相次ぐ自動車修理過大請求ートヨタ系列でも続々 | 笑う門には福来るのブログ

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【氷山の一角?相次ぐ過大請求】

 ビッグモーターによる保険金の水増し請求や修理費用の過大請求など、中古車販売店による悪質請求には驚かされた。損保会社との連携にはあきれ果てたものである。

 

 そんな自動車修理で、最近トヨタ系列でも過大請求が頻発していたと報じられ、もはや“ビッグモーター問題”だけではなくなり、「自動車修理問題」に広がりつつある。

 

 私が前車のアルテッツァで10年間お世話になったネッツトヨタ千葉では、実際には修理や交換をしていない車の部位・部品について保険金を請求していた事例が1687件も見つかったと発表。

 

 1台あたりの平均金額は2万4千円。工場社員は「工場の売り上げ増加などを目的に過剰計上した」と話しているという。

 

 札幌トヨペットでは、塗装作業でキズへの耐性に優れた高機能クリア塗装の料金を請求しながら、実は通常仕様のクリア塗装しかしていなかった。2021年以降で34店舗1417件にも及ぶとか。

 

 同じような過大請求は、トヨタの茨城県・静岡県・沖縄県の販売会社でもなされていたと発表されている。

 

 大阪トヨタでは、板金塗装修理で実際の作業内容に対して過大な料金を請求した事例を発表。2021年4月からの半年で25拠点67台。

 

 トヨタ以外でも、中古車販売店「ガリバー」でも、自動車修理で保険金の誤請求が3件見つかったと発表。

 

 東京海上日動保険から、不適切請求が120件あったとして調査依頼があり、点検調査して分かったという。他にも中古車販売会社での請求過大報告が続いている。

 

【車の所有者は言われるままの支払い】

 我が愛車もつい先日定期点検を行ったばかり。長く乗っていると、検査の度にあすこが悪い、この部品が消耗している、と悲鳴を上げたくなるほどの指摘を受ける。年が経つにつれその費用は年々バカにならない金額になる。

 

 修理が必要と言われれば、安全のためにお願いせざるを得ない。車両保険を使えば保険の等級だって金額によっては3段階も下がったりする。

 

 目の前で修理しているのならともかく、裏の工場で修理してきて、修理箇所の点検もできぬ中きっちり代金請求される。会社の担当者を信じるしかないのが現状だ。

 

 もし、何も修理していないのに保険金請求をされたとしたら、その事実は車の所有者には知るすべもない。

 

 今回のトヨタ系列の発表は、トヨタだけの問題ではなく、これから他のメーカーにもどんどん飛び火していく問題かもしれない。氷山の一角の事案だったら恐ろしい。