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国産天然クロマグロが大量漁獲でセリ不調

2013年7月5日 日経朝刊


国産天然クロマグロが

大量漁獲でセリ不調


理由は、小ぶり(20~30Kg)で、傷みも目立つから


国産天然マグロより輸入品の方が人気が高い。

国産天然マグロは1キロ500円~600円

メキシコ産養殖マグロやオーストラリア産インドマグロは1キロ2,000円~2,500円


その理由は

処理が不十分な国産より良質。


資源の減少が深刻な日本近海のクロマグロだが

需要と無関係に水揚げが先行している。

今は需要が弱く、産地から送られても売り先がない。


---------- ここまで -----------


「国産天然マグロ」の響きは「高級品」

それがなぜ?需要がなく、売れないのか?


商品価値は、ブランドだけではない。

品質をないがしろにはマーケティングは

顧客の価値に合わない。


どっちの先生がいい?

小学生の息子から聞かれました。

「お父さんは、『小うるさくて、怖いけど、教えるのがうまい先生』と

『優しいけど、教えるのが下手な先生』のどっちがいい?」


答えました。

「それは、教わるのだから、教えるのがうまい先生がいいね。」


そう言ってから、考えました。

学校の先生は「教える人」で合ってる?


生徒は教わる人?


何で先生が必要なの?(何で小学校に行くの?)

先生ってどんな存在なの?


っと考えると!


勉強する主体は子ども。

子どもが自分だけで勉強すると、勉強に抜け漏れが発生するので、

学校は満遍なく教えてくれるところ。


学校は、自分で勉強するのを

サポートしてくれるところではないでしょうか。


主体は子ども(生徒)、先生はサポート役

そういう関係で勉強が出来たら嬉しい。


オンライン教育の可能性

オンライン教育の可能性 2013/6/6 日経朝刊

ペンシルベニア大学長 エイミー・ガットマン氏


大規模公開オンライン講座(Massive Open Online Course)を2012年から始めた。

1年間で100万人以上の学生が登録した。

そのうち6割以上は米国外で、なかでもアジアの学生が多い。

来年には日本語でも聴講できるようにする。


ネットの狙いは

大学教育を受けられる人を増やしたい。


ネットを活用する利点は

大学キャンパスの物理的限界を打ち破り、受け入れ可能な学生を増やせる事。

次に、学生が事前にオンライン講座で基本を学んでおけば

教室では教授と学生が高度な内容のやり取りをする事が可能になる。


授業料は

オンライン教育は無料だが

単位を取得できる講座では小額(100~200ドル)の授業料を払って貰う。

(略)


------- ここまで ------


(所感)

学びたい人が学べる環境があるというのは嬉しい。

教育者の本望がそこにある。


また、継続できる仕組みも試されているようで、

今後に期待したい。


教育システムもこの20年は変化に対応出来ていなかった

2013年5月30日 日本経済新聞 朝刊

大和総研理事長・開成学園理事長兼学園長 武藤 敏郎氏


失われた20年で教育システムも変化して来なかった結果で

日本の大学は日本企業に就職するには意味があっても

海外に優秀な人材を輩出しているとは言えない状態になっている。


-海外の大学はどう変わったのでしょう?

欧米の大学では「反転授業」という考え方が浸透してきた。

すなわち、知識を得る学習はインターネットを使ったeラーニングで行い、

教室では徹底的に議論する。ソフトウエア時代を迎え、

創造力や表現力を高めるという狙いだ。


米国ではネットで数万人規模を相手に授業を行う「MOOCS」(ムークス)

と呼ばれる教育が広がっている。

(略)


ネットで公開されるオープンコースウェア(OCW)で単位を取得する必要があるのなら

別途、試験を行えばいい。

多くの人が高等教育を受けられる利点に着目すべきだ。

(略)


--------- ここまで ---------


(考察)

企業内の教育も既にeラーニングと集合研修の使い分けや

ブレンディングが行われている。

その事を踏まえると、如何に日本の学校がユーザ視点になっていないかが分かる。


模範を示している大学があるし、企業もあるのだから

内に籠らない教育を目指すように各学校にはお願いしたい。





日本版ISA (NISA:ニーサ)について

日本版ISAが良く分からないので勉強して来ました。


まだ詳細は決まっていないが

2014年1月から開始される制度です。

小額投資非課税制度:NISAニーサと呼ばれています。


その目的は

まず一つは、証券優遇税制による減税が2013年で終わるので

その替わりです。

もう一つは、日本国内の預貯金を個人投資に振り向ける事です。


例えば

100万円を投資して、20万円の譲渡益(売却益)、配当・分配金があった時

今年の税率は 10.147% なので 20,294円の税金

来年の税率は 20.315% なので 40,630円の税金

NISAを使えば      0% なので 税金なし


NISAを使うには

NISAの口座開設を金融機関に申請して作ります。

税務署には金融機関が2013年10月から申請内容の確認を行います)

その口座で買った上場株式や公募株式投資信託が非課税対象です。


特徴

1.NISA口座で 一年間(1/1 ~ 12/31)累計100万円まで購入できます。

  売却は購入した年を含めて5年間(12/31まで)非課税。

  買い売りを頻繁にするとすぐに100万円を越すので、長期保有が狙いです。

2.2014年~2023年までの10年間毎年100万円まで購入可能。

  2023年に購入したものは2027年までの5年間保有可能。


日本版ISAの注意点

1.その他の口座(一般・特定)との損益通算ができない

  NISA内の損益は他には影響を与えない。税金にも関係しない。

2.金融機関の変更に制限がある。

  第一期間(2014-2017年)、第二期間(2018-2021年)、第三期間(2022-2023年)

  それぞれの期間で一金融機関を選択可能

3.更新手続きが必要です。

  上記各期間で更新手続きが必要です


くれぐれも、投資ですから

リスクがあります。

損する事もあるのです。

損した時はNISAのメリットはありません。(税金を掛ける元がない)

最長五年の保有期間ですから、決して長くないと思います。

常に、市況を見ながら運用する事になるのではないでしょうか。

売るタイミングは自分で決めるしかありませんから。


追加情報

非課税対象 : 上場株式・投資信託・ETF・J-REIT・外国籍投信が対象

          MMFや公社債は対象外

対象者    : 1月1日時点で20才以上。

          日本居住者・住民票のある外国人