庭掃除は嫌だ! | 復刻版

復刻版

栄光より挫折、成功より失敗、勝利より敗北…。

昨年末に必死の思いで、
庭掃除をしたばかりなのに、
大晦日の大風などの理由で、
もう落ち葉が溜まってきた…。

長い時間をかけて、
庭を一生懸命掃いて、
集めた落ち葉を袋に詰めたのに、
儚くも数日で元に戻った…。

何だか情けなくて、
そして悔しくて、
涙が出そうになってしまった。
まるで空しい人生のようだ…。

人生に例えるのは大袈裟だが、
空しい繰り返し、
それが人生ともいえる。
また人生なんてそんなものだ。

さて、今冬は比較的暖かいが、
寒さ厳しい冬でも、
昔は落ち葉掃きが楽しかった。
たき火が出来たからである。

庭掃除にたき火は楽しいものだ。
枯葉の燃える匂いは香ばしいし、
何より暖かくなる。
それが体にも優しい…。

アルミホイルに包んだ芋を中に入れれば、
しばらくすると食べられる。
疲れてお腹が空いた体には、
最適の間食となる。

スーパーの安い芋でも、
労働をした後だし、
遠赤外線効果で、
美味しく食べられた。

なのに今では、たき火が出来ない。
寒い中を耐えて、
落ち葉を掃き続けるだけだ。
昔は楽しかった落ち葉掃きも、
現代は苦痛なだけである。

この調子だと、明日の日曜日は、
また辛い作業になりそうだ。
庭掃除は嫌だ!
たき火が出来る時代に戻りたい…。