捜査一課の一ノ瀬拓真は、異動してきたばかりの係長・大城に苦手意識を抱いている。隣の係が担当する事件の「尻拭い」を一ノ瀬らに命ずる大城。芸能事務所社員が殺害された事件で、聴取後に被疑者が逃亡したというのだが…。業界の闇、錯綜する思惑、捜査方針を巡る対立―。果たして、悲運な者たちの鎮魂はなるか?(amazon)
「ルーキー」 から数えて、シリーズ6作目。もうそんなになりますか。
交番勤務から千代田署刑事課強行犯係に転属した、新人刑事だった一之瀬も。
警視庁捜査一課着任3年目。後輩・春山とペア組んで捜査。
春山とのコンビは前作「奪還の日」 から引き続き。なので、息があってます。
妻が出産間近な話と、芸能事務所の社員殺害事件。
話の枝葉が広がっていないので、ストーリーがわかりやすかったです。
容疑者の自殺で解決すると思いきや、どうやら刑事が最も恐れる「冤罪」の様子が濃くなり。
元上司がらみの「尻ぬぐい」をすることになるのが、一之瀬的にはヤな感じ。
一世を風靡したロックバンドのボーカルで、今は芸能事務所社長・田原。
そしてその会長・戸澤。「大物相手だぞ、大丈夫か」と、一之瀬は念を押されますが。
春山と二人で地道に捜査していくものも、期待値高まる。
一之瀬は取り調べで感情的になるところがよくあるのですが。
「落としの池さん」一係の池畑曰く。
「いくら大物でも、普通の人と同じ扱いをすることで、その無意味なプライドをへし折ってやればいい」。
対峙する容疑者・参考人と駆け引きしながら、落としていく様は。堂に入ってました。
刑事になった一之瀬の、捜査本部での心の葛藤話は、このシリーズらしいかと。
まだまだこれから伸びしろがあるような主人公です。
1作目の「ルーキー」で指導係だったのは、藤島。藤島と言えば、大友鉄。
先日完結したアナザーフェイスシリーズ。ここにちらっと出てきましたよ。
守るべき家族が増えた一之瀬の、次の事件やいかに。
今日も一日お疲れ様でした。
明日もいい日になると、いいね。
