国府台球場の工事進捗状況は? | 笑う門には福来るのブログ

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【遅れている国府台球場の新築工事】

 先週の年末に、市川市の国府台球場の新設工事現場に行って進捗状況を見てきた。国府台球場は、高校野球第3ブロックの、そして地域の小・中学の野球少年達の長らくの聖地だった。

     
 老朽化で2019年12月から建て替え工事が開始。2022年春には竣工予定だったものの、市川市は新型コロナの感染拡大で緊急対策予算に転用し工事は1年遅れに。更に竣工は昨春2023年3月と思っていたが“遺跡への影響を低減するための盛土”工事が行われ、遺跡調査の影響でどんどん工事の進行が遅れている。

 

 昨年正月時点での工事現場の標識には「令和6年3月まで」と表示されていたが、現在の標識は令和7年4月末までで「6」の所に白ペイントが塗られ「7」になっていた。
      

 写真は先週12月28日の工事現場。来年の4月に竣工予定のようだが、まだスタンド工事には着手していないように見え、防球ネットだけは出来ていて、本当に来年春季県大会予選で現高校1年生がプレーできるのか少々心配になる。

 

 私には予想外の工事の遅れだった。2019年12月に建替え工事が始まり、既に4年も経過しているのに。遺跡、それはそうだ。奈良時代には、国分寺・国府がこの地にあり、この地域の行政の中心地だった。

 

 掘り返せば、遺跡はザクザクと発掘できる。来年春竣工できれば着工して5年3ヶ月以上の長期間の建替え工事となってしまった。

【新球場の規模は?】
 両翼95メートル、センター122メートル。両翼は今までの90メートルよりは広いが、公式標準仕様の98メートルより3メートル短いのは残念。今後の工事の調整で延長はできないものだろうか。
     

 内外野透水性人工芝、6基の照明塔が設置され、メインスタンドは3階建で1800席以上を収容。他に1・3塁側スタンドがあり、外野席540席が現在は消えてしまった。当初観客席は4340席だったのが、3760席→3145席→1800席以上と縮小されているように思える。

 

 延面積も基本計画では約5155平方メートルから実施設計では約4647平方メートルに。駐車場も当初基本設計で一般車130台+臨時駐車場50台が、実施設計では一般車111台に減っているよ様子。大型バス駐車場が4台分しかないように見えるが大丈夫だろうか。
 

 球場の周りにはゴムチップ舗装の散策用道路(ジョギングコース)も新設されるとか。完成後は、千葉ロッテがイースタンの試合にも使用するフレンドシップ・シティ協定も行われているようだ。
 

 旧球場は狭く、風が吹くと砂嵐が舞い、内野のイレギュラーも大いに気になったが、内野観覧席に自転車で入り込めたりして、どこか牧歌的なのんびりとした球場だった。
 

 2025年春に竣工されれば、内外野人工芝でナイター設備、スタンドにエレベータ―付の素敵な球場になり、早く観戦したいものだ。