音程とリズムの最終的な解決法 | 声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

歌手、声優、俳優、芸人、ビジネス、一般、声に関心のある人に。
プロ、トレーナーも含め、トップレベルのヴォイトレ論を展開します。

声をしっかりと出すということがあってこそ、

リズムも音程も定まってくるのです。

 

まずは、声自体の魅力とパワーを出した上でのコントロール力が大切です。

最初から充分に出ない声で、音程やリズム、

まして、歌の練習をするのは、あまりよいことではないのです。

 

声の器を大きくしようという試みの上で、しぜんな発声であってこそ、

音程やリズム練習が歌に生きるのです。

つまり、意識してはいけないということです。

 

ところが、多くの人は、音程、リズムのとりやすい声にして

歌っていくようにします。

歌という表現のためにヴォイストレーニングをするのであり、

決して音程やリズムのためではありません。

 

そこを間違えるから、音程やリズムの狂いが

気になるくらいの発声しかできなくなるのです。

表現ということを大切にし、歌を聞かせるのであれば、

音程やリズムの乱れなどは感じさせません。

 

そのようなことを聞き手に

チェックされる歌い方や声の出し方は、

勉強の方向に問題があるのです。

 

歌っていて、音程が聞こえてきたり、

高いところを歌っているなどと

感じさせては失格です。

それは、意識するから感じさせてしまうのです。