新・保育士試験:社会的養護・教育原理攻略講座

新・保育士試験:社会的養護・教育原理攻略講座

保育士試験の難関科目「社会的養護」「教育原理」を受験される方のための「ふくしかくネット」のブログです。
「社会的養護」「教育原理」に何としても合格していただけるブログに
していきたいと思っております。


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<H30(後期・地域限定)保育士試験・筆記試験を終えて>

少し遅くなりましたが、皆さま、筆記試験お疲れさまでした。

自己採点結果について、メールや掲示板へのコメント等でお知らせいただき、誠にありがとうございます。

合格をめざされた科目で6割以上(「教育原理」・「社会的養護」では両科目で6問以上)取れた(見込みの)方、本当におめでとうございます。
ご自身の努力の成果です。

残念だった(見込みの)方、お力になり切れず、誠に申し訳ございませんでした。
少し心身を休めた後、また一緒に頑張っていっていただけると幸いです。

今回は、1日目では「社会福祉」、2日目では「教育原理」で準備の難しい問題が多く、6割確保が難しかったようですね。

「教育原理」では、中身までは手が回らないような法令の条文からの出題もあり、準公式テキストとも言える、全国社会福祉協議会刊行の「新 保育士養成講座 第2巻 教育原理」(いわゆる全社協のテキスト)の内容からも離れていっている感じでした。

このブログでは、今回の「児童家庭福祉」、「社会福祉」、「教育原理」の問題を中心に、問題内容をじっくり分析して、平成31年(前期)の筆記試験へ向けて、何をすべきか、何をすべきでないかを考えてまいります。

今後ともお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。


※ 平成31年(前期)版の「リベンジセット児童家庭福祉」、「リベンジセット社会福祉」、「リベンジセット教育原理」、「リベンジセット社会的養護」、につきましては、今月中の販売開始をめざして準備を進めております。
できるだけ早めに販売開始できればと考えております。
申し訳ございませんが、もう少々お待ちいただけますよう、よろしくお願いいたします。
(なお、平成30年以前版をご利用いただいた方につきましては、当該科目の教材データのご利用は無料となります。販売開始次第、一斉メール等でお知らせさせていただきます。)


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<H30(後期・地域限定)保育士試験・筆記試験を受験される方へ>

いよいよ、明日(20日)から後期(および大阪府の地域限定)の筆記試験が始まりますね。

前期試験(または神奈川県の地域限定試験)からの間隔が短く、あっという間に後期試験の時期が訪れ、モチベーションが上がらず、前回失敗した科目について自信を持てないまま今に至ってしまった方も多いのではないかと思われます。

しかし、試験は始まり、そして終わります。
気持ちが乗り切らない、あるいは不安が残る方も、試験に集中していきましょう。

毎回、同じような内容となってしまいますが、いくつか、具体的な注意点をあげさせていただきます。


◎ 受験票に記載された注意事項をよく読み、時間の余裕をもって出発できるようにしておきましょう。
受験に行くときは、どうしても勉強のことも気になって、想定外の失敗もしていまいがちです。
電車の乗り間違いなど、自分は大丈夫だと思っていたようなトラブルが発生しても、時間の余裕があれば何とかなるものです。
「早めに出る」ことは大切です。

◎ 期待された問題が出題されなくても、心が折れないように気持ちをコントロールしてください。
逆に、見たことのない資料等からの出題であっても、手持ちの知識を総動員して、食らいついていきましょう。
難問が2つ続いても、あせらず、萎縮せず、確実な基本的知識で何とか五分五分の勝負に持ち込んで、2問のうち1問取れればいい、と開き直ることも大切です。

◎ 問題の作り自体がまずく、「少しおかしい」と思える問題もあるかと思いますが、その場合は、問題作成者が○×のどちらにしようとしたのかという、【問題作成者の意図】を考え、素直に誘導に従って答えを出してください。
数字等の含まれていない素直な文は○の可能性が高いと考えられます。
問題文にあらわれていない事情を考えてしまうなどの、深読み、裏読みはしないほうがいいと思われます。
問題作成者は、×の記述を作成する場合は、数字や言葉を入れ替えるなどして、しっかりした×の記述とするのが通常だと思われるからです。
試験の現場では、腑に落ちない場合であっても、割り切って、より正解に近い選択肢を選んでマークするしかないのです。

◎ 「社会的養護」などの難関科目の難しさの一つの要因として、形式的なことですが、「組み合わせ」が全部○のものが正答となる場合が結構あることがあげられます。
予想問題や模試では、なかなか、そういう問題は作りにくいのです(全部○という問題は、手抜きをした感じになってしまうためです)。
また、昨年の後期試験の「社会福祉」では、これも形式的なことですが、20問中正答「1」が10問(半分)もあり、「3」は1問、「5」は0問という、受験者にとっては非常に不安をあおられる正答番号の構成でした。
さすがに「1」が4問続くと、「どれか間違っているのは?」という気持ちになって、解答を書き直してしまいたくなるものです(それが、昨年の後期試験で「社会福祉」を落とされてしまう方が多かったことの要因の一つではないかと思われます)。
「組み合わせ」が全部○になっても、(ちょっと極端ですが)「5」が5問続いても、素直に読んでその結果になったのであれば、気にしないことが大切です。


1日目の受験科目がない方の場合、まだ、今日、明日丸1日、明後日の朝(移動時間等)という時間があることになります。
言うまでもなく、「ニコイチ」の「教育原理」・「社会的養護」では1問(5点)の価値が大きいので、残りの時間を有効活用していただきたいと思います。

ただ、「あそこも出題されるのでは」などと心配して、あせって手を広げてしまうと、得点につながる可能性の低い方向に進んでしまうことになります。

このブログの過去4つの4科目の優先学習事項の記事も参考にしていただいて、出題可能性の高い事項を、落ち着いて、しっかり確実に押さえていっていただきたいと思います。
「教育原理」の条文なども、今、覚えれば、試験終了までは記憶も持つでしょう。

本番では、自分がやってきたことを信じつつ、問題作成者の気持ちも考えながら、より正解に近いと思われる選択肢を選んでマークしてきてください。



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<社会的養護の優先学習事項【H30(後期)直前向け】>

最後の追い込み学習にメリハリをつけていただくために、先ほどの「教育原理」に続き、「社会的養護」について、優先学習事項(出題予想事項)をあげてみたいと思います。

近年の「社会的養護」の問題は、出題傾向が急変して劇的に難しくなるというようなことはなく、一定の傾向と難易度で安定している感はあります。

今年の神奈川県独自地域限定保育士試験の「社会的養護」では、不適切問題(全員正解問題)が10問中2問も出てしまい、よくも悪くも、難しいという声が少し小さくなってきている気はします。

しかし、10問科目(ニコイチ)であるにも関わらず、1~2問は奇妙な問題が含まれていたりなどするために、「社会的養護」で完璧をめざすことは難しく、7~8割程度を確実にねらっていく必要があります

そのため、この時期、学習事項の取捨選択も大切となってきます。


【歴史・人物関係】

「満腹主義の意味」(平成27年8月の筆記試験)のような奇問が出題されることもありますが、歴史・人物を通して1問しか出題されない可能性が高く、一般的な受験対策用のテキスト(リベンジセットなど)に載っている程度の基本的事項しか出題されていないので、今から手を広げる必要はないと思います。
石井十次石井亮一留岡幸助らの重要人物とその業績は、しっかり押さえておきましょう。

また、児童福祉施設の創設・改正の歴史が少し気になりますので、下記の過去記事に目を通しておいていただくといいかもしれません。

<児童福祉施設の歴史>

(なお、情緒障害児短期治療施設は、平成28年の改正で、児童心理治療施設名称変更されました。)

余裕があれば、全社協「社会的養護」(改訂3版)p13~26・p28~32の記述を、自分なりにポイントを絞りつつ、側注部分の追加説明も含めて目を通しておければ、歴史に関する問題の正解率はかなり高くなるでしょう。


【児童養護施設入所児童等調査結果】

「児童養護施設入所児童等調査結果」(リベンジセットのダイジェスト版p131~)は、平成25年の調査から5年経ったということもあり、出題は控えめになってきています。
「次の文は、児童自立支援施設に関する記述である。・・・」
というような問題の中の一部の記述として出題され得るという感じです。
あまりこだわらなくてもいいと思いますが、この重要事項に手をつけないのには勇気がいるので、心配な方は、下記のまとめ記事の内容だけでも押さえていただきたいと思います。

<児童養護施設入所児童等調査結果について1>

<児童養護施設入所児童等調査結果について2>


【児童福祉施設の設備及び運営に関する基準(設備運営基準)】

出題は確実ながら、これについてはヤマを張ることは難しいので、下記の過去記事も参考に、その施設に特徴的な基準を中心に、(大方忘れてしまうことは承知のうえで、)ポイントを押さえておいていただきたいと思います。

<児童福祉施設の職員の配置基準のポイント>


【児童福祉法】

「児童福祉法」については、第28条、その他では、第45条あたりの重要条文はよく見ておきましょう。

「平成28年公布・平成29年4月1日までに施行」の改正事項については、出題が続いており、まだブームは終わらないと思います。
下記2つの過去記事で、ポイントだけ押さえておけるといいでしょう。

<家庭と同様の環境における養育の推進>

<その他の児童福祉法の改正のポイント>


【家庭的養護と家庭養護】

● ファミリーホーム(リベンジセットのダイジェスト版p54~56)
● グループホーム(ダイジェスト版p57~58)
● 小規模グループケア(ダイジェスト版p59~60)

は、制度内容自体は軽いので、出題されたら確実に正解したい事項です。

参考:過去記事<家庭的養護と家庭養護>


【障害児通所支援】

神奈川県独自地域限定保育士試験の「社会的養護」で、保育所等訪問支援に関する問題が不適切問題(全員正解問題)となってしまったものの、「児童家庭福祉」だけではなく「社会的養護」でも出題され得るということで、「児童家庭福祉」と同様に、今回は、改正で新たに追加された

● 居宅訪問型児童発達支援(児童福祉法6条の2の2第5項)

の定義をしっかり押さえておくといいと思います。

「この法律で、居宅訪問型児童発達支援とは、重度の障害の状態その他これに準ずるものとして厚生労働省令で定める状態にある障害児であって、児童発達支援、医療型児童発達支援又は放課後等デイサービスを受けるために外出することが著しく困難なものにつき、当該障害児の居宅を訪問し、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、生活能力の向上のために必要な訓練その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう。」


【社会的養護に関する各種資料に関する問題】

7つの施設運営指針・里親等養育指針から順番に出題されている感があります。
ただ、覚えられるものではないので、出題頻度が最も高いといえる「児童養護施設運営指針」(ダイジェスト版p88~96)だけでも、記述を覚えようとするのではなく、考え方を理解するという姿勢で、読んでおいていただきたいと思います。

余裕があれば、今回は、

● 児童自立支援施設運営指針(ダイジェスト版p107~)
● 自立援助ホーム運営指針(ダイジェスト版p126~)

にも目を通しておけるといいとでしょう。

その他、資料にヤマを張るなら、出題サイクル等から見て、

● 新しい社会的養育ビジョン(ダイジェスト版p12~)
● 里親委託ガイドライン(ダイジェスト版p44~)
● 社会的養護関係施設における第三者評価及び自己評価の実施について(ダイジェスト版p78~)

あたりかなと思います。


【事例】

最近、「社会的養護」で事例問題の出題が続いています。
事例が増えたほうが、全体的な難易度が下がる印象があります。
つまり、「児童家庭福祉」の事例問題と同様に、難しく考える必要はありません。
個別化、傾聴・受容・共感、自己決定、結論を急がないこと、などがポイントとなります。

「必ず・・・」、「保護者に指示した」というような強い表現のある記述は、まず「不適切」となります。
考えすぎても仕方がないので、問題作成者の意図・誘導に素直に従いましょう。


優先学習事項(出題予想事項)にしては、やや散漫になってしまい、申し訳ございませんが、とにかく、残り時間が少ないからと浮足立たずに、「今勉強している内容がそのまま出題される」などとマインドコントロールして、モチベーションを上げながら、内容に集中して勉強していくことが大切です。


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<教育原理の優先学習事項【H30(後期)直前向け】>

最後の追い込み学習にメリハリをつけていただくために、「教育原理」について、優先学習事項をあげていきます。
「これは気がつかなかった」というような事項が見つかれば幸いです。

最近の「教育原理」の難易度は高めになってきているように思われますが、実際は、受験者によって出来・不出来の差が大きくなっている状況がみられます。

土台となる重要法令を覚える作業を行っているか、限られた重要人物をしっかり押さえ切れているかどうかが、2~3問分の点差につながってしまう感じです。
メリハリをつけて、覚えるべき事項はしっかり覚えることが大切です。


【問1~3あたりの法令問題】

基本中の基本として、

● 「教育基本法」全部
● 「学校教育法」の重要条文(前期で出ていない1条、11条、72条など)

はよく読んでおきましょう。
11条は懲戒、72条は特別支援学校ですね。

ただ、問1では「教育基本法」が続いているので、

●「日本国憲法」26条(リベンジセットのポイント集p4)
●「児童の権利に関する条約」28条・29条(リベンジセットのポイント集p9・10)
に要注意です。

改訂版が施行された「幼稚園教育要領」からの出題は確実だと思われますが、第1章「総則」だけでも内容量が多いので、どうしても手がつかないという方は、リベンジセットのポイント集p25・26の抜粋部分だけでも読み込んでおきましょう。


【問4~問6あたりにかけての歴史・人物問題】

予想が難しいところですが、リベンジセットのポイント集に載っている程度の重要人物と業績・キーワードはしっかり押さえましょう。

「学制」、「教育令」等々、歴史的事項も内容量は多くないので、「古い順に並べた場合」の問題には対応できる程度に押さえておいたほうがいいと思います。

「著者当て問題」も、基本的にはキーワードを手掛かりにした現場対応問題だと考えますが、平成25年以降(再試験・地域限定試験を含む)、正解となる人物は、

モンテッソーリ
デューイ&ペスタロッチ
ブルーナー
ヴィゴツキー&ルソー
コメニウス&貝原益軒
ペスタロッチ
デューイ&倉橋惣三
エレン・ケイ&コンドルセ
プラトン&ロック
倉橋惣三
ポルトマン&ブルーナー&デューイ
ペスタロッチ

と来ています。
連続がないこと、メジャーな人物が正解となる問題しか出題されていないことから、今回は、ルソーかコメニウスあたりが正解となる問題が出題される可能性が高いと考えます。
今から著作を読むということではなく、全社協のテキストなどで少し広く、キーワードを超えた情報に目を通しておくといいでしょう。


【問7~問10あたり】

(1) 教育の実践等
「教育の実践」関係の抽象論としては、カリキュラム(教科・経験、「隠れた」など)と教育評価(絶対評価・相対評価など)は、出題サイクルに関わらず、基本的事項として、確実に押さえておきましょう。

(2) 用語
キー・コンピテンシー(主要能力)、LPP(正統的周辺参加)、ESD(持続可能な開発のための教育)、ICT(情報通信技術)などの意味を問うような用語問題については、やはり全社協のテキストが出題の一つの基準となっていると思われますので、今からでも、全社協のテキストの巻末の「項目索引」に掲載されている語句で、「まったく知らない語句」がなくなるようにチェックしておけるといいでしょう。

(3) 資料・法令問題

最近、準備不能な少し古めの中央教育審議会答申や文部科学省通知からの出題が続いているので、そろそろ典型的な

● 「体罰の禁止及び児童生徒理解に基づく指導の徹底について」(リベンジセットのダイジェスト版p99~)
● 「いじめ防止対策推進法」(ダイジェスト版p106~)

あたりが戻って来てもいいと思います。

なお、準備不能な資料からの問題を見たら、ひるむのではなく、「国語の問題が出た」と捉えて、考えすぎず、常識的判断で素直に解答すれば、正解に至るものです。

新しい法律では、

● 「義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律

にざっと目を通しておけると安心だと思います。

本来、非常に重要な「教育振興基本計画」については、第3期の計画が、3月に答申、6月に閣議決定され、出題範囲との関係が微妙なので、今回は出題の可能性は低いのではないかと思われます。
気になる方は、「第3期教育振興基本計画について」(答申)(ダイジェスト版p52~)に目を通しておいてください。

資料関係については、すべてを覚えるのではなく、理解しつつ、「どういうキーワードがあったか」ということを押さえておけば十分でしょう。


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<社会福祉の優先学習事項【H30(後期)直前向け】>

追い込み学習のメリハリをつけていただくために、近年難化している「社会福祉」について、優先学習事項(出題予想事項)をあげてみたいと思います。

昨日の「児童家庭福祉」の記事と同様、20問分を網羅することは難しいので、何問分か、得点を上乗せする、という気持ちでご覧ください。
これだけが出る、という趣旨ではありません。

捨て問になるような、準備不能の少し古めの資料に関する問題や時事問題を今から追いかけることはせず、頻出事項を押さえて6割をしっかり守り、消去法や一般常識も駆使して、結果的には、合格ラインを大きく超えているという形をめざしましょう。

1 理念・概念(リベンジセットのポイント集p4~6)

ノーマライゼーションやバリアフリー等の基本的な用語は確実に押さえておきましょう。
社会福祉の理念や、概念、対象に関する問題として、非常に抽象的な記述が含まれた問題が2~3問は出題されるかもしれませんが、準備は難しいので、よく読んで、しかし深読みはせず、消去法と常識的判断による現場対応で、拾える問題を拾っていきましょう。


2 法律の制定年(順番)

社会福祉に関係する法律の制定の順番を問う問題がよく出題されます。
単純なので、出題されれば、得点源となります。
先日の記事で、「参考」として、社会福祉に関係する法律の制定年をまとめておりますので、特に、平成に入ってからの(長くてややこしい題名の)法律の制定年を確実に押さえておきましょう。

< 社会福祉 過去問分析(法令の制定年表)>


3 社会福祉法

「社会福祉」の基本は、「社会福祉法」の条文です。

● 第一種・第二種社会福祉事業
● 福祉サービスの理念
● 福祉事務所
● 社会福祉法人
● 地域福祉計画
● 社会福祉協議会
● 共同募金

などが表題となった問題の出題が予想されますが、記述の半分は「社会福祉法」の規定だったりするわけです。
余裕があれば、「社会福祉法」の重要条文(リベンジセットの条文集の【重要度A】)にしっかり目を通しておけるといいでしょう。


4 根拠法

(1) 実施機関

社会福祉行政の実施機関等と、根拠法の組み合わせを問う問題がよく出題されます。
例えば、

● 婦人相談所 (売春防止法)
● 保健所 (地域保健法)
● 地域包括支援センター (介護保険法)
● 身体障害者更生相談所 (身体障害者福祉法)
● 有料老人ホーム (老人福祉法)
● 医療保護施設 (生活保護法)

といったものを押さえておきましょう。

なお、福祉行政の実施機関に関連して、児童家庭福祉に関する国の行政事務は、厚生労働省の「雇用均等・児童家庭局」が扱っていましたが、平成29年7月から、同局が扱っていた行政事務は、同省の「子ども家庭局」と「雇用環境・均等局」に引き継がれました。

(2) 計画

● 地域福祉計画 (社会福祉法)
● 障害者基本計画 (障害者基本法)
● 障害福祉計画 (障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)
● 医療費適正化計画 (高齢者の医療の確保に関する法律)

などの、計画名が紛らわしい福祉関係計画の根拠法、おおまかな策定事項を問う問題も頻出です。


5 関連諸制度

● 生活保護
● 年金
● 雇用保険
● 医療保険
● 介護保険

の基本はしっかり押さえて、知らない記述があっても消去法で対応できるようにしておきましょう(ポイント集p11・12、p19~22)。
なお、今年度から、国民健康保険の保険者が、市町村単独から、市町村・都道府県共同になったことも知っておくといいでしょう。

また、近年制定された

● 子どもの貧困対策の推進に関する法律
● 生活困窮者自立支援法

の概略は押さえておきましょう(ポイント集p14)。


6 利用者の保護にかかわる仕組み(ポイント集p35~38)

社会福祉事業の経営者から、利用者を守る、ということですね。
この分野の内容をしっかり押さえられているかどいうかが、「社会福祉」で無難に合格点を取れるかどうかの分かれ目になると思います。
毎年数問はこの分野から出題されているので、とにかくこの分野だけでもまずはしっかり押さえていただきたいと思います。
「社会福祉法」75条~85条くらいの条文が根拠になっているので、それらの条文もしっかり見ておいてください。

(1) 自己評価・第三者評価

「社会福祉法」78条と関係しますが、児童養護施設等の社会的養護関係5施設以外の福祉関係施設においては、いまだ法令上の義務になっていない点に注意してください(保育所は努力義務)。

(2) 苦情解決

トラブルが常に解決に至るとは限らず、努力義務となっています(社会福祉法82条)。
運営適正化委員会にも注意しましょう。

(3) 権利擁護

成年後見制度と日常生活自立支援事業を押さえておきましょう。

(4) 情報提供

「社会福祉法」75条がベースですが、「児童福祉法」その他福祉関係法においても情報提供の努力義務が定められています。
「福祉サービスに関する情報提供は、1994(平成6)年の老人福祉法改正によって、初めて法律上規定された。」(○)
という知識がたまに役に立つことがあります。


7 相談援助(ソーシャルワーク)に関する問題

(1) 相談援助

相談援助については個別援助技術(ケースワーク)に関する原則である「バイステックの7原則」が基本となります。
「バイステックの7原則」は、簡単に説明すると、

① 個別化の原則: 利用者(相談者)のケースを他人のケースと比べることはしない。
② 意図的な感情表出の原則: 利用者が気持ちをさらけ出せるようにする。
③ 統制された情緒的関与の原則: 援助者自身の感情は抑えて、利用者に共感する。
④ 受容の原則: 基本的に、とくかく利用者を否定しない。
⑤ 非審判的態度の原則: 援助者自身の価値観で断定しない。
⑥ 自己決定の原則: 基本的に、とにかく援助者は決定しない。
⑦ 秘密保持の原則: たとえ施設の職員同士であっても、利用者の同意なく、相談内容等を他言しない。

これで、集団援助技術(グループワーク)に関する問題も含め、相談援助勢に関する問題には、かなり対応できるはずです。
あくまで利用者が主体であり、援助者は基本的には聴き役であり、専門外の相談については専門機関につなぐ、関係機関と連携する、のが「適切」だということになります。

(2) 展開過程

一般に、インテーク(受理面接)→ アセスメント(事前評価)→ プランニング(援助計画)→ インターベンション(介入)→ モニタリング(分析・評価) → エバリュエーション(事後評価)→ 終結という過程で展開されます。
順番と日本語訳を押さえておきましょう。

(3) モデル、アプローチ(ポイント集p26~28)

○○モデル、○○アプローチといった呼称の違いは気にしないほうがいいと思います。
生活モデル」、「ストレングスモデル(ストレングスアプローチ)」、「エンパワメント・アプローチ」などがよく出題されています。
難しく考える必要はありません。
ストレングスやエンパワメントは、肯定的(ポジティブ)な方向性ならOK、という捉え方で十分だと思います。
先日の過去問分析の記事を見ておいてください。

<社会福祉 過去問分析(相談援助)>

というわけで、出題事項が多岐にわたるため、「児童家庭福祉」と同様に、考え始めると、キリがなくなってしまいますが、最後の勉強の優先順位づけ、メリハリづけの参考にしていただけると幸いです。

明日は、このブログの本来の対象科目である「教育原理」・「社会的養護」の優先学習事項の記事を掲載させていただく予定です。



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