①流行作家のマンションに集まった、同級生男女たちの思惑は?
②閉店してしまった地方書店。出版社の若手営業マンは割り切れなかった…。
③大学の同好会で熱心に絵画制作に打ち込む彼女。同学年の僕は彼女の情熱に…。
④学園祭で催された降霊会。何か企みがあるのではないか…。
⑤路線バスの降車ボタンをめぐる乗客同士の謎の競争。勝者は誰だ?
⑥逆行性健忘症で警察に保護された男には、二人の妻がいた!?
六編のどんでん返しが、あなたを離さない(Amazon)
読書メーターで人気があった「どんでん返しシリーズ」(他にも何冊が出ている様子)。
①乾くるみ②大崎梢③加納朋子④近藤史恵⑤坂木司⑥若竹七海 の皆さんが、いろんなところで発表した過去作から構成されてます(2匹目のどじょうさん、てっとこか?)。
「THE どんでん返し」って、何となく怖い・救いがたい終わり方の作品かな、と思って開いたら。
さほどではありませんでした。ソフトというか。ミステリー色も薄目。
印象的だったのは、⑤坂木司さん「勝負」。バスの後者ボタンを巡る話って、大人あるある話からそう終わるのね!とサラッとしてました。原稿用紙6枚分で読ませるのはさすが。
④近藤史恵さんの「降霊会」は、学祭の展示室で「降霊会」ってなんだかなーと思いつつ、途中なんだと思わせておいての、ジトっとした終わり方。これが一番「どんでん返し」っぽかったかな。
あと、こういう寄せ集めた作品群で、新たな著者・作品に出会うのも楽しい。
⑥若竹七海さんは、「御子柴くんの甘味と捜査」からの自薦。
キャラ設定が「甘いもの好き刑事」云々と、ライトな事件が並行していたので愉快な面もあり。
ちょっと、メモメモ。
サクッと読めて、こういう作品もたまにはいいかな。新規開拓も兼ねて。
今日も一日お疲れ様でした。
明日もいい日になると、いいね。