中古レコード店の鼻つまみ者の話 | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

昨日、中古レコード店でのこと…。
見ていたら隣におっさんが来た。
鬱陶しく感じたので、
離れた陳列棚に移ったが、
再び、おっさんが近づいて来た。

この手の人の多くがそうだが、
人がレコードを見ていると、
必ず近くへ寄ってきて、
同じ棚を見ようとする。

多分、私に取られる前に、
良いアイテムをゲットしたい!
取られてたまるか!
と、競争心が湧くのであろう。
付きまとってくる。

私が探すのは、特殊なアイテムだ。
おっさんとは被らないと思うが、
「あなたとは被りませんよ!」
というわけにもいかず、
不愉快に感じながら、
売り場をぐるぐる移動した。

でも、おっさんが隣に来た時、
あることに気付いて、
一層、私を不快にさせた。
体臭というか、加齢臭というか、
異常に臭いのである。
何日も風呂に入っていない感じだ。

そして、来ている服も、
ずっと着続けているのか、
かなり汚れているしボロボロ。
それにしても臭いは酷い!
私は鼻をつまみたくなった…。

昔、私の友人が類似した経験をして、
当時、話していたことを思い出した。
「レコードを買う前に服買えよ!」
と、その友人は述べていたが、
正にその通りだと感じた…。

でも、レコードが好きなことでは、
所詮、同じ穴の狢だ。
そこまで厳しく言う気は無いが、
見苦しい恰好をして、
悪臭まで発散させるのは、
何とかしてほしいと思う。

結局、大したレコードもなく、
早々にレコード店から退散したが、
コロナ後遺症?の嗅覚障害なら、
悪臭は感じなかっただろう。

コロナ感染など論外だし、
再び、嗅覚障害にもなりたくないが、
一方で、悪いばかりではないなと、
改めて感じた出来事だった…。
それにしても臭かった。
Oh! it stinks! だ。敵わない…。