[半オクターブを仕上げるトレーニング(5音を同じトーンにする)] | 声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

歌手、声優、俳優、芸人、ビジネス、一般、声に関心のある人に。
プロ、トレーナーも含め、トップレベルのヴォイトレ論を展開します。

さらに学びたい人は、一流になるための真のヴォイストレーニング https://vccarchive.hateblo.jp/

[半オクターブを仕上げるトレーニング(5音を同じトーンにする)]

 

息を吐き、そこからしぜんに息がお腹に入るのを待ち、入ったのを確認して、次の音を出すようにするとよいでしょう。直線的にぶつけるのでなく、それを大きな円の循環のなかに加えるような感じにしましょう。

ポジションが変わってしまう場合、大半は、喉の方へあがってしまうのですが、これは、第一に、息をしっかりとお腹に維持していないからです。

 

第二に、喉が開いていないからです。あごをひき、のど仏の下がっているのを確認しましょう。

中音域になったときに、口が開いてきたら、要注意です。

あまり、口を開けないように行うことで、身体で負担を保つことができるし、「イ」や「ウ」の音も同じように出せるようになります。

 

1.ドレミファソを「ラ」でつなげます。

まず、ドの音をしっかりと胸に入れて、発声します。

そのポジションを最後のソの音まで維持します。

1音ずつ胸もとから、喉もとへポジションが移動しないように気をつけてください。

これで、半オクターブを上下降します。(胸に押しつけるのとは違います)

 

2.ソファミレドを「ラ」でつなげます。

まず、ソの音をしっかりと胸に入れて、発声します。

これができなければ、やりやすい音域に下げてから始めてください。

ソの音とドの音の出し方が変わらないように気をつけてください。

同じく、これで半オクターブを上下降します。

 

3.次の順に行うのもよいでしょう。(全て半オクターブ内での上下降)

1)ハッハッハッハッハッ

2)ラッラッラッラッラッ

3)ラァラァラァラァラァ

4)ラーラーラーラーラー

5)ラ(ーああああ)ー