[半オクターブを仕上げるトレーニング(5音を同じトーンにする)]
息を吐き、そこからしぜんに息がお腹に入るのを待ち、入ったのを確認して、次の音を出すようにするとよいでしょう。直線的にぶつけるのでなく、それを大きな円の循環のなかに加えるような感じにしましょう。
ポジションが変わってしまう場合、大半は、喉の方へあがってしまうのですが、これは、第一に、息をしっかりとお腹に維持していないからです。
第二に、喉が開いていないからです。あごをひき、のど仏の下がっているのを確認しましょう。
中音域になったときに、口が開いてきたら、要注意です。
あまり、口を開けないように行うことで、身体で負担を保つことができるし、「イ」や「ウ」の音も同じように出せるようになります。
1.ドレミファソを「ラ」でつなげます。
まず、ドの音をしっかりと胸に入れて、発声します。
そのポジションを最後のソの音まで維持します。
1音ずつ胸もとから、喉もとへポジションが移動しないように気をつけてください。
これで、半オクターブを上下降します。(胸に押しつけるのとは違います)
2.ソファミレドを「ラ」でつなげます。
まず、ソの音をしっかりと胸に入れて、発声します。
これができなければ、やりやすい音域に下げてから始めてください。
ソの音とドの音の出し方が変わらないように気をつけてください。
同じく、これで半オクターブを上下降します。
3.次の順に行うのもよいでしょう。(全て半オクターブ内での上下降)
1)ハッハッハッハッハッ
2)ラッラッラッラッラッ
3)ラァラァラァラァラァ
4)ラーラーラーラーラー
5)ラ(ーああああ)ー