○フレージング
フレージングということで、ことばを音楽的に処理することになります。
ことばから歌のトレーニングに入ります。
自分の声である程度シャウトできるようになってきたら、
それをフレーズという形で音楽的に応用しましょう。
声が出るようになっても、音楽的にその声を処理できなくてはなりません。
音楽的に声を処理するというのは、まずはレガートで歌えるということです。
大きくは、ことばから入るのとメロディのフレーズから入る方法があります。
ここでは、ことばを音楽的に処理します。
たとえば、「あおい」と大きな声でシャウトしてください。
これが二つ、三つの音に分かれて聞こえるようではいけません。
「あおい」と、 一つのフレーズで言い切ってしまうのです。
「ブ」「ル」「ウ」でなくて「BLUE」というような感覚です。
できるだけ一つにするように試みましょう。
「あ」「お」「い」を「青い」でも「葵」でも、何でもかまいません。
狭い口形の母音の方が比較的大きな声でも負担がのどにこないでしょう。