小雨の夜に思い出すこと・つづき | ハート・カウンセラーkokkoの幸せの探し方

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私はもめごとが苦手です。

怒るのも苦手です(子供にはしょっちゅう怒ってばかりですが汗)。



お兄ちゃんがトラブルに合うたびに、友達ともめごとを起こすたびに、

私には、ものすごいストレスになり・・・


だからと言って知らない顔をするわけにはいかない。


お母さんって、親になるって、責任をとるって・・・なんてこと、

この子のおかげでどれだけ考えたかガーン



「5年生の女の子にポシェット盗られた」


こういう場合、どう対応するべきなのでしょう。


お母さんじゃない私は、正直に言うと・・・


知らないふりをしたかったです。


情けないけど・・・。だって、どう文句を言いにいけば、いいのか。

怒りの感情の表し方が下手な私は、

どうしたらよいかわからなくなっちゃうんです。


でも、お母さんの自分が勝ちました。


この子をなんとかしてあげられるのは、自分しかいない。


私、お兄ちゃんを出産した日に、天使にお願いをしました。

「この子の人生に辛いことが起きませんように。

どうかいつもそばにいて、お守りください」

と。


でも、現実助けるために動かないといけないのは、

母である私なんです。


あの時、女の子たちを探し出して取り返さなくちゃ!!と、

背中を押してくれたのは、もしかしたら天使だったのかもしれませんが。


とりあえず、まだ赤ちゃんだったちびくんをオーロラちゃんに託し、

(彼女もまだ幼稚園生でしたが)


お兄ちゃんと、公園に向かいました。


女の子が二人いました。


お兄ちゃんが「僕のポシェットを盗った子はいないけど、あの子たちに

追いかけまわされた」と言うので、

彼女たちのところに行き、


「この子のポシェットを返して欲しいんだけど」

と言うと、彼女たちはクスクス笑い出し、


「え~、わたしたち、知らな~い。Aちゃんが盗ったかもだけど~」


・・・いない一人のせいにして、知らないふり。


「Aちゃんだけが、盗ったの?その子は持って帰っちゃったの?

あなたたちは、なにも知らないわけないよね。

年下の男の子たちのこと追いかけまわしていたよね。

一応、学校に報告しなくちゃいけないことかもしれないから、

クラスと名前を教えてくれるかな」


そう言って手帳とボールペンを出したら、

観念したらしく、しぶしぶクラスと名前を言ったうえで、


「あ!私、思い出した!!Aちゃん、ふざけてポシェット投げてたから、

一緒に探しますよ~」

なんて言い出し、


公園の隅の草むらに入って行ったかと思ったら、

あっという間にポシェットを見つけ出し、


「私たち、見つけてあげたからもう帰ってもいいですよね♪」


と・・・。


その時、お兄ちゃんがポシェットの中を確認したら・・・

「なにも、入ってない!!カードが全部なくなってる!!」


・・・。


女の子たちは、知らない。私たちは見つけてあげたんだ。

Aちゃんが盗んだかもしれない。の一点張り。


頭、くらくらしてきました。


そのあと、お兄ちゃんと二人で公園中探したけど、カードはどこにもない。


暗くなってきちゃったし、とりあえず下の二人も心配だし、

ぐったりして子供と二人で家に帰りました。


大事に集めていた(今でもコレクターですが)カードが、50枚くらい。

なくなったショックで、どんよりしているお兄ちゃん。


これは、どうしたら・・・


夜、子供たちが寝てから、ふと近所に5年生の女の子が住んでいることを

思い出しました。その子のお母さんと私は仲良しだし、その女の子と

うちのお兄ちゃんも交流があったので、電話してみました。


実は昼間こんな出来事があって、こういう子たちが関わっているんだけど、

なにかこの子たちのことを知らないか、聞いてみました。


近所のお母さんの話によると、三人とも可愛そうな家庭の子たちで、

どうやら低学年のころから、それぞれが家庭に問題を抱えていて、

同学年の間では有名な子たちのようでした。


特にAちゃんの家庭は、ひどいらしく・・・子供は小さいころからほったらかし

で、心配な家の子だから、文句を言いに行っても無駄なんじゃないか、

とのことでした。


やっぱり、なにかとんでもないことをする子は、愛情に飢えているんだなと、

確認できちゃた感じがして悲しくなりました。

子供が勝手に悪い子になるんじゃないんですよね。


電話のやりとりを聞いていたらしい、その近所の5年のお姉ちゃんが、

「私がAちゃんに、カードどうしたか聞いてあげる」

と言ってくれて、私との電話を切ってから、Aちゃんちにかけてくれました。


Aちゃんがカードを隠した場所を教えてくれたと、連絡をもらいました。

3年生が生意気だったから、からかっただけで悪気はないけど、

必要なら謝ってやってもいいと言っている、でも、謝るとかいって

なにかされるとMくん(お兄ちゃん)が大変だから、謝らなくてもいいと断った

と近所のお姉ちゃんから電話をもらい、


謝るとか言ってなにかされるって・・・と、

心が寒くなりました。


そして、カードは公園の砂場に埋めたとのこと!!


公園の砂場に埋めただって!!


悪質ですよね・・・


外は、小雨が降り出していました。時間は夜10時過ぎ。


早く公園に行かなくちゃ、と電話を切って外に出たら、

近所のお姉ちゃんとお母さんが懐中電灯を持って出てきてくれていました。


こんなにうれしかったことはないです。


三人で小雨の降る中、真っ暗な公園に行き、

砂場の真ん中を掘ったら・・・かなり深くにカードが束で埋められていました。


深くに埋められていたおかげで、まだ雨には濡れていなかったけど。


なんだか悲しい怒りがこみ上げてくる事件でした。


翌日、もちろん学校には報告しましたが、学校はなにもしてくれませんでした。

ま、そんなものですね。


でも、この事件があったから、この体験があったから、

私はお兄ちゃんの昨年の事件 に対応できたのだと、

振り返って思います。


子供を愛を持って育てないと、子供に愛をちゃんと伝えないといけないです。


愛そのもので生れてくる子供を大人がダメにしたらいけないです。


私はまだまだよその子にまで、愛を注げません。

ただただ、自分の子を必死に育てるだけです。


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