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このシリーズの記事
ネオコンとイラク戦争
今回はイスラエルと繋がってアメリカを操る、ネオコンについて書いていきます。
◆イスラエルの二つの計画
前回はイスラエルの歴史でしたが、特に重要なのは『イノン計画』と『クリーンブレイク計画』です。
この二つがイスラエルの方針を表しています。
この二つの計画によると、イスラエルは、自国保護のため、広大な緩衝地帯をそなえた大イスラエルの設立を意図していることを明確にしています。
さらにアラブ諸国を分断、細分化し、それぞれを争わせることで、イスラエルのみが中東の大国となるのを望んでいるのです。
そのために、独裁政権によって強固に統一されている、イラクやシリアは、大イスラエルのためには解体する必要があると言うのです。
一部では現代の『シオンの議定書』とも言われますが、書いた人間も、いつ書かれたのかはっきりしています。一方で、これらの計画やイスラエルの方針についてマスコミが取り上げることはありません。
◆ネオコン
さて、その『クリーンブレイク計画』を書いたのは、ネオコンザーバティブ(新保守主義者)、通称ネオコンと呼ばれる政治集団です。彼らのルーツは、ソ連でスターリンとの権力争いに負け、アメリカに亡命したトロツキストです。
彼らは、当初はユダヤ系の社会主義者でしたが、アメリカでの生き残るために保守に転向主義します。
転向したことで、
”新=ネオ” 保守主義者=コンサーバティブ
と呼ばれました。
その歴史的経由から彼らはユダヤ系アメリカ人で、「社会主義革命」の輸出の代わりにアメリカが世界に「民主主義革命」を輸出すべきだと主張し、イスラエルと深く結びついています。
ネオコンは、90年代のブッシュ政権実現運動を担い、2001年のブッシュJr政権成立後は、その中枢に入り込みます。
『クリーンブレイク計画』の筆頭執筆者のリチャード・パールは、長期にイスラエルに滞在し、イスラエル首相の補佐官をしたこともあります。
パールは、”ユダヤ系アメリカ人政治家”で、ブッシュJr政権下で”アメリカの”国防諮問委員会の議長となり、軍事戦略と国防省と軍の再編の先頭に立ちました。
パールは、2003年にイラク戦争の開戦を声高に主張します。
しかしパールは同戦争中に武器商人との癒着が発覚し、道義的責任をとる形で同委員長を辞任しました。 どうもネオコン達は倫理観の欠如が甚だしようです。
◆ネオコンによる陰謀
『クリーンブレイク計画』が書かれたのが1996年。
その5年後、
2001年1月20日、ジョージ・ブッシュが第43代アメリカ合衆国大統領に就任します。上記で述べたようにネオコン達が閣僚として大量に入り、ブッシュ政権の政策を決定します。
9ヶ月後、
2001年9月に同時多発テロ事件が発生。アメリカはテロとの戦争を宣言します。
ネオコンによる自作自演説。アルカイダとブッシュJrが繋がっているなど、陰謀論が沢山存在するこの事件については、散々取り上げられているので、このブログでは扱いません。
2ヶ月の戦闘で、タリバン政権は崩壊した。
10月にはアメリカをこのテロをアメリカへの攻撃だとして、集団自衛権を発動し、アフガンに侵攻します。
そして2ヶ月でタリバン政権を崩壊させます。
この開戦の正当性については議論があります。
◆イラク戦争
さらには2003年3月、大量破壊兵器破壊を口実にイラク侵攻をします。周到な計画と圧倒的な軍事力により、イラクは2ヶ月で短期間と多国籍軍(ほぼアメリカ)に占領されます。
しかし、侵攻の表向きの理由であった大量破壊兵器は発見されませんでした。
イラク戦争の開戦理由は完全なねつ造だったのです。
2003年3月21日、クウェート砂漠で休息する第101空挺師団第3旅団の兵士達。
2003年3月21日、Az Bayer近郊で捕虜になるイラク将校。
2003年3月24日、バグダッド郊外のニューバグダッドで、窓から覗くイラクの子供達。
2003年3月29日、イラク中部で米海兵隊に治療されるイラクの少女。
2003年3月31日、捕虜になったイラク人が4歳の息子を慰める。
2003年5月1日、カリフォルニア沿岸沖の空母エイブラハムリンカーンに乗って発言し、イラクでの大規模戦闘の終了を宣言します。
『クリーンブレイク計画』通りに、イスラエルの強敵であった、イラクは排除されました。
◆イラク戦争後
アメリカのイラク統治は難航し、イラクの治安は悪化していきます。
しかし、大国イラクが分裂し、各派に別れて争うことこそが『イノン計画』と『クリーンブレイク計画』の目的なのです。
わざわざでっち上げの理由で戦争を起こしたネオコンですから、イラクの治安の悪化もまた、計画通りでしょう。
パールの著書『悪の終焉:テロ戦争に勝つ方法』では、ネオコンの思考が述べられています。
- イスラエルとパレスチナのすべての和平プロセスの放棄
- シリア侵入
- アメリカ国内にバイオIDカード導入と公衆警戒の強化
ネオコンにとって残念ながら、ブッシュ政権は2004年に再任されますが、アメリカ史上最低の支持率に苦しみます。
さらには、ネオコン自身の不正・腐敗が暴露され、思うような政策が実施できなくなりました。
イラクの後は、イスラエルの敵シリアを叩くはずでしたが、直接アメリカ軍を使えない国内情勢になってしまいました。
ハードパワーである軍隊を取り上げましたが、次回は、ソフトパワーであるCIAの謀略を取り上げます。
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