声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

声、語り、歌、ヴォイストレーニング1日1話

歌手、声優、俳優、芸人、ビジネス、一般、声に関心のある人に。
プロ、トレーナーも含め、トップレベルのヴォイストレーニング論とメソッドを公開しています。

ブレスヴォイストレーニング研究所 https://www.bvt.co.jp/
アーカイブ版「一流になるための真のヴォイストレーニング」https://vccarchive.hateblo.jp/ 

◯声域のチェック

 

⬜︎かすれずにしっかりした声で全ての音を出せる

⬜︎1番高い音から、まん中の音を、そして、1番低い音と3音を続けてとれる

⬜︎低い音は、喉でなく身体の支えで声が出ている

⬜︎低い音やまん中の音を強くできる

⬜︎高い音を弱くも強くも出せる

 

⬜︎ことばを入れて発声しても差しつかえがない

⬜︎最高音でキンキンなったり、音をぶつけてたり、抜いている感じがない

⬜︎高低がめだたないくらい同じ音色で調整されている

⬜︎口や舌、あご、喉に力が入っていない

⬜︎どの音程も二音間の飛躍が目立たない

 

自分の声域をチェックしてみてください

 

男性は、実際にはピアノの中央のドの音を聞いて、

ちょうど1オクターブ低いドの音を出しています。

◯高い声と低い声

 

 声には高い声、低い声があります高い声は頭の方へ抜けやすく、

低い声は胸にこもりやすいのです。

私は1オクターブのなかでは、声はひとつにする(声質、発声として)ところから、

はじめるべきだと考えています。

 

 音の高さによって発声や声質を安易に変えてしまうと、

後になって、伸び悩んでしまうのです。

しかし、急ぐと必ず、くせをつけ固めて、高い音にあてたり、

喉をしめないように抜くことを覚えてしまいます。

後々のためには、あまりよくないことなのです。

 

 高音、中音、低音とあたかも、

声が2つか3つあるように思って、大きく変えて歌っているのは、

日本の特長かもしれません。

このようにすると、確かに、すぐに広い声域をとりやすくなります。

うすめてつなぎバランスをとることで広い声域をカバーするのです。

それですぐに通用する人もいますが、

大体は、どれも大して役に立たない発声を3つ持つことにもなるのです。

 

 声のパワー、質量が声域によって変わってしまっては、

歌にとって最も大切なフレーズ感が壊れてしまいます。

ダイナミックなヴォリューム感は損なわれ、

ドライブ、メリハリ、パワーが出せません。

◯声域―低中音域中心に声を扱う

 

 声域とは自分の声の出せる範囲のことです。

これには男女差はもちろん、個人差も大きいものです。

 

 声楽では、男女それぞれ、およそ3つずつに声の質で分けています。

高い方から、男性はテノール、バリトン、バス、

女性はソプラノ、メゾソプラノ、アルトです。

 

俳優やポップスのヴォーカリストにとっては、

この区分けはあまり関係ありません。

もっとも魅力的に歌える声域で、

しっかりと鍛えていくことです。

 

 2オクターブや3オクターブ出ると豪語する人は多いのですが、

大半は、音に届いたかどうかというだけで、

安定した発声でその声域をカバーしている人は、あまりいません。

単に出ればよいのなら、もっと広くとれます。

 

自分の今の時点での声域を確かめてみてください。

多くの場合は、1音も音楽の演奏レベルできちんと使える声域がないものです。

無理して喉をしめて出した声はトレーニングには使わないことです。

◯楽譜記号の基礎ーワンポイント楽典

 

・テヌート(―)音符の上か下に短い横線がついていたら、その音符の長さ一杯に伸ばします。

・フェルマータ(U)この記号のついた音符は、適当な長さに伸ばします。

・マルカート(>)マルカートは、1音1音を切らずに力強く歌うことです。

  練習のときは手を力強く打ったり、足を踏みならしてやると感じがつかめるでしょう。

 

 

◯音を上げていくときのチェック(ドレミのスケールで)

 

⬜︎音が高くなっても、高いと思わないように。

⬜︎安易に喉や口形を変えて出そうとはしないように。

⬜︎イメージは重心を低くしていくように。

⬜︎声はつっぱったり、直接ぶつけて力でもっていくのでなくて、

 フレージング(息の流れ)にのせて、ゆるやかに上がっていくように。

⬜︎高い音の音質が、他の音と比べてできるだけ変わらないように。(ある範囲内において)

⬜︎頭部の方へひびいても、胸のひびきを失わないように。(ある範囲内において)