『みすず』9月号外山滋比古さんの連載エッセイが今回も面白いです。直線的な漢字とやわらかな曲線のかな文字の対比が興味深いです。また,宮地尚子氏の連載『トラウマの地政学』が今回は学問や科学の利用と悪用について述べていて考えさせられます。社会問題の「かくれ当事者」(当事者であることを隠してバッシングから逃れている立場)自身による研究という可能性が指摘されています。確かに研究というと第三者による客観性が問われるものですが,それとて歪められている恐れもあるのですから当事者自身による発信も必要かと思われます。