心で見ないと物事はよく見えない | ハート・カウンセラーkokkoの幸せの探し方

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見えているものから見えないものを感じる力、ありますか?
 
なにを見ても、その表面だけではなく奥にあるもの、
背後にあるものを想像することができる力。
それこそが、スピリチュアルな感性なのではないかと私は思うのです。
今こうして目に見えていることがすべてではありません。
見えない部分、物事の背後を感じようと努力することが大切です。

「見えないもの」の大切さと言えば、サン=テグジュペリの
『星の王子さま』という物語の中の有名な
【心で見ないと物事はよく見えない。肝心なことは目には見えないということだ】
という言葉を思い出します。
 
星が美しいのは、目には見えない花がひとつあるから。
砂漠が美しいのは、どこかに井戸を隠しもっているから。
家が魔法にかかっているようだったのは、
奥深いところに秘密を隠しもっていたから。
「家でも星でも砂漠でも、その美しいところは目には見えないものさ」
「目では何も見えないよ。心で見ないとね」

【子どものための童話ではなく、大人が生き直すために書かれた小説】とも言われている
『星の王子さま』(新訳 星の王子さま 宝島社文庫 倉橋由美子訳)。


絵を見た時、その絵を見ることはできても
その絵を描いた画家の想いを見ることはできません。
音楽を聴いた時も、その曲を聴くことはできても
作曲家がその曲を作った背景を聴くことはできません。
世界的に有名な画家の有名な絵を見た。
世界的に有名な音楽家の演奏を聴いた。
ただそれだけで、見た気になったり聴いた気になったり
していることは多いかもしれません。
美しいと有名な景色を目にしたとしても、
その美しさを感じる心を持っていなければ、
ただ「美しいと有名な場所に行って景色を見た」
というだけのことになります。

愛も信頼や友情もすべて形はなく、目で見ることはできません。
だからといって、それらがないわけではありません。
高級な指輪をプレゼントしてもらったからといって、
それが「愛」なのか。
いつも一緒にいて仲良しごっこをしていることが「友情」なのか。
自分が目に見えるもの、表面的なことだけで
物事を判断するような生き方をしていると、
上っ面の綺麗さに騙されがちになります。
みんなが絶賛する有名な絵だから、本当に素晴らしいのか?
人気があって売れている人だから素晴らしいのか?
高価なプレゼントをくれる人だから愛があるのか?
目の前にあるもの、目に映るわかりやすいものだけ見て、
わかった気にならないことです。

目に見えないものやことに心を寄せる。
物事の背後を感じる。想像する。
これは、簡単なことではないかもしれません。
でも、見えないものを感じる力を持つことができれば、
日常生活の中のある小さな感謝や幸せを見つけることが容易になります。

目に見えないことを感じ取る能力を磨くということは、
「心」を磨くということに通じるのだと思います。

 

 

「心」の磨き方はこの本にて↓