【シニア犬の食べムラ】食べない理由を考えてみる | 福井さん家の3姉弟

福井さん家の3姉弟

2000年生まれのクリンを筆頭に、2002年生まれの妹の「ニコ」、2009年生まれの弟の「みのすけ」の3人姉弟と共に暮らす中で、楽しいこと、よかったこと、困ったこと、悩んだことなど、ペットを愛するみなさんと情報を共有できれば、とブログを始めました♪

京都市下京区在住、17歳の長女を筆頭にさんにん(4本足限定)&人間枠から犬枠に降格した長男(戸籍上は旦那)の子持ちの福井惠子でございます(^○^)
 
 

飼い主の「困った」は飼い主同士で情報交換

 

wanwanlab ワンワンラボ

 
 
おはようございます、ふくいちゃんです。
 
 
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クリン様、昨日は寝起きに特盛ンコを出して、その後また特盛おかわりンコしておりました。
 
 
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いっぱい出まつた。
 
 
 
あれほど食べないと悩んでおりましたが、多少のムラはあるものの、今ではしっかり食べてくれて、ハイシニアなのに丸々としております。
 
 
食べムラについてものすごく悩んでいた頃、ネット検索しまくって情報を探し、一番参考になったのは先輩飼い主さんのブログでした。
 
 
その経験から、少しでも参考になればと、食べムラシリーズを記事にするようになりました。
 
 
ありがたいことに、「シニア犬 食べムラ」で検索すると、1ページ目にわたしのブログが出てくるようになりました。
 
 
 
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今ももしかしたら、食べない悩みをお持ちの飼い主さんが見てくださってるかもしれません。なので、食べムラや食い渋りになってしまった原因→わたしの経験したこと(主に失敗談w)を書かせていただきます。
 
 
参考までに、クリンの体調不良の記録をまとめた記事を貼っておきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
【シニア犬の食べムラ】あるかもしれない、食べムラのきっかけ
 
 
 
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クリンが約2年前に食べなくなったのは、前足に不具合が出て、痛み止めの薬を飲んだことが始まりでした。
 
 
クリンは14歳まで病気をしたことがなかったため、あまり知識もなく、ただ病院でいわれたことをそのままやっているような状況でした。
 
 
薬は絶対に飲ませなきゃいけない、と思っていたので、とにかく薬を飲ませることだけに躍起になってました。
 
 
クリンは痛みでご飯があまり食べられないのに、きつい薬を無理やり飲ませ続けたため、胃が荒れてしまい、そこから食べムラが始まってしまいました。
 
 
そして、薬を飲ませることを優先順位一番にして、クリンの好きな食べ物に薬を仕込むという、最悪なことをやらかしてしまいました。
 
 
それも口を無理やりこじ開けて、口の中に薬を突っ込んで、マズルを掴んで無理やり食べさせるという荒業で…( ꈨຶ ˙̫̮ ꈨຶ )
 
 
おかげでクリンは、一切口を触らせてくれなくなりました。そして、好物だった食べ物は、大嫌いなものになりました。ああ、バカなわたし。
 
 
 
後からふと気づいて薬を舐めてみたところ、しびれるくらい苦かったんです。まさにクリンにしたら拷問。本当にごめんなさい。チーン。
 
 
 
 
 
 
〈食べムラのきっかけを考える〉
 
 
・食べムラが出始めた頃に、いつもと変わったことはなかったか(投薬やサプリなど)
 
 
・「食べる」という行為に、ストレスになるようなことはなかったか(無理やり食べさせる、怒る等)
 
 
・薬は苦くないか(少し切って舐めてみると答えはあるかも)
※特に抗生剤は苦いのが多いです涙
 
 
 
 
 
 
【シニア犬の食べムラ】好物を減らさない
 
 
 
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薬でやらかしたわたくし、さらに無理やり食べ物に包んだ苦い薬を押し込むことで、「食べる」ということを「嫌なこと」にしてしまったわけです。
 
 
当時はね、もう必死のパッチでした。薬を飲ませないとあかん!みたいな。
 
 
鬼の形相で、クリンを部屋の隅に追いやり、マズルを掴み、無理やり口をこじ開け、苦い苦い薬を牛肉や豚肉のボイルしたものに包み、水分で薬が溶けて苦味コーティングされた肉を無理やり口に放り込む。もはや地獄。
 
 
 
おかげで、クリンが肉を食べるようになるまで、1年以上かかりました…( ̄ー ̄)
 
 
もちろん肉だけではありません。ヨーグルト、はちみつ、芋の甘露煮、フルーツ、魚肉、ジャーキー、クッキー、ケーキ、パン、生クリーム…
 
 
それまで好きだったありとあらゆる食べ物に薬を仕込んで無理に食べさせようとしたため、残念ながら更に食べなくなってしまいました。
 
 
 
 
〈食べムラの被害を最小限に〉
 
 
薬と食事は分ける!(超重要)
 
 
・特に好きなものと薬を絶対に一緒に食べさせない!
 
※いざという時に、好きなものの手数がないと本当に困ります。これほんま困りました。
 
 
・薬を仕込む食べ物をフード以外に作る
 
※普段食べているものと薬をイコールにしてしまうと、ご飯そのものが苦痛になり、余計に食べなくなってしまいます(経験談)
 
 
 
〈参考〉薬を飲ませやすいものまとめ(ブロ友さん情報)
 
 
ブロ友のfm331さんに教えてもらいました。簡単に手作りできるトレーナーさんオススメのレシピです。食いつき抜群です。
 
 
ブロ友のピーチーパパが、たくさんの薬を飲ませるために使っておられた、人間の子供用のものです。
 
 
ブロ友のかおりんさんが、これを使って飲ませていたそうで、全然嫌がらなかったとのこと。
 
 
うちは人間用の丸型のオブラートをカットして使ってました。手軽で使いやすかったです。
 
 
※その他にも、フレーバードゥ、おくすりちょうだいなど、「犬 投薬補助」で検索すると、いろんな商品が出てきます。
 
 
 
 
 
【シニア犬の食べムラ】食べない理由を考える
 
 
 
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ハイシニアになると、視界は狭まり、鼻も効かなくなってきます。犬は味覚が人間ほど豊かではないため、匂いというのは食べることと直結する、とても大切な情報です。
 
 
わがままもあります。年取ると、人間も犬もどんどん頑固になります。もし食べなくなった理由が病気や薬でない場合は、わがままというのもあるかもしれません。
 
 
また、消化機能が落ちていると、脂っこいものや、脂臭いフードを受け付けなくなる場合もあります。
 
 
歯が悪くなってしまって、今までのフードが大きくて固くて食べられないということも考えられます。
 
 
 
わがままの場合は、好きなおやつなら食べますし、ドライフードにウェットやふりかけなど、トッピングをすると食べてくれる場合もあります。
 
 
匂いの強いものを嗅がせてみて、反応があるようなら、フードをチンしたり、トッピングをすることで食べてくれるようになるかもしれません。
 
 
歯が悪い場合は、フードをお湯でふやかすのもひとつ。これは匂いも強くなるのでとても有効な方法です。
 
 
クリンの場合は、ふやかすと食べないため、フードプロセッサーで粒を小さくしたり、叩いて割ってやると、食べてくれるようになりました。
 
 
 
食べムラは、いろんな原因や理由が複合的に重なってることも考えられます。わたしの場合、「食べない」という事実にとらわれすぎて、結構見落としていることがありました。
 
 
もし愛犬が普通に歩いている、いつもと特に変わらないのに食べない、という場合は、何が原因なのかをもう一度考えてみるといいかもしれません。
 
 
何か思い当たることがあれば、その原因にあった対処をすれば、食べてくれるようになる可能性が高いです。
 
 
 
〈食べない理由を考える〉
 
 
・排便はいつもと変わりないか(回数・臭い・色・形など)
 
※いつもと違う状態が2日以上続いたら、どこかに不具合が出ている可能性が高いため、病院で検査した方がいいです。
 
 
・歯は腫れてないか
 
※口を床に擦り付けていたり、目の下が腫れていたり、口臭がきつかったり、歯茎に赤みがあったり、歯がぐらついていたり、歯石がたくさんついている場合は歯が原因かもしれません。
 
 
・何日も何も食べない場合
 
※この場合は体の中に問題(病気)がある可能性が高いです。できるだけ早く病院で検査してもらうことをオススメします。
 
 
 
 
 
 
 
【シニア犬の食べムラ】飼い主の笑顔が一番の良薬
 
 
 
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クリンの場合、全く食べない日もありましたが、そもそも調子を崩したのが15歳になってから。それでも原因がわかり、問題になっていることを改善すれば、少しずつ食べてくれるようになりました。
 
 
体のどこかに不具合がない限り、お腹が空くと何かは食べてくれましたし、一時は危ないといわれてましたが、無事復活してくれました。
 
 
そして、食べることは楽しいこと、ということを思い出してもらったら、楽しそうに食べてくれるようになりました。
 
 
 
一番効果があるのは、飼い主の笑顔かもしれません。
 
 
 
ちなみに一番悪影響は、怖い顔したり、怒ったりすることでした。(大反省)
 
 
一時、食べない悩みでノイローゼみたいになり、食べないクリンに腹が立ち、カンカンに怒ったりすることもあひました。
 
 
食べない→このままダメになるかもしれない→食べてくれないと困る→手を替え品を替えてみる→食べない→こんなに心配してるのになぜ食べないんだ〈怒〉→萎縮して余計に食べない…
 
 
 
まさしく負の連鎖。この時はほんまに辛かった。泣いたりわめいたり、クリンにしたらいい迷惑です。
 
 
 
わたしの場合、たくさんのブロ友さんから貴重な情報を教えていただいたり、応援していただいたりして、本当に気持ちが楽になりました。
 
 
それで笑顔になることができ、怒ることもなくなり、毎日楽しく過ごすことを一番に考えるようになりました。だからクリンは17歳の今でも元気で過ごしてくれてるんだとしみじみ思います。
 
 
 
ワンコって思った以上に、飼い主の心の動きに敏感です。ワンコが元気のない時こそ、優しい笑顔で接してあげると、安心してくれますし、嬉しそうな顔をしてくれますし、それでやる気になって元気になってくれることもある、とめっちゃ思います。
 
 
 
もし今食べない悩みがある飼い主さんがおられたら。
 
 
 
あなたは1人ではありません。同じような悩みを経験している先輩飼い主さんがたくさんいらっしゃいます。
 
 
 
ワンコを愛する飼い主さんは、本当に優しくて、本当に心強い味方になってくださいます。
 
 
 
どうか1人で悩まずに、横のつながりを持ってみてください。それだけでめちゃくちゃ救われます。
 
 
 
 
次は、食べない時に食いつきのよかったフードについて、書かせていただきます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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