【コロナ禍で】
私の出身の都立高校の同期会の幹事長を15年ほど担当している。この同期会は、30年ほど前から始まり、夏のオリンピックの年に開催することを決めている。
同期生は450名ほど。第1回の時などは4割以上の参加者があり、会場は入りきれないほどの混雑だった。その後は毎回1/4位は参加があり、この種の集まりとしては結構盛況である。
現在は既にみな古希は通過していて、亡くなられた同期生も両手では足りないほどになった。
4年前の2020年はあの東京オリンピックがコロナ禍で延期となった年。11月に開催を予定していたが、我が同期会も1年延期とした。
そして2021年。東京オリンピックは何が何でもの無観客での強行開催だった。我が同期会も11月に開催することにしていたが、22名の幹事みなが開催をどうするか悩みに悩んだ。
9月、幹事会はコロナ禍で開けずにメールでの開催可否の採決を行い、開催するか、再度1年延期するか、今回は中止にするかを問うたが、その結果は再度の延期と中止がほぼ同数だったので、止む無く東京オリンピック年の開催は中止とした。
【2024年のパリオリンピック】
そして2024年のパリオリンピックの今年。コロナ禍は一応落ち着きを取り戻し対処薬も揃いだし、社会は一斉に動き出した。
幹事会も8年ぶりに今年1月末に開催した。皆の年齢からするとこの8年間は結構大きく、ご自身が電車に乗っては動けなくなった幹事もおり、女性幹事では夫の介護で参加できなかった方が3名ほど。前回予定していた新宿オペラシティータワー45偕の会場も、昨夏に閉店してしまっていた。
参加した幹事の面々を見ると、私を含めてだろうが「皆8年の間にすっかり年を取ったなあ」が私の第一印象だった。会議では11月に同期会を開催すべく準備に入ることにした。
問題は、4年毎にいつまで同期会を開催したものか、だった。次の2028年アメリカ・ロサンゼルス大会の時ではみな喜寿を越えてしまう。さてどうしたものか。議論の結果、次回を最後の開催とすることにした。
多数の参加者の中、コロナを心配する同期生もまだまだ多いだろうし、高齢者で動けなくなった同期生も多かろう。家族の介護もある。さて、どれほどの参加者があるものだろう。8年振りに準備がやっと動き出した。