かめおかゆみこです。
前回書いたように、少しはまじめに勉強しようと思
って、図書館で借りてきました。
がっ、「ハンドブック」とあったので、ざっくり概要
がわかると思ったら、表題の横に、こう書いてあり
ました。「日本舞踊のすべてがわかる小事典」
なに? 「事典」? 「ハンドブック」というから、 さく
っとざっくり読める読みものふうかと思ったら、私
の思いこみかっ?!
あわてて、追加でこちらも借りてみました。
子ども向けにやさしく解説してあるのかと思いき
や、装丁がハローキティなだけで、中味はフツー
に解説書。
どうしたら、もっとカンタンに理解できるようになる
のか?!(とにかく楽をしようとしている)
いや、日本舞踊とは、
>その大成以前から伝承された古典技法
>を基礎とし、舞台で表現される芸術舞踊
なわけだから、古典を基本とした踊りに関する本
であれば、何でもいいのだ!…と、ヒラキナオリ、
前回見つけた、「伝統芸能が舞台の漫画おすす
め10選」の記事を参考に、マンガで読んでみるこ
とにしました。
で、どどーんと、大人買い…というとカッコいいけ
ど、予算の関係で、ヤフオクで落札。



『花よりも花のごとく』(成田美名子作)1~19巻
こちらは、お能がテーマです。少女マンガらしく、
サブストーリーが、周囲との人間関係やら、ほん
のり恋愛モードやらで、読みやすいです。
後半、ちょっとそのサブストーリーの要素が強く
なっていますが、毎回、能の作品解説などもあっ
て、参考になります。
2020年1月現在、19巻まで出ていて、まだまだ
つづきそうです。
もうひとつは、こちら。『かぶく者』(全8巻)完結
タイトルでわかるとおり、テーマは歌舞伎です。
こちらは、青年コミックでの連載。
サブストーリーは最小限で、がっつり、歌舞伎を
つくるところにドラマをもっていっているので、私
としてはかなり読みごたえがありました。
後半、ちょっと絵の表現がすごすぎて、「ここまで
やるか」と,気持ち引きそうなところもありました
が、めっちゃおもしろかったです。
がっ、一般受けしなかったのか、急な打ち切り感
満載の終わりかた。レビューでもほとんどのひと
が「ラスト不満足」と書いてました。
この2つのマンガ、計27冊を2日間で読み切り、
目下、かなり満腹感でいっぱいです。
能にも歌舞伎にも、奥の深さを感じさせてくれて、
日本舞踊って、おもしろそう!…と、わくわくです。
※chihiro sakaiによるPixabayからの画像です。
本文と写真は直接関係ありません。