どんなにうまく歌えても、一曲、歌うごとにのどが疲れたり、
後で異常をきたすようでは、何もできないということです。
あるレベル以上の活動、作品づくりにおいて、です。
出ない声、出にくい声で練習するから、
ライブの次の日は、まともに練習できないなどとなるのです。
これでは、上達できるはずがありません。
歌やせりふは、楽器がいるわけではありません。
身体 ―つで通用するかどうかが問われます。
としたら、それは体そのもので差がついているからです。
プロはプロの体をもたなくてはいけないことがわかります。
その身体から出る声だからプロの声となり、プロの歌となるということです。
どこに行っても、声を出せば認められる。
となれば、素っ裸で自分を売ることができるのです。
そうでなくては、カラオケレパートリー二千曲というオジサン、
一曲二千回は歌い込んだというオバサンにかないません。
がんばる方向を間違えないことです。