仰と文字の宗教が戦ったら、祖霊信仰は文字の宗教には敵わないのです

しかし、祖霊信仰はとてもバランスの良いエネルギーです。

古代人は医学はほとんどありませんでしたが、その代わりに祖先と共に生きることでエネルギーを整えてバランスをとっていたのです

 

 

フミ:日本にはお盆があったり、墓参りなどの風習があるよね。

元々、我が家はお祖父ちゃんの代から伝統的習慣はやってないから、その所為かな🤔?

 

 

初富:正直、今の日本のご先祖様への儀式は、習慣化していて、儀式としてのパワーは弱まっているでしょう。それは意味がないとは言いませんが、浄化の力が十分にあるとも言えません。

そもそも先祖を記念日だけ敬い、それ以外の日は祖先を気にせず生きてはなんの意味もございません。

祖先の知恵に従って生きなければなりません。

 

 

フミ:しかし、祖霊信仰していたスラブ人達は、民族同士で争い合っていたんだろう?

穏やかなエネルギーなのに、どうしてなんだ?

 

 

初富:祖霊信仰していたから身内はまとまり、外と戦争する余裕があったとも言えますぞ。

祖先の乱れでつまらないことが起きれば、そもそも外と戦う余裕はありませんからな。

 

 

フミ:内はまとまっても、結局、外と戦うのかよ😲

 

 

初富:万能の力などありませんぞニコ

しかし、日本人は祖霊崇拝の伝統が残っているのですから、もっと力強く致しましょう。

 

 

ダジボーグ:昔の人間は、一族を大切にしていたのだよ。君はフィクションの歴史物に惑わされているようだが、大抵の人間は祖先を敬い、尊敬していたのだ。

ただどうしてもそうできない場合もあった。そういう場合は殺し合った。

何事もメリハリが大切なのだよ。

 

 

フミ:すごいメリハリもあったもんだ😲

 

 

 

 

現在のボギット山

聖域の現在の動画を紹介します。

今はスピ好きが集まって儀式するエネルギースポットになっているようです。

ろくな動画がない中、低画質ですが、比較的まともなので紹介します。

ただ、時々急に流れてくる胡散臭いBGMに注意!

 

『世界を彷徨う。聖なる山、ボギット。』


 

 

今回のチャネリング相手:太陽神ダジボーグ
スラブ神話の神慈悲深い太陽神。万物の創造主スヴァローグの子。

その名は文字通り『与える神』(Dazh[命令型]+bog[幸福、反映])を意味している。黄金の翼をもつ4頭の白馬が引く戦車で空を横切り、『火の盾』で陽光を創り出した。彼はまた豊穣神でもあったから、人々は自らを誇り高く「ダジボーグの孫」と呼んだ。

 

 

今回のチャネリング相手:『初富』
千葉県鎌ケ谷市『初富稲荷神社』の狛犬

背中で語る無口なイケメン狛犬。「宇迦之御魂神様に遣えて150年あまり。地元の発展に尽くしてまいりました。」「フミさんはまだまだですが、初富が責任を持って鍛えていきたいと思います。」「皆様も、地元の神社に足繁く参拝されますと神さまの加護がいただけますよ!!」

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