小説:OUT/桐野夏生 | 本と映画と、たまに猫。〜そろそろ、おねむ〜       

初読の著者さん。開いてびっくり2段構えの447頁。読めるか?。

 

出版社サイト(文庫本・上巻)👇

 

 

一言「ぎゃあああ・・・!」

1997年作品。映画にもなってるので、ご存知の方も多いかな。

 

一つの事件を引き金に、手を組まざるを得なかった4人組の女性。

この犯罪心理というか、「場当たり的」「女同士の連帯感」。

すごくなんだかわかるんです。

面倒見がいい(色んな意味で)雅子と自分を重ねたりして。

 

後半になるにつれて、バッドエンドにしか予測できない展開。

正義はそこにないのに。もう身体が緊張しまくり。

 

結構エグいシーンもあったりしたけど

登場人物の話詩が交互していくので、退屈もしない。

雅子が自分の人生を、洗濯機の渦に喩えるあたりも。

めちゃくちゃ共感・・・。

 

圧巻でした。読む時は覚悟して。

 

⭐️今日のマーカーワード⭐️

「人間、転がるのなんて簡単だね」

 

ではまた📕