10月31日はハロウィンでした
仮装して街にでかけた
という方もいらっしゃると思います
いつもと違うものを身に付けるだけで
見える世界が違ってきて
その中にいる自分も変われる
そんな気がするんだと思います
自転車だって同じですよね
バーテープの色を変えるだけで
気分一新、楽しさ倍増
今まで以上に速く走れる気分になれます
さて今日も検品作業をしていると、
ピピピピ~と携帯電話の音
電話に出ると、以前からの知り合いで、
先月、FULCRUM SPEED 40C クリンチャーを
ご購入いただいた方でした
「この間、カンパのボーラワン35借りて
走ってみて、良いホイールなんだけれど、
やっぱり僕にはスピードの方があってるな
スピード40Cにして良かったよ」
とのことでした。
FULCRUM SPEED 40C Clincher wheel set
【2017年新作】フルクラム スピード 40 /SPEED 40クリンチャー ホイールセット
実は良いホイールと一口に言っても
個性豊かで、
乗り心地はずいぶん違うものです
そこで今日は、同クラスホイールである
BORA ONE 35とSPEED 40Cを比較して
その特徴をお伝えしていこうと思います
オールラウンドにBORA ONE 35、決戦レースならFULCRUM SPEED 40C クリンチャー
リムの高さはボーラ35mm、スピードは40mm、
重量はボーラ1406g、スピード1420gです。
リム差の分だけスピードは平地向きで
重量分だけボーラはクライム向きですが、
この辺の数字の違いは、ごくわずかです
ただ見た目の印象は
リム差5mmでずいぶん違います
スピード40Cの方が、ディープリム感が強く、
デザイン的にもカッコいいと思います
カンパとフルクラムは同系列の会社ですので、
基本的なパーツの差はほとんどありません
ベアリングなども共にUSBベアリングで、
非常によく回ります
また、ハブもほぼ同様で、
BORA ONE 35、SPEED 40Cともに
アルミ製フランジで、
どちらもオーバーサイズ・フランジとなっています
そしてBORA ONE 35とSPEED 40Cの違いに
最も大きな影響を与えているのは
スポークの組み方(リア)です
ボーラ35はG3スポークシステムと呼ばれる
スポーク3本ずつを並べて組む構造で、
エアロ特性に優れてる組み方をしています
これは例えて言うならば、ロードレースで
空気抵抗を抑えるため列車を組むのと同じで、
3本を近づけることで、エアロ性能を引き出すのです
一方で、フルクラム スピード 40Cでは、
2:1スポーク・レシオと呼ばれる組み方で
スポークが組まれています
この組み方の特徴は、
非常にバランスに優れている点で
さらに、カンパのG3よりも
スポークが外側に広がっています
もちろん外側に広がれば、
支える力が大きくなりますので
剛性が高くなりエネルギー伝達性が高くなっています
以上の点も踏まえて、
実際のインプレッションとしては、
BORA ONE 35の方がしなやかなホイールです。
軽い走り心地で乗りやすいともいえますが、
ここ一番の反応性には欠けるかもしれません。
それに対してSPEED 40Cは、
やはりフルクラムらしい
剛性に優れたホイールです
踏んだパワーがロスすくなく伝わり、
加速性能や推進力に卓越しており
まさにレース向けの
決戦ホイールと言うことができます
オールラウンドに楽しみたいなら
BORA ONE 35
自分の可能性を探り、
新しい走りを目指すなら
FULCRUM SPEED 40C クリンチャーです!
FULCRUM SPEED 40C Clincher wheel set
当店では、皆さまの知りたい情報を
お伝えしていきたいと思っています