出産レポ③出産後の処置 | 遠方からの不妊治療通院と妊娠出産記録、その後の成長記録

遠方からの不妊治療通院と妊娠出産記録、その後の成長記録

遠距離通院不妊治療。
交通手段は飛行機。片道4時間かけて6年遠距離通院した不妊治療の記録。
結婚10年目体外受精で妊娠、37w4d帝王切開にて出産。
その後子宮筋腫摘出、卵管切除手術実施。

退院しました。入院出産のことを記録していきます。



帝王切開にてベビー
誕生後のお腹の処置。

赤ちゃんが産まれ、あとはお腹縫うだけと思っていたのに、1時間半も手術が続きました。

赤ちゃんが出てきてすぐに先生から言われたのは「胎盤が取り出せない」ということ…



私は癒着胎盤だったようで処置を続けると大量出血するかもしれないから危険。

処置として2択。
↓↓↓
①このまま胎盤を残してお腹を閉じ、自然になくなる可能性にかける。なくならない場合は再手術。
②この場で子宮を全摘出するか…。全摘出するともう妊娠できません。


急にいわれたのがこれ。


あーーーどうしたらいいかわからない。
右側には産まれたてのベビーがめっちゃ泣いてる。
1人産めたから十分って気持ちもある。
でも不妊治療クリニックには凍結胚が残っている。

だから子宮は残したい。

先生に「ここで決めるって酷なことで申し訳ないんだけど」と言われながらもなんとか処置を続けてくれている。
そして別の先生をヘルプで呼び、先生達がなんとか胎盤だけを出そうと頑張ってくれている。

ヘルプで入った先生に
「全然大丈夫だからね」
と言われちょっと安堵したけど、なかなか終わらない。

自己血も輸血された。
出血を吸い取るノズル?の音。
出血がすごいんだ。


麻酔が追加されて、麻酔が上の方まで上がってきて息苦しさもあり、眠くなってきて「終わるまで寝ていたい」って思うほど。

でも目を閉じれば「大丈夫ですか?」と声を掛けられるので必死に目を開ける。

一瞬寝落ちしそうになるけど先生たちの「あっ!」って声で一気に目が覚める。
何かやばいこと起きたの?とヒヤヒヤする。


手術中は目隠しのカーテンかけられてはいるけど、天井の手術ライトが鏡のように反射して自分の開かれたお腹が丸見え。
(コンタクトしてないからぼんやりしか見えないけど)


そして急にお腹をグルングルン動かされて(ベビー取り出した時と同じようす)、ヘルプで入った先生がいなくなった。


そのあとライトに映るお腹は閉じられていてあとは縫うだけみたいな雰囲気。

胎盤だけ出せた??


ここから先生達は雑談していて
「うちの旦那が〜」とか「国内線が」とか聞こえてきたので(笑)大丈夫だったんだーと感じました。

先生から胎盤だけ取れたと聞いた時は力が抜けました。「ありがとうございます」とお礼言って、助産師さんたちが残りの処置をして部屋に戻りました。


部屋に戻り「今何時なんですか」と聞くと手術開始から2時間経ってました。
私にはもっともっと長く感じました。

それでも通常の2倍も時間がかかったわけで、子宮を残す処置に関わった先生や助産師さん達に感謝しかないです。

ヘルプで入って処置してくれた先生、
処置が終わるとさっといなくなってお礼も言えず。
直接お礼が言いたい。