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女性活用の必要条件

短時間労働と仕事の見える化が女性活用の必要条件です。


仕事の見える化は何をもたらすか?


仕事の見える化とは、
仕事の俗人化を無くし、
誰が何をしているのか公開し、理解する事。


長期休暇を取っても、周りの人がカバーできる体制になっている事。


女性は産休を取るから重要な地位を任せられないのか?
産休を取っても、重要な地位は別の人がカバーする。
その為には、仕事を見える化する。


短時間労働が常態化すれば、
休んでも、カバーする量が減る。


短時間労働であれば、産休明けでも無理な勤務なしで
職場復帰できる。


現実に、2~3週間の長期休暇を取る会社は
仕事の棚卸と引継ぎとカバーが出来ている。


短時間労働と仕事の見える化だけではなく
女性が働きやすく活躍できる社会的環境も必要である。

アンガーマネジメント

2014年7月4日 日経夕刊

学校でアンガーマネジメント キレず感情制御 知る


小中学校で「アンガーマネジメント」を取り組み始めた。

アンガーマネジメントとは

1970年代にアメリカで始まったアンガー(イライラ、怒りの感情)を

マネジメント(上手に付き合う)ための心理教育です。


東京都渋谷区立松濤(しょうとう)中学校 3年生の取組

テーマは「キレそうになる自分の信号を知る」

無意識に表れる体の変化について、生徒たちはグループごとに

互いの体験を話し合い「相手を睨み付ける」「口の中が渇いてくる」など、

怒った時の自らの変化を冷静に分析した。


担当した大橋昌代教論は

「怒りを制御できなくなった自分の姿を知ることが、

感情と爆発させないために大切」と説明する。


同校は2年前から毎月1回、全学年を対象にこうした授業を実施。

生徒からは

「素直な感情を友達に話せるようになった」

「親とのけんかが減った」

といった声が上がっており。

鈴木富樹校長はは「確実な成果を感じている」と話す。


怒りの根源を分析し、自分の感情を相手に冷静に伝えるアンガーマネジメント。


奈良育英中学校では、

担当した宇野惇之教論は

「生徒同士のトラブルが完全になくなったわけではないが

全般的に生徒の態度が落ち着き始めた。

相手に謝ることが出来る子供も増えた」


アンガーマネジメントの3つのステップ

■気持ちを落ち着かせる

・自分が起こっていることに気付く

・会話を打ち切って時間をおく

・目を閉じたり、深呼吸をしてみる

■考え方を変えてみる

・相手の立場で考えてみる

・「自分だけが不利益を被っている」という考えをやめる

・「○○でなくては認められない」という考えをやめる

■冷静に自分の気持ちを伝える

・怒りの原因となった事実を伝える

・自分の正直な気持ちを伝える

・相手に直してほしい点を伝える


(略)


------- ここまで ------------------------------


(所感)

自分をコントロールするためには

自分を知ることが必要です。


もともと社会人のプログラムだったものを

小中学校でも有効であることが分かった。

むしろ、小中学校で時に必要な科目になりつつある。


アンガーマネジメントは

自分を「怒り」を知ることで

「怒り」コントロールするができて

自分が楽になり、相手も楽にする。


これからの普及のお手伝いになれば嬉しい。


在宅治療で人間らしく、「満足死」を手助け

2013年12月14日 日経夕刊
疋田 善平氏 (へき地医療)


病気だけをみて患者をみなかったらダメ


医師は、患者の肉体的な苦痛を取り除けば良いのではなく
病気の原因を家庭・地域生活の集大成から出てくるものと捉える


患者への往診で家族が見え、
地域へ出前教室は地域の特徴を知ることが出来る。


患者さんとは親しくなり気持ちが通じ合えば
リハビリで無理を言っても聞いてくれる様になる。


入院ではなく、在宅ならば患者の負担が減り、治癒力も高まる。
往診体制をきちんと築けば、自宅を病室にする事もでき、健康保険料下げも実現した。


「満足死の会」
患者が望む死に方を手助けするのが医師。
病気を治す事だけが医師の仕事ではない。延命させる事だけが100%いいわけではない。


「尊厳死」は人をどうあるべきかという定義をつくってしまいがちです。
それに対して全面的に患者の希望を生かすのが「満足死」です

例えば、介護してくれる人がいないが、母親の墓の近くの自宅で終末期を過したい人が。
その為に、汚物まみれのような人間の尊厳という面からは判断が分かれるケースに

なりましたが、患者が納得して死んでいきました。これが満足死です。
(略)


------- ここまで -------


お医者さんのあるべき姿はお医者さんに決めて貰いたいが
疋田先生のようになって欲しいものです。


「満足死」もいい言葉ですね。
「尊厳死」との比較も難しい答えですね。

私は、尊厳のある満足死を望みますが
難しいでしょうか?

私はがん検診をやめます

「がんもどき」で早死にする人、「本物のがん」で長生きする人 近藤誠


この本を読んで、
「がん」に対する考えが変わりました。
手術は絶対にしない。
がん治療は、痛みが来るまで行わない。
影響が出たり、痛みだしたら、放射線治療と緩和ケアを行う。


私もこのようにして
痛みのない(少ない)自然死を望みます。
抗がん剤は打たない。
体を切らない。
寿命を縮めない。痛い思いをしない。


がんは治らない。
しかし、進行は遅い
がんは痛まない。

腫瘍が物理的な影響を出し始めたら、放射線治療する。


今まで、毎年、がん検診をしてきた私です。
ポリープを取られてきましたが
ポリープはがんになりません。
これからはがんの有無をほっておきます。

「がんもどき」でも「本物のがん」でも。


最善を尽くすとは延命の為に手術をすることではありません。
手術をしたくてたまらない医者はいりません。
切っても「本物のがん」はなくなりません。


本人と家族にとって、自宅で亡くなるのが一番です。
食欲がなくなり、食べ物も喉を通らなくなり
静かに家で衰弱死したい。

学生が変化したから大学も変革しなけらばならない?

2013年11月8日 日経朝刊

大学は変われるか -教育力を高める より


大学は「何を教えたか」ではなく

学生が何を身につけたか」を問われる時代。


大学生の自主性に委ねる学習は過去のものになっている。

受身の学生が増えた現実がそこになる。


大学は

教室を飛び出し、地域や海外に学びの場を移す取組みも活発だ。


「ベトナムで仕入れた刺繍です。」

10月20日、明治大学のイベント会場に商学部学生の声が響いた。

9月に現地を訪れ、価格交渉から税関手続きまで自分たちでこなした。

実践を通じて商学の理解を深める授業。


このように体験や社会活動を取り入れた授業。

「大学内で授業が完結する時代は終わった。」(水野勝之教授)

(略)


-------- ここまで ---------


授業だけではなく、学生のあり方を考えた新しい形の大学が増えてきた。


大学が学生のあるべき姿を示して

その大学を選ぶ学生があるべき姿に向かって行動する。


大学も学生も変わるのなら

親も変わらなければならない。


楽しみな教育環境になってきました