どの世界でも、自分を伸ばそうと欲するのでしたら、
その世界のものの判断力、価値観を学ぶことです。
それには一流のものを見るに限ります。
どんなに多くの三流のものを見るよりも、
一流のものを、いくつかしっかりとくり返し見ることが大切です。
その方が深いし、そうでなくては、本当の意味で伸びません。
その後に、一流に至らないものに学ぶとわかりやすいともいえます。
「あなたの頭の中に、体の中に、心の中に、
どのくらいすばらしい人、すばらしい声、そしてすばらしい世界が入っていますか」
私がいつも聞いていることです。
「何も入っていないところからは、何も出てきません。
すばらしいものを出したければ、すばらしいものをたくさん入れましょう」
※感動したことのない人に、人を感動させることはできません。
ことばを大切に扱ったことのない人に、ことばで伝えることはできません。
魅力的に生きていない人に、人を魅了することはできません。
正確なのは,必要ですが、そのために口先の器用さが先に出て、
体から魅力的な声を出すことや
声に命をしっかり吹き込むことを怠っていませんか。