音楽スクールのレッスンも含め、
市販の本などでも、
ヴォイストレーニングのメニューでは、
私がみると、
簡単すぎること、すぐできることと、
できないこと、難しいことの両極です。
メニューでは、ここのところ多くなってきた
メンタルやフィジカル以外では、
主に、ピッチ、リズム、発音、
高音共鳴、声区融合などです。
それらは、慣れてこなせると、できるようになったと思うくらいのものです。
もっとも根本にある、声を確実にものにするトレーニング
そのでき具合をチェックする判断力をつけることが欠けているのです。
それでは何十曲のレパートリーがあったとしても、
一曲の一フレーズでも聞かせられないということです。
そこをおかしいとも思わないなら、そのまま鈍い感覚のままなのです。
いかに一つの課題の声に関するチェックが甘いかということを表しています。
もっとも、一般的なメニュでは、
声そのもの(音色など)を取り扱うのが
難しいためにスルーされてきたともいえます。