ここにある静けさ | roundabout

roundabout

日々感じたり思ったりしたことを書いています。
気持ちのこと、摂食障害のこと、人とのこと、猫のこと。



家と映画館とで、ここ最近続けてみた映画


〜〜〜〜

枯れ葉(アキ・カウリスマキ監督)

瞳をとじて(ビクトル・エリセ監督)

ゴースト・トロピック(バス・ドゥヴォス監督)

ノスタルジア(アンドレイ・タルコフスキー監督)

街のあかり(アキ・カウリスマキ監督)

〜〜〜〜


共通して印象的だったのは、特有の静けさと、洗練された台詞

もちろん、どれも全然違う作品なんだけど…


カーテン越しの日の光が弱まっていき、

部屋の中がだんだん暗くなっていく様とか、

水がぽたぽた落ちる音、

その波紋の数々とか、

1人佇む、歩く、座る姿だとか、

丁寧に映される。


そこで語られる言葉。


音楽が流れても、静かな印象は継続していたり。


でも映画って、どれも割とそういうものかもしれない、とも思った。


そして、今回気になったのは、

その、映画特有の静けさにまつわる、

心地よさ。


特有の、と思ったけれど、連日観て、本当はそれは、実生活にも流れている静けさだったんだと感じ直してる。


私の頭の中、心と体が、しばらく、

うるさすぎたんだ。


自分でも気づかないうちに、

その騒音に消耗し、参っていた。


無音が、怖かった?

それもあると思う。

静かさは、虚しさの予感に繋がった?

それもある。


恐怖と虚しさ、だけど、それは濃密で柔らかな、日々の幸福と隣り合わせにあるものなのだと思う。


何がネックになって、

恐怖と虚しさに繋がり、

何がポイントになって、

幸せの享受に繋がるのか。


感覚的なことかもしれないけど、

それだけでもないと思う。


心の動きも体の動きも両方、

感覚的なことも理性的なことも両方、

関係してると思う。




することが少ない日々の中で、

人生とか、大きな括りで考えてしまいがち。


でもそれはそれで、

少ないなりに、

もっていたい、

生活のための思想みたいなのが、

出てくるんよね。


というと、大げさだけど、モットー…!