そう言えばお話会のとき、館長さんが私のところにやってきたんですよ。
「魔王が恵比須様と大黒様からお話を伺いたいとのことです。
ふくたま様にお口添えをお願いしたいと仰っておいでです」
( ^ω^)・・・
正式な感じ?
高貴な方の、堅苦しさ?
「お二方ともお祭り好きな感じで、こんな席で堅苦しい話は聞きたくないと仰ってお断りになるかもしれませんが、それでも良ければ一度お願いしてみますけど・・・」
私は館長さんに答えました。
それを魔王に報告しに行く館長さん。
館長さんの話を聞いて頷く魔王。
その様子を遠くから眺めている私。
メンドクセーな。
館長さんがこちらを向いて頷いたので、私は恵比須様と大黒様に報告に行きました。
「なんと、伝説の魔王が我らに話を聞きたいとな?!
しかも正式に、礼を尽くして・・・
あのアホとは違って立派じゃのう、さすがバケバケちゃんの弟君🍀」
嫌がるかと思いきや喜んでいただけたようで一安心しました。