長いマスク生活での「頻呼吸」の不安 | 笑う門には福来るのブログ

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 高校野球をこよなく愛し、「平和」にも敏感でありたいと考えています。

【浅く回数の多い呼吸で】

 新型コロナウイルスの第9波はやっと収束しつつあるが、冬の寒さが到来して、また直ぐに第10波の流行がきそうだ。

 

 4年間にわたる長いマスク生活のなかで、最近呼吸の浅さ、辛さが気になりだした。インフルエンザも大流行しはじめ、止む無くマスクをしていると、普通に歩いていても呼吸が辛い。

 

 そんな頃、昨日の「健康カプセル!ゲンキの時間(TBS)」で、聞きなれない「頻呼吸」の問題が取り上げられて興味深く見た。国際医療福祉大学奥仲教授が問題提起。

 

 「頻呼吸」とは、呼吸の回数が増えて浅い呼吸を何度も繰り返してしまっている状態をいう。正常な呼吸は1分間に15回前後だが、頻呼吸では25回以上も浅い呼吸をしている。

 

 長いマスク生活で、多くの日本人が軽度の頻呼吸になっている可能性があると警鐘している。

 

【数々の症状が】

 今までみたいに深い呼吸をしなくなった生活。頻呼吸が続き、息切れ、頭痛、疲労感などが現れる。

 

 流行中のインフルエンザでも、過去3年間で極端に流行がなく、多くの人に免疫力が弱ってしまっている。そして頻呼吸で呼吸機能が低下して、肺炎など重症化の恐れも。

 

 肺胞の壁に炎症や損傷が起こって硬くなり、酸素が取り込みにくくなった「間質性肺炎」も心配される。

 

【呼吸筋群のトレーニングが大事】

 大事なのは弱った呼吸筋群を柔らかくすることで、2つのトレーニングを紹介してくれた。

 

〇「横隔膜呼吸」ー鼻から1-2秒で息を吸い、口から10秒かけてはく。隙間時間に2~3回やるだけでOK。息をしっかりはき切ることが大事。

〇「肩甲骨の上げ下げストレッチ」ー鼻で息を吸いながら肩を上げる。口で息をはき出しながら肩を落とす。

 

 更に、食べ物でも肺機能を回復できるとして、リンゴのポリフェノール、トマトのリコピン、ブロッコリーのフルフォラファンを採ることも大事と紹介してくれた。

 

 コロナ禍の長いマスク生活で、気が付かないうちに衰えつつある呼吸システム。意識して深呼吸をしてみると、呼吸の大事さに気づく。