16人中14人が風邪で体調不良!ー箱根駅伝の中央大 | 笑う門には福来るのブログ

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【優勝した青学は箱根初出走が7選手】

 例年通り、今年も正月の風物詩「箱根駅伝」を2日、3日の合計12時間にわたりしっかりとテレビ観戦した。

 

 青山学院大学が、2年振り7回目の優勝。原監督の「負けてたまるか大作戦」のもと、10時間43分42秒の大会新での見事な総合優勝だった。

 

 今大会に出場した10選手のうちで、昨年の大会に出場していたのは3区の太田蒼生選手と4区の佐藤一世選手のみ。これはシード10校中で最少で、初の箱根出走者は7選手もいて、今日の復路は全員が初出走だったが、それでの総合優勝は驚きでしかない。

 

【中央大は13位に惨敗】

 私の母校中央大は、戦前の優勝候補の呼び声もむなしく、シード権も取れない13位と沈んだ。優勝した青山学院から離されること20分34秒。俄かには信じられない結果となった。

 

 2016年に中央大の監督に就任した藤原正和監督。就任時、大学の長期事業計画書には、2025年までに箱根駅伝で総合優勝する、と書かれている。

 

 中大の「10年計画」で、来年が最後の年。藤原監督によると、

「今年が総合優勝の最大のチャンス」と言っていた。大学からも選手パンフレットのダイレクトメールが先週届き、力のいれようが伝わってきた。

 

 一昨年は総合6位で10年振りのシード権獲得。昨年は見事な準優勝で、チーム構成からも前予想では優勝候補の一角とされていた。それが何と13位の惨敗に。

 

【「呼吸がまともにできなかった」と3区中野選手】

 私は事前に全く知らなかったが、テレビ放送の中で「藤原監督によると、年末に16名中14名が体調不良となった」と紹介され、唖然とする。いったい何が起こった?新型コロナかインフルエンザに集団感染?

 

 往路競争終了直後の報道によると「12月23~27日の最終合宿で、風邪が爆発的に増えてしまって。棄権も考えた。選手たちは出れただけでもすごいよ、と伝えた」と藤原監督が語る。

 

 往路メンバーでは、2区のエース吉居大和選手を含む4人が感染。復路メンバーでも、7区の吉居駿恭選手以外は4人が感染。7区の吉居弟は区間賞の見事な走りを見せた。

 

 1区の溜池一太選手(2年)は区間19位。昨年2区で区間賞の2区吉居大和選手(4年)は区間15位。昨年3区区間賞の3区中野翔太選手(4年)は区間20位。4区湯浅仁選手(4年)は区間3位。5区山崎草太選手(1年)は区間14位。

 

 復路の6区浦田優斗選手(3年)は区間5位、7区の吉居駿恭選手は区間賞、8区阿部陽樹選手(3年)は区間22位、9区白川陽大選手(2年)は区間16位、10区柴田大地選手(1年)は区間9位に。

 

 前回区間賞の2区吉居大和選手は「15キロ過ぎから自分の走りが出来なくなってしまった。自分の持っているすべてを出し切れなかった」「終わった後に、耳というか頭が急に痛くなった」と。

 

 前回区間賞で期待の3区中野翔太選手も「呼吸がまともにできなかった」と語った。感染しなかった選手は見事な走りを見せ、感染した選手達は信じられないほどの惨敗を喫してしまった。

 

 今秋は、また予選会からのスタートとなってしまったが、万全なら予選会はクリアできるはずだし、来年の正月こそは「10年目」の事業計画通り、予選会からの総合優勝を目指して欲しい。