小澤征爾さんの最初期録音その2 | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

先日、juliecollector様より
有難いコメントを頂いて、
小澤征爾さんの最初期録音
で掲載した以降の、
初期日本録音LP盤を
所有していることに気付いた。

購入してから数十年経ち、
LPの所有は認識していたが、
勝手に小澤征爾さんの指揮でなく、
若杉弘さんだと思い込んでいた…。

まず、オーケストラル・スペース Vol.1

・武満徹 "弧"
・一柳彗 "ライフ・ミュージック"
読売日本交響楽団
日本ビクター SJV-1501


次に、オーケストラル・スペース Vol.2

・リゲティ "アトモスフェール"
・クセナキス "戦術"
 小澤征爾+若杉弘

読売日本交響楽団
日本ビクター SJV-1513


スペース・シアター
EXPO70 鉄鋼館の記録
・武満徹 "クロッシング"
・クセナキス "ヒビキ・ハナ・マ"
日本フィルハーモニー交響楽団

日本ビクター JRZ-2501


オーケストラル・スペースの
ジャケットデザインは、
星新一さんのショート・ショートの
挿絵風で、とてもユニークだ。

どの音源も10数年前に、
タワーレコードよりCD復刻されたが、
そのCD盤のデザインは味気なく、
大判のLPのデザインは、
インパクトを感じるとともに、
改めて秀逸だと感じる…。

なお、次に掲載するのは、
70年代に入ってからの東芝盤。
日本フィルが分裂する前年の録音。
中古店で頻繁に目撃するので、
結構、売れた盤だと思う。

・武満徹 "カシオペア"
・石井真木 "遭遇Ⅱ番"
日本フィルハーモニー交響楽団

東芝音楽工業 AA-8872



・シベリウス Vn協奏曲
・ブルッフ Vn協奏曲第1番
潮田益子(Vn)
日本フィルハーモニー交響楽団

東芝音楽工業 AA-8873



英EMI SXLP 30137


そして、次の盤は、
初期日本録音ではないが、
78年に北京訪問した際に、
中央楽団を指揮して録音した盤。


中国唱片 M-2387



中国の有名な曲"二泉映月"と、
小山清茂作曲の"
木挽歌"
ボストン交響楽団とも録音した
"草原の小姉妹"協奏曲が
収録されている。

整理が行き届いていないため、
探し出すのは困難極まりないが、
GWに日がな一日、
レコード棚と格闘して、
何とか探せたのが幸いだ。