○シャウトのイメージ
私のいうシャウトというのは、外向けに声が大きく叫ぶというよりは、
体の中にためた声がはじけて飛ぶようなイメージです。
人間の体の使い方は、似ているものです。
重い荷物やバーベルをもちあげるとき、爪先、腿の内側に向かって腰から中心に力が入ります。
これは、シャウトするときや高音の体の使い方に通じるところがあります。
このときに、のどや首や肩などに部分的に力を入れたら、そこがこわれかねません。
口、顎に力を入れてはいけません。
声を体から離さないように注意してください。
ロックスターの姿勢を思い出すとよいでしょう。☆
声は、体や息と、つながって出ます。
それを、口から声がムチのようにしなやかに強く出ているようなイメージとして捉えてみてください。そのムチは体で握って、離してはいけません。