秋というよりも、
そろそろ冬の足音が
近付いてきましたね
さて、この時期、
11月の第3木曜日といえば、
何の日かおわかりでしょうか
そうです、
ボジョレー・ヌーヴォーの
解禁日ですね
このボジョレー・ヌーヴォーというのは、
フランスのブルゴーニュ地方の
ボジョレー地区で作られた新酒なんですね。
ボジョレー・ヌーヴォーを飲みながら、
フランスのブドウ畑の中を走っていく
今年のツール・ド・フランスをTVで見直す
そんな夜の過ごし方もいいですね
・・・と思いましたが、
今年のツールはブルゴーニュ地方を
通っていなかったですね
でも、フランスの美しい風景の中で
ツールを走る選手を見ながら飲むワインは
きっと格別においしいと思いますよ
さて、ツールを走るプロチームは、
ほとんどが、走行性能が良いとされる
チューブラータイヤを使用しています
このチューブラーは、
空気が抜けるのが早く、一晩で
2barほど空気圧が下がってしまいます
クリンチャーはそれに比べると、
一晩で0.1~0.2barほどなんですが、
実はだからこそ危ないんですね
空気圧が下がっていることに気づかず、
出かけてしまうことがあり得るのですが
実は、この空気圧はロードバイクにおいて
とても重要なんです
25Cタイヤに最適化された、
2017年モデルで新登場した最新作の
フルクラム レーシングゼロ C17も、
高い剛性で硬いといわれていますが、
空気圧ひとつで、走りの性能はそのままに、
乗り心地をマイルドに変えることもできるんです
FULCRUM Racing Zero C17 Clincher wheel set
レーシングゼロ C17/RACING ZERO C17 クリンチャー ホイールセット
そこで今日は、この空気圧の最適化について、
お話をしていきましょう
シーンに合わせて自分の最適空気圧を知っておくと便利!
まず最初に一番大事なことは、
毎回乗る前に
空気圧チェックすることです
どんなタイヤであろうと
必ず空気は抜けるもので
空気圧は下がります
空気圧が下がると、
リム打ちパンクが生じたり、
走りが悪くなりますので、
毎回必ず空気圧チェックしましょうね
ところで、
空気圧はどの程度にすればよいのでしょうか?
自分の最適空気圧とはどれほどでしょうか?
そこを考えていきましょう
①メーカー推奨のタイヤそれぞれの
適正空気圧をチェックする
適正空気圧はたいていタイヤ側面に
書かれていますが、この数値は
あくまでも平均的な数値なんです
例えば、
実際には乗り手の「体重」だって
それぞれ異なるわけですから、
皆が同じ適正空気圧になるはずはありません
あれはあくまでもメーカーが
平均的な乗り手の体重を想定して
そこから出した平均的な適正空気圧なんですね
ですから、多くの場合は
7bar~8barと幅のある表現で
書かれてますよね。
そこで、そのメーカーが推奨する
平均的な適正空気圧の中で、
より個人にぴったり合う
最適な空気圧を知る必要があります
②推奨の適正空気圧範囲内で
0.5barずつ空気圧を換え試乗する
特に、平地・登り・下りのそれぞれで、
乗り心地、加速度、路面グリップ力に
気をつけて10km~20kmずつ走ると良いですね。
もちろん、1回で全てはチェックできませんから、
数回に分けてチェックして下さい!
空気圧の違いがはっきりしない場合は、
1回の中で1bar変えて、違いを体感してみましょう
たぶん、自分の好みの空気圧が
あるはずで、それは自分に
ピッタリの最適空気圧になるわけです!
登りや下りのシーンで
好みが違ってくるかもしれませんが
その場合は、もっともよく使うシーンでの
空気圧を選ぶと良いですね。
③空気圧は、フロントよりもリアの
空気圧を0.5barほど上げておく
空気圧は前後均等に入れるのですが、
実際には後輪に多く荷重がかかります
そこで、リアの空気圧を0.5barほど
高めに入れて、実質的に均等にして下さいね
一般的に言うと、空気圧を上げると
転がり抵抗が減り、走行性能が良くなりますが、
その分、乗り心地がゴツゴツ硬く悪くなり、
また路面グリップ力・制動性能も悪くなります。
逆に、空気圧を下げると
乗り心地が柔らかくなり、制動性能も増しますが
その分、転がり抵抗が増え、走行性能が悪くなります。
このバランスを考えて、
自分に最適な空気圧を知ることが大事です
レーシングゼロ C17 クリンチャーでは、
最適設計されている25Cタイヤを履かれている
お客様が多いのですが、
卓越した推進力や加速性能を実現する
フルクラム特有の硬さ、高い剛性により、
硬いフレームとの組み合わせの場合や
タイヤの空気圧を上げ過ぎた場合に
その硬さが前面に出て、
ゴツゴツした乗り心地を感じる場合もあります。
それで走りに悪影響がでそうな場合には、
タイヤの空気圧を少し下げることで改善されます
25Cタイヤは、23Cタイヤに比べて
エアー容量も大きいので、
そういう調整がとてもしやすいです。
ぜひ皆さんも、
愛車のタイヤの空気圧にこだわってみませんか
FULCRUM Racing Zero C17 Clincher wheel set