「大阪都構想の最大の目的」橋下市長が語る大阪都構想①(8/6深層NEWSより) | どうなってんの?大阪都構想

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いわゆる大阪都構想のこと、もっと知りましょう。

(少し古いですが、2014年8月6日の橋下大阪市長のテレビ出演の一部を書き起こしてみました(①~⑦)。5つの特別区で切磋琢磨するだけで、都市間競争に打ち勝てるとは到底思えません。)

 

司会:橋下さんが進めるその大阪都構想なんですけれども。

 

橋下:ええ。

 

司会:今、進捗状況、どうなっているのかというところから整理したいんですが、先月23日、その設計図が完成いたしました。現在大阪市は24の、この区から構成されているんですが、えー、再編後はですね、このように、この大きなものになっている、この北区や中央区、湾岸区など、5つの特別区として分けられるということなんです。(←※大阪市を廃止したうえで5つの特別区に分割して、大阪市の財産・事務・権限を、大阪府と5つの特別区、そして一部事務組合という3種類7か所に振り分けるのが、大阪都構想です。住所は変わります財源の保障が無く効果額やコストの計算が怪しく、全国的に例を見ない規模の一部事務組合や、大阪府特別区協議会における調整が困難になることを、野党は問題視しています。参考⇒大阪都構想設計図野党による都構想の勉強会、議会での議論 市会 府議会

 

司会:そもそもの話からで恐縮なんですけど、

 

橋下:ええ。

 

司会:この大阪都構想の最大の目的、ズバリ何でしょうか?

 

橋下:都市間競争に打ち勝つということですね。あの、まあ、今までは、大阪府・大阪市というね、巨大な役所が、同じような仕事をやってですね、非常に非効率だったんです。

 

司会:二重行政。

 

橋下:二重行政です。でー、借金もどんどん積み上がってきますし(←※市は減少、府は増加)、
 
 
えー、それから、大阪市内も、これ、東京の皆さんはあまり感覚、ちょっとわからないかもわからないんですが、区長はね、大阪の区長っていうのは選挙で選ばれないんです。これ、大阪市役所の職員が僕の部下なんです。で、東京の23区の区長っていうのは、みんな選挙で選ばれるでしょう。で、選挙で選ばれる人が優秀かっていったら、そうじゃないのかもわかりませんが、何が違うかというと、切磋琢磨が生じるんです。選挙で選ばれるということは、やっぱり落とされないように一所懸命やるし。他の区と負けないように一所懸命やる。だからね、僕はやっぱりこれからの日本の、その元気と言いますか、日本が成長していくためには、それぞれの都市がね、切磋琢磨していく。ま、競争ですよ。まあ、国際都市間競争というものは凄まじいものがあるんで、この、競争の環境をつくらなきゃいけない。そういう意味で、今回ね、大阪都構想というものは、都市東京ときちんと切磋琢磨できるような、強い、その大阪都(都都?都区?)というね、大都市を仕切る役所と、それから、大阪市内においても、それぞれの区がね、切磋琢磨をしていくような、そういう環境をつくってね、そして、切磋琢磨が無いところに、それ、成長なんかありませんからね、そこで元気にさせていこうというのが、まあ、大阪都構想の大きな目的です。(←※区長を公選にすることで、切磋琢磨して都市間競争に打ち勝つつもりらしいです。) (つづく)